花組柚香・華を過去のデータから検証
こんにちは、くららです。
月組、雪組、星組と続けてきた、「歴代トップコンビ」の組み合わせについて、今日は花組について書いていきたいと思います。

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花組独特のトップ人事と花組トップ娘役像

花組は今年の6月に娘役に焦点をあてて、下記の二つのブログを書いていました。
内容が重なるので、「柚香・華」コンビに焦点をあてて書いていきたいと思います。


花組トップスターの変遷
表を見れば一目瞭然!男役さんと娘役さんが一同時退団されたことは、過去4回だけ。

・高汐巴&秋篠美帆(2代め)(1987年12月30日)
・大浦みずき&ひびき美都(1991年11月29日)
・安寿ミラ&森奈みはる(1995年5月5日)
・真矢みき&千ほさち(2代め)(1998年10月5日)

しかもこの4人のトップスターは続いての就任でした。
1998年の真矢みきさん以降、花組ではトップスターとトップ娘役が同時に退団したことはありません

●の数は相手役さんの数です。
男役さんも娘役も、複数の●がついている方が多いです。

花組の場合は、2人もしくは3人の相手役と組んだ男役も娘役も多数。
男役では、明日海りおさんが4人の相手役さん。
春野寿美礼さんが3人の相手役さん。
どちらも最後の相手役さんは、次期トップスターとも組んでいます。

娘役では、若葉ひろみさん、大鳥れいさん、蘭乃はなさんが3人の相手役さんと組んでいます。

トップスターに合うトップ娘役を選ぶとよく言われますが、複数人とコンビを組む花組の場合は「花組カラーの娘役を選ぶ」という感じのよう。
それほど相性は、重視されてこなかったように思っています。

花組トップ娘役の就任作数

同時退団以降のトップ娘役さんの就任作数をあげてみました。
・大鳥れい……7作 (愛華みれ・匠ひびき・春野寿美礼)
・ふづき美世……5作(春野寿美礼)
・桜乃彩音……7作 (春野寿美礼・真飛聖)
・蘭乃はな……9作 (真飛聖・蘭寿とむ・明日海りお)
・花乃まりあ……4作(明日海りお)
・仙名彩世……4作 (明日海りお)
・華優希……2作 (明日海りお・柚香光)
(数字が間違っていたら、ごめんなさい)

宝塚ファンが関心を持っているのは、華優希ちゃんの就任数は何作になるか?ということでしょう。
花組の過去の例にのっとると、柚香礼・華優希コンビの同時退団は、無いということになります。
過去の例は、必ずそうなるわけでも無いでしょうが、れいくんに二人目の相手役もあって当たり前?

花組ではトップコンビの「相性」は、それほど重視されてこなかったと書きましたが、柚香礼・華優希コンビの相性は抜群に良いと思います。

柚香&華コンビは存在感がありすぎる

現在東京で上演中の「はいからさんが通る」で、ラブラブな名コンビぶりを見せてくれています。
れいくんが、華ちゃんを見つめる目が、真剣すぎる。熱すぎる。
れいくんの魂のこもった芝居力によるところも、大きいと感じています。
れいくんの華ちゃんへの寄り添い方が素晴らしいので、華ちゃん演じる紅緒の輝きが増しています。
娘役に寄り添うことができて、その姿もとっても素敵な、こんな男役さんは、なかなかいません。

来年の1月の公演の『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』のポスター1枚だけなのに、面白さが爆発しています!
歌が今一つのコンビが、「ブロードウェイ・ミュージカル」をどう処理して、この二人は一体何を見せてくれるのか?興味津々です。

柚香光くんの圧倒的な華とスター性

「はいからさんが通る」は、東京宝塚劇場公演で、大好評を得ています。
公演プログラムの見開き2ページが、衝撃的なポーズの、柚香光・伊集院忍少尉の格好良すぎる写真でした。
ここでボッーと見とれてしまって、なかなか次のページをめくることができませんでした。

そして、この見開きページだけで、「はいからさんが通る」の再演の趣旨がわかりました。
イケメンすぎる少尉で、お客さんを釣る。言葉が悪いですね、顧客の新規開拓。
この趣旨は大成功しているようです。
宝塚のトップスターは、みなさん格好良くて素敵ですが、れいくんはそのレベルが、かつてなかったワンランク上

コスメのイメージモデルにも起用
さらに、この9月から柚香光くんは、チャコットのコスメのイメージモデルに起用され、電車の車内でポスターを目にします。
JR東日本首都圏全線社内、阪急全線車内などで展開中とのこと。web広告にも表示され、宝塚ファンだけでなく、多くの一般の方々が柚香光を目にされています。
舞台の上では「完璧な格好良い男役」なのに、人間離れした妖艶な美を表現していて、モデルさんにしか見えない。
こんな起用の仕方をされたトップスターを私は知りません。

「この人が宝塚のトップスター?」というギャップが、また顧客の新規開拓にもつながるでしょう。

私の知人で「歌が~」と柚香光くんに対して講釈を垂れていた方が、今ではスッカリ柚香沼
柚香光旋風は、まだまだ吹き続けるのではないでしょうか。楽しみです。

ダンスの花組も期待したいが

柚香光くんには、ビジュアル、芝居力だけでなく、飛びぬけたダンス力もあります。

今年の1月の「ダンスオリンピア」では、花組メドレーが歌われ、最後『心の翼』で締められました。
高汐・大浦時代のものが中心だったので、その頃を愛していた「花組ファン」には、涙が出る程懐かしいものでした。

そして柚香光くんを中心とした花組のダンサーたちの活躍を目にして、「ダンスの花組」の復活にとても期待しました。

しかし「ダンスオリンピア」1幕のセントラルパークでのデュエットダンスは、「宝塚のフレッド・アステア」大浦みずきさんをイメージした「デュエットダンス」という予告があったので楽しみにしていたのですが、ダンスが得意では無い華優希ちゃんが相手なので、イメージしていたデュエットダンスとは全然違ってガッカリしました。
その時から、ダンスが売りのれいちゃんには、ダンスの得意な娘役さんと、デュエットして欲しいという思いが残りました。

でも、ダンスが苦手というだけで、芝居の息がぴったりの「柚香光&華優希」コンビが無くなるのは、残念な気がします。

春野寿美礼さんの同期の鈴懸三由岐さんは、現在劇団で振付を担当されています。
春野さんがトップの頃は、娘役ダンサーとして花組の舞台で大活躍されていました。
以前は各組に「ダンサー」という立場の人がいて、技術力の高いダンスを舞台で披露していました。
得意でない部分は、そういう得意な娘役さんに任せたら良いのでは?と思います。
華ちゃんが無理をして、難しいデュエットダンスに挑戦して、トップコンビが共倒れになるよりも、全然安全で安心です。

「花組のトップ娘役」という立場は、現在も過去も、叩かれやすい立場にあるように思います。それだけ注目される位置なのでしょう。
(私も姑根性の満ちた思いになる時があります。)

柚香光くんと組んで1作目で、すでに退団の話が出るのは、はやすぎるように思います。
花組の娘役さんは、4作は就任されています。
先のことは、わかりません。

次回作は「アウグストゥス-尊厳ある者-」と「Cool Beast!!」の二本立てです。
「Cool Beast!!」でのダンスの花組に期待しています。

時間が無い中でサッと書いたので、いつもにも増して読みにくくて、まとまってなくて、ごめんなさい。

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