忘れた頃に「週刊文春」!
こんにちは、くららです。
忘れた頃に宝塚関連の記事を掲載するのが「週刊文春」です。
8月27日号には、ふたつの宝塚関連のものがありました。
配偶者が購入しているので、私のところに回ってきました。

今回は1ページにも満たない掲載で、見出しは強烈ですが、中身が薄いです。
お盆明けはネタが無いといわれているので、宝塚を取り上げるのが苦肉の策だったのかなと思います。

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週刊誌やテレビのワイドショーネタは、自分がその分野に詳しくなければ、「あっ、そうなんだ」と思います。
しかし詳しければ、「ちょっと違う」と思ってしまう典型的なものでした。

見出しは、号泣、ご近所トラブル、缶詰宝塚歌劇団のコロナ事件簿

花組ネタについて

花組公演でクラスターが発生したことを取り上げていました。

ある生徒の保護者の発言
1 公演の再開前に当然PCR検査を受けさせるものと思っていたのに、一切なかった。
2 体調管理は生徒任せで、具合が悪くなると自己申告するように言われていたが、自分がトップバッターになりたくない、体調不良でも正直に言うのがこわいと、怯えていた。
3 保健所の指導のもと、銀橋付近の5列目までの客に対して、歌劇団からPCR検査を受けるよう呼びかけがあり、それを聞いた生徒が「お客様に迷惑をかけて申し訳ない」と号泣した

クラスター発生から2週間以上経過していますが、客席で感染者が出た報告はありません。
何も問題がなかったというのが事実で、今さら話題にすることではありません。

ある生徒の保護者が、内部事情を全て把握していることが不思議でした。
小学生ではあるまいし、生徒が内部事情を親に逐次報告するとは思えません。ほとんどの生徒は親と同居もしていません。

「クラスターが発生」と判断され、劇団は8月31日までの公演中止を決めた。と書かれていましたが、クラスター発生後は8月16日までの公演中止でした。
8月14日に陽性者が判明したために、8月31日までの公演中止が8月15日に公表されました。
時系列が違います。

星組ネタについて

8月7日から東京公演が中止になっている星組についての内容。

実家や自宅が東京にないジェンヌたちは、寮に缶詰めになっていると書いてありましたが、実家以外に東京に自宅をもっているジェンヌさんは、ほとんどいないと思います。

寮のジェンヌたちは、散歩や外出は禁止され、毎日、自腹で出前を取って過ごしていると、(前出・保護者)が話したそう。
前出・保護者とは、花組の保護者です。
花組の保護者が星組の様子まで、把握できないでしょう。

21日から公演が再開予定です。「体が資本」のジェンヌさんたちに、散歩や外出を禁止することは考えられません。
そして健康管理を徹底しているのに、出前で食事をすますことも、考えられません。
買い物に行くことが禁止されていたとしても、食料調達を助けてくれる同期のOGや関係者は沢山いるでしょう。

生徒は「早く帰りたい」と嘆いていると、(前出・保護者)が話したそうです。
7月31日の東京公演の初日には、舞台に立てることを心から喜び、熱い思いにあふれている星組生たちのスゴイパワーを感じました。
そんな星組生が「早く帰りたい」と思うわけがありません。
読んでいて、あまりに現実からかけ離れているので、思わず笑ってしまいました。

宙組ネタについて

緊急事態宣言中、自宅待機を余儀なくされていた宙組生に対して、マンションの近隣住民から「足音の騒音がひどい」と苦情が何度かありました。と今度は(別の劇団関係者)の発言。
その苦情の中に、「部屋には複数人が出入りをし」とありましたが、スターたちのリレーメッセージで、パンを渡すのでさえ、道で通りすがりに渡した、と話されていたと思います。
緊急事態宣言中は、家に行くことは禁止されていたようなのに、複数人を出入りは、間違っていると思います。

自粛期間中でも、ジェンヌさんたち皆、筋トレや自主練を自宅で頑張っていたと思います。
苦情の出た住民の方も、自粛で家にいることになって、余計に騒音が気になって、苦情を何度も報告したのでは?
こういうことは、マンション等集合住宅に住んでいたら良くあることです。
コロナ禍で怒りも増発したのでしょう。

世間に良くある「近所トラブル」なのに、週刊誌のネタになることが、おかしい。

個室の楽屋ネタについて

学年(香盤)順で、上から4番目までの生徒が入るのが「幹部部屋」です。
劇団関係者が、「大劇場で個室の楽屋を使えるのはせいぜいトップ以下4人まで」 と話したようですが、本当の劇団関係者なら、こんな間違いを言わないでしょう。
しかも、現在幹部部屋のトップはいません。

この記事を読んで、週刊誌のネタはいい加減なことを、あらためて感じました。

タメになった記事もあった!タカラジェンヌ転身編

巻末に、宝塚を卒業後、新たな世界で活躍しているOGが、大きな写真とともに紹介されていました。

四方花林(芸名 ひなたの花梨 94期 2012年卒)
写真家として活躍中。

吉田愛理(芸名 愛野りほ 86期)
日本貨物航空のパイロットとして活躍中。
退団後、いきなり海外へ行って、米国と日本でライセンスを取得。
今は副操縦士だが、機長昇格に必要な国家資格も取得済み。

中島かおり(芸名 苑ななみ 73期)
芦屋市議会議員を経て兵庫県議会議員として活躍中。
「あの宝塚で頑張って来れたんだから、議員さんとしてもしっかりやってくれるわよね」という市民の声があったそう。

遠山昌子(芸名 遥海おおら 86期)
赤城フーズの代表取締役社長。
カリカリ梅を開発した祖父の持病が悪化したため、退団して後を継ぐ。
遠山さんが開発したカリカリ梅「梅ジェンヌ」が大ヒット。
東西の大劇場の売店でも販売されています。

小西惠子(瞳里佳 78期)
山口建設株式会社(土木業界)で活躍中。
阪神淡路大震災を経験して土木の世界へ。
一休土木施工管理技士をはじめ国家資格を多数保有

彩羽真矢(芸名同じ 90期生)
YouTuberとしておもに宝塚関連ネタで活躍中。
文春掲載についても、ご自身のYouTubeで語っていらっしゃいました。
「大劇場2500人の前で一人で歌うことが今後の夢」で
「そのためには知名度が必要なので、売名したいです」
ちゃみさんは、こういう言葉を堂々と言う、飾らない人柄が魅力。

退団後は芸能関連の仕事やフィットネスやダンス、宝塚受験スクールなどのインストラクターや講師をする方が多いように感じています。
今後そういう分野へのコロナの影響は厳しいと思います。

今回の文春で紹介された新しい分野に転身している方々のように、これからはOGの異業種への転身が増えるでしょう。
宝塚音楽学校の受験を皮切りに、タカラジェンヌは頑張ることの天才なので、新しい道が次々と開けていくと思います。

我が家には最新の「週刊文春」があるので、宝塚が話題になるたびに、ブログに書いています。
OGの方々のページは良かったですが、「号泣、ご近所トラブル、缶詰宝塚歌劇団のコロナ事件簿」については、くだらないので記事にしようかどうか迷いました。
でも書くネタが無いので、書きました。笑

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