大爆笑『ステージトーク』天飛華音・舞空瞳 感想
星組の『ステージトーク星』で、天飛華音くんと舞空瞳ちゃんのお話を聞いてきました。

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お人形のような可愛いひっとんが登場の時は「わぁ、かわいい~」と歓声があがっていました。
かのん君も彫りの深いお顔立ちに金髪が良くお似合いで、やはり舞台化粧だけでなく普段メークのお顔も「蘭寿とむ」さんに似ていてカッコ良かったです。

同期二人の息の合った仲良しトークがとても楽しく、特にかのん君の場慣れしていない「素のまんま」の朴訥さがとてもチャーミングで、笑いっぱなしの1時間でした。

「相手役さんをヒトコト」でかのん君の応答に大爆笑

「相手役さんをヒトコトで」というのが「スカイステージトーク」の恒例の質問ですが、その質問を受けるとカノン君は
「考えてくるのを忘れていた~!考えなくちゃあと思っていたのに。どうしよう、どうしよう」
と、驚きの表情と大きなリアクションで、後悔することしきりでした。
かのん君のそんな真面目で素直なオーバーリアクションに会場は大爆笑でした。

司会の方から「はじめてのパターンです」と言われていました。
通常は忘れていたとしても、その場で何とか考えて楚々とこたえるでしょう。てんぱってしまうあたりが、スレテイナイ新人かのん君らしさ。

先にひっとんは、
『華音くんをヒトコトで熱さ100%!

それを受けて華音くんは、
ひっとんをヒトコトでキラメキ100%!

音楽学校では、首席次席という関係ではじまり、互いに信頼し合い、尊敬しあっている、本当に良い関係であることが感じられました。
ひっとんの組替えで同じ組になって、新人公演でも主演コンビとなって、全てのことがさらに良い方向に互いに作用しているようです。

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新人公演の小林寺のハプニングは、本当にアドリブ?

新人公演の小林寺のシーンで、後ろで老人風の動きで反復横跳びをしている天路そら君が面白くて、観客がそちらに注目するようになり、次第に笑いと拍手が大きくなって、真ん中でお芝居をしていたカノンくんと蒼舞咲歩くんが芝居ができなくなったため、カノン君がアドリブで、「ちょっと待ってくれる?」と言って、芝居を進めるハプニングがありました。
この進み方があまりに面白かったので、「実は筋書きだったのでは?」と疑問符が飛ぶほどでした。新公を観た人は同じ思いを抱いたようで

司会の方が、「客席からの質問で一番多かったのが、このシーンについてのこと」と仰り、カノン君に質問されました。

元々背後で反復横跳びがだんだん上手くなって、良かった~と僧侶たちが喜び合う演出だったそう。

「前で芝居してて、なんかね、クスクスと笑いが起きてきて、だんだん大きくなって、その内拍手まで起こって、
明らかに客席の目線が、こちらに向いてなくて、絶対コレ!私たち観てもらえてないと、思わず
「ちょっと待ってくれる?」と叫んでました!」

と、咄嗟に出たアドリブだったことを説明をしてくれました。

新公後本公演を観ましたが、同じように老人風僧侶が反復横跳びをしていましたが、真ん中で芝居をしている二人に求心力があったので、観客が背後に注目することにはなりませんでした。確かに本公演の老人役天路そら君ほどの面白い演技はしていませんでしたが。

あの新人公演で、わずか研4で、自分たちの芝居をすすめるために、先輩に「ちょっと待って」と声をかけることができるのは、全体を把握し判断できる余裕があり、大物である証拠です。将来が楽しみ♪
そして真ん中の芝居に注目してもらえるよう求心力をもたなければならないことも、学んだことでしょう。

新人公演の開演アナウンスについて

高い可愛い声のかのん君の新人公演の開演アナウンスについて、司会の方も驚かれたようで、質問されていました。
「気合い入れて録ったんですが、声高かったですね。
お稽古場でも一度流れたんですが、みんな誰?ダレ?状態で、
私も誰?だれ?でした」

普通に話している声はそんなに高く無いのに、「開演アナウンス」ということで、おすましした声になってしまったのでしょうね。
そういうところが初主演の初々しさだと思います。

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舞空瞳ちゃんは新人公演の日も余裕だった

組替え+2番手娘役+エトワール+新人公演主演娘役というプレッシャーが凄いだろうと勝手に心配していましたが、ひっとんは並外れたパワーの持ち主だとわかりました。
新公公演日の本公演前にひっとんが
「残り物でチャチャっと!」と言って(劇中のアイリーンのセリフで)
手作りの一口大の小さなおにぎりをカノンくんに渡してくれたそうです。
鮭と梅とオムライス、ちょちょっとレベルではなかったとかのん君の感想。
緊張いっぱいだったかのん君は、朝から何も食べてなかったので、そのおにぎりに助けられてそうです。

新公の日は、ひっとんにとっても大緊張で大変な日だったはず
朝に3種類ものおにぎりを作る余裕があるなんて、またその女子力、心遣い。
私が心配する必要などない「スーパー娘役」だとあらためて感じました。

気遣い、慎ましいフォローができる舞空ひとみちゃんの娘役らしさ

ひっとんは『ステージトーク』は2回目。はじめてのカノンくんをいろんなところで、慎ましくフォローしていました。
そういう目立とうとしない娘役力も既に備えているようです。
本公演のショーでの「礼真琴君との風のシーン」のことも、自分のことは話しますが、真琴君については話しませんでした。
今はまだお披露目前なので、そういう点も控えめを心がけているように感じました。
「新人公演のパンフレットの挨拶」をはじめ、トークでの話す内容からも、とても理知的だとも感じました。
「すごい娘役さん」とは思っていましたが、全ての点で出来た子で、ただスゴイなと思うばかりでした。

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かのん君の顔芸について

かのんくんの独特な表現の仕方が本当に楽しくて、大爆笑の連続でした。
ひとつ面白かったことを例にあげますと、ご自分の舞台姿をVTRで見た後、「顔をちゃんと管理します」と。

顔芸がスゴイと言われるそうで、
「自分で自分の顔は見えないので、パッと鏡を見た時ワオッと驚くことがあるので、どう自分が見えているのか客観視しようと思いました」とのこと。
ショーの時のクンバンチェロのシーンなど、一番の下級生のかのん君の顔芸が濃くて個性があって良いと感じているので、今のまま「個性の星組」で際立っていったらと思いますが、かのんくんはそれを直したいと思っているようで。
今度観劇する時に、かのん君の顔の表情を集中的に観たいと思います。
多分あのノリノリの中で、自然に顔が濃いままだと思います。星組はそれが評価される組だと思うのですが。
蘭寿とむさんも顔のキザさが魅力でした。

102期のトップスリーは音楽学校時代から稽古好き
同じ星組の咲城けいくんは、102期の成績3番目でした。
ひっとん、かのんくん、けいくんの「トップスリー」3人は、音楽学校時代、お休みの日曜日は一緒に自主稽古をしていたそうです。
義務からではなく、自主的に稽古が楽しくてたまらないという感じで、やっていたよう。
現在この3人が星組に在籍していますから、星組のこれからは、「明るい」と感じました。

ひっとんは、次期トップ娘役さん。その活躍を皆が期待していますが、期待以上で応えてくれるでしょう。今回確信しました。

かのん君は、礼真琴君を尊敬しているようで、歌唱力もダンス力も既に礼真琴君の片鱗を感じさせてくれる大器です。
このまま成長していくと、男役10年の頃には素晴らしいスターさんになっているのではないでしょうか。

『ステージトーク』に出席すると、新人公演の主演を経て、さらに未来に向かって羽ばたこうとしているキラキラとした生徒さんを通して、エネルギーをいただけます。
特に今回の星組の二人は、パワーがみなぎっていました。
こういう若手がいる限り、宝塚は不滅だと思います。

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