95期4人目は桜木みなとくん?
こんにちは、くららです。
今日は、宙組「アナスタシア」の初日を観劇して、私が直観で感じたことを、書きたいと思います。
あくまでも、「くららの主観」であり、おばちゃんの勝手な感じ方なので、軽い気持ちで読んでください。

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桜木みなとくんが抜けた!?

神7」と言われる95期の男役さんたち。
「礼真琴くん、柚香光くん、月城かなとくんに続くのは誰だ!」と多くのファンは見守っています。
今回「アナスタシア」を観て、桜木みなとくんだ!と明確に思いました。

今までの道のりの中で、桜木みなとくんは、水美舞斗くん朝美絢くん瀬央ゆりあくんより、3番手羽根を背負ったり、東上主演を一番乗りで果たしたことで一歩リードしていました。
現在はスカイステージで「Brilliant Dreams +NEXT」が半年間にわたって放送中です。

しかし本公演での存在感というか、スター性というか、今ひとつ決定打に欠けることを私は感じていました。

しかし今回のヴラド役は、ひげもじゃで眼鏡で、決して見た目は良くありませんが、真風さん演じるディミトリの相棒で、出番も見せ場も多く、コミカルな魅力にあふれていて、存在感が抜群でした。
そして「歌唱指導」と言われるフィナーレ歌手も、つとめていました。
(歌唱指導は、2番手がする場合が多いです)

次に進む決定打を、この公演で打ったような印象を私は持ちました。
まだ初日を観劇しただけです。さらに役が深まり、良くなっていくように思っています。

初日のweb記事

初日の終演後には、様々な新聞社からweb記事が出ます。

2番手スター芹香斗亜(せりか・とあ)は、星風演じるアーニャをひそかに思うロシア新政府役人を好演。
人気スター桜木みなとが、真風演じる主人公の相棒で元貴族をちゃめっ気たっぷりに演じる。引用日刊スポーツ

「人気スター桜木みなと」という言葉に、目が留まりました。
桜木みなとくんは、95期の人気スターの一人です。
しかし、その中で特に人気があるわけではありません。
「人気スター」と言うなら、他の95期に飛び抜けて人気のあるスターはいます。

「人気スター=95期」という意味合いもあるような気もしました。

そして、日刊スポーツがこういう表現を使うのは、うがった見方をすれば、すでにひかれている規定路線のような。
「人気スター=95期」の月城かなと君に次ぐ「4番目のスター」は、桜木みなとくんと決まっているような。
桜木みなとくんが主演した「壮麗帝」に関しての記事でも、同じような思いを持ちました。

新春カラーポート初掲載年

2015年 礼真琴、柚香光
2016年 月城かなと、桜木みなと
2017年 朝美絢、水美舞斗、瀬央ゆりあ

桜木みなとくんは、2015年「相続人の肖像」でバウホール公演初主演。
月城かなさくんは、2015年「銀二貫」でバウホール公演初主演。
ふたりは、同じタイミングでバウホール初主演をし、新春カラーポートに掲載されていました。

「95期神7」と言われますが、礼真琴くんと柚香光くんは、その中でも先駆けてスター街道を歩み、
それに続いて月城かなとくんと桜木みなとくん。
さらに続いて朝美絢くん、水美舞斗くん、瀬央ゆりあくん。
と、3段階に「推される」タイミングは分かれていました。

「95期人気」が爆発して、「95期の7人」という捉えられ方をされてきましたが、スターとしてのスタートは、同じでは無かったのです。
そしてスターとしての終点のトップスター就任も、こうして過去を振り返るとそのスタート時期に準じているような感じがします。
宝塚のスター選抜というのは、実に計画的に行われているのです。
(時にイレギュラーが起るのですが)

「95期人気」が爆発して、昨年の10月から12月にかけて、トップスター2人を除く5人の「1stフォトブック2019」が次々と発行されました。
まるで5人が競っているような印象を受けましたが、月城かなとくんはすでにその頃月組の2番手スターでした。

「アナスタシア」の公演で、桜木みなと君が羽根を背負ったわけではありませんが、私は勝手に「95期の番手争い」の中から、明らかに桜木みなとくんは抜けたと思いました。
今回の桜木みなとくんの役はとても難しかったと思いますが、歌も芝居もダンスも、実力と頑張りで克服して、舞台の上で輝いていました。
名実ともに、高いハードルを越えたとも思うのです。

2020年の「フィナーレの歌手」の意味

雪組『ワンス・アポン・ア・タイム』1本物
彩凪翔、朝美絢

星組『Ray -星の光線-』 
天華えま、極美慎
(愛月ひかる、瀬央ゆりあは拮抗状態のため、その下の番手に。ショー作品)

花組『はいからさんが通る』1本物
瀬戸かずや(2番手)

月組『ピガール狂騒曲』
暁千星

宙組『アナスタシア』1本物
桜木みなと

こうして書き上げてみると、いろいろな意図が読み取れて面白いです。
1本物の作品の「歌唱指導」と言われるフィナーレの歌手は、2番手、もしくは3番手が担当します。
2本物作品の場合、ショーにフィナーレの歌手がいない場合はあります。

来年の雪組望海さんサヨナラ公演『シルクロード~盗賊と宝石~』のフィナーレの歌手は、朝美絢くんになるのか?

その次の星組『ロミオとジュリエット』のフィナーレの歌手は?
愛月ひかるくんか、瀬央ゆりあくんか?
「死」を演じるあいちゃんは、お化粧が「フィナーレの歌手」に向いていないかも。

「アナスタシア」の階段おりが5人だけから思うこと

今回の階段おりは主要な役の5人だけでした。

昨年暮れに星組から組替して来て、今回が本公演初披露となった紫藤りゅうくんは、2役が与えられ印象的なセリフのシーンもありましたが、役不足で気の毒でした。しかも階段おりもなし。
歌唱力が抜群な瑠風輝君も、ニコライII世として回想のシーンなどの出番はありましたが、得意な歌を披露する時がありませんでした。

瑠風輝君に、「エトワール」や「階段おり」で存在感を見せる場が与えられても良いと思いますが、今回一切ありませんでした。
海外ミュージカルの制約の関係と言われたらそれまでですが、通常フィナーレはそういう制約に関係ない場合が多かったです。

瑠風輝君は、これから推されていく「トップスター候補?」と思っていましたが、もうそうでなくなったのか?

「若手路線スター枠」が極端に少ない

私の勝手な思いかもしれませんが、最近の傾向としては、「路線スター枠」を狭めているように感じます。
現時点で、トップスター候補は、93期の二人、95期のスターたち
そして96期以降では、 97期の永久輝せあくん、98期の暁千星くんの二人のみ。
その次は100期以降のような。
100期以降は、「路線スター枠」をそれなりに広げているような印象があります。

今度の星組の「ロミオとジュリエット」で新公主演経験者たちが活躍する予定ですが、天華えまくんがトップスター候補になる可能性は低いような。

95期に人気のある路線スターが集中していて、活躍して欲しいので、それ以降の「トップスター候補のスター枠」を意図的に減らしているのかな、と思えるからです。

ということは、
桜木みなとくんが95期の4人目のトップスター候補として、
さらに5人目、6人目と95期トップスター候補は続く予定なのか?

1作や2作だけのトップスターを誕生させたら、トップスターは沢山誕生します。
過去のファンとしての思いを言わせてもらうなら、「1作就任退団」はスターにもファンにも幸せではないように感じます。
最低でも3作でしょうか。

6年間に誕生したトップスターは何人?

2014年 明日海りお、早霧せいな
2015年 北翔海莉、朝夏まなと
2016年 珠城りょう、紅ゆずる
2017年 望海風斗、真風涼帆
2018年 なし
2019年 礼真琴、柚香光

6年間に10名のトップスターが誕生しています。
長期就任のトップスターもいらっしゃったので、少し短めの周期になれば、1年間に2名ずつ誕生ということもあり得るでしょう。

人事の反感をかわないように、現在人事の采配が消極的なように感じています。
しかし、いつまでもお茶を濁したような人事は、結局弊害を生むことになります。
これから人事が動いていく時でしょうか。

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