有沙瞳ちゃん次期娘役大歓迎
こんにちは、くららです。
「雪組の次期トップ娘役は誰だ?」論争が灼熱していますね。
有力候補は、有沙瞳ちゃんと言われています。
私もその説に期待しています。

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先日のブログで、「組替え娘役トップコンビで大成功した雪組」をご紹介していましたが、私の思う一番の成功例神奈美帆ちゃん&平みちさんコンビのことをあげるのを忘れていました。
そして、神奈美帆ちゃんと有沙瞳ちゃんは重大な共通点があるのです!

雪組 最高のトップ娘役抜擢成功の神奈美帆ちゃん

雪組の麻実れいさんが退団後平みちさんがトップに就任されましたが、「モサク」という愛称を同期の大地真央さんがつけたそうですが、モサッとしていたからとか。
モサクさんは、身長171センチの長身で脚長でスタイルが良く、ダンスが得意だったのですが、モサッとした垢ぬけなさから、人気面では今一つでした。

そこへ花組から研3の神奈美帆ちゃんがトップ娘役として組替えしてきて、「コンビ人気」で盛り上がっていきました。

新人公演ヒロイン・バウホール公演のヒロイン経験がない中のトップ娘役就任でしたが、歌っても、踊っても、お芝居しても上手で、しかも可愛い!
こんな秘密兵器を花組は、よくぞ隠していたと思いましたが、トップ娘役に就任する1年前から池田銀行イメージガールに就任していました。

当時研2で黒木瞳さんが大地真央さんの相手役に早期抜擢という例がありましたが、ビジュアル面ではお似合いでしたが、月組に実力派の娘役が多かったので、実力面での周りの不満の声はありました。
しかし神奈美帆ちゃんは大絶賛の活躍で、2番手男役・杜けあきさん、3番手・一路真輝さんと共に、華やかに雪組を盛り上げました。

平みちさん退団後、杜けあきさんの相手役と期待していましたが、結婚退団されて短大に通われ、ほぼ主婦業に専念されています。
わずか3年あまりの主演娘役としての煌めきの活躍だったので、ファンの間では今でも「素晴らしい娘役」として印象深く残っています。

有沙瞳ちゃんとの共通点は、池田銀行イメージガールということです。(現在は、池田泉州銀行イメージガール)

トップ娘役に限りなく近い池田銀行イメージガールの変遷

初代の清月輝さん(花組53期生)は、男役でありながら娘役も演じるホープさんでしたが、1970年8月12日に、夏休みの休暇を利用して単身で台湾旅行に出かけた際、日本に帰国するために花蓮から台北に向かう途中、搭乗していた飛行機が台北松山空港近くで墜落事故(中華航空206便墜落事故)となり、帰らぬ人となってしまわれました。享年22歳。

有花みゆ紀 花組 55期生

初代「ベルサイユのばら」の花組ロザリー。とても可憐で華やかな娘役さんでした。

研2で「イメージガール」に就任されたものの、研5で結婚退団。
宝塚南口の「アモーレ・アベーラ」の息子さん(現オーナー)とご結婚。

そのまま在籍されていたら、「トップ娘役就任」も間違いなかったと思います。

東千晃 雪組、星組トップ娘役 56期生

研5で「イメージガール」に就任1年後、星組から雪組に組替えして汀夏子さんの相手役に就任
星組に異動して、遥くららさん組替え後、瀬戸内美八さんの相手役に就任

退団後テレビドラマで活躍。

北原遥子 雪組娘役 67期生

雪組、研2で「イメージガール」に就任。
新人公演でヒロインを4作連続で務め、遥くららさん退団後の麻実れいさんの相手役と予想される中、「テレビドラマのカメラテスト」が放映されたことで、最後の舞台を踏むことも袴姿での退団挨拶もできず、退団となってしまいました。

1985年8月12日、日本航空123便墜落事故で帰らぬ人に。

「テレビドラマのカメラテストの件」さえ無かったら、トップ娘役に就任されていたと思います。

神奈美帆 雪組トップ娘役 69期生

花組時代の研2で「イメージガール」に就任。
研3でトップ娘役に就任し、研6で退団。

華陽子 花組娘役 71期生

花組、研4で「イメージガール」に就任。
新人公演ヒロイン4回、バウヒロイン3回、全国ツアーヒロイン経験。

安寿ミラさんの相手役に森奈みはるさんが「74期3人娘(麻乃(月組)・白城(星組))」の一人として就任するものの、退団まで華陽子さんの方が扱いが良かったです。
先に真矢みきさんがトップ就任していたら、間違いなく相手役に就任していたでしょう。
娘役さんのトップ就任にはタイミングがあるのだと、つくづく感じます。

1993年6月28日退団後、翌年定時制高校に入学。
1995年1月17日の阪神淡路大震災の後、テレビのニュース映像で、長田の定時制高校生の一人として映っていて、ビックリした記憶があります。
その後、本格的にタレント活動を始め、現在はスカイステージの「ナウオン」でも活躍中。

月影瞳 星組→雪組トップ娘役 76期生

花組時代、研4で「イメージガール」に就任。歴代最長の8年7ヶ月就任。
麻路さきの相手役として星組に組替え後トップ娘役に就任した後、雪組に組替えして轟悠の相手役として雪組トップ娘役に就任

陽月華 宙組トップ娘役 86期生

星組時代、研3で「イメージガール」に就任。
大和悠河の相手役として組替えして、宙組トップ娘役就任

野々すみ花 宙組トップ娘役 91期生

花組から組替えして、宙組トップ娘役に就任した研5で「イメージガール」にも就任。
2010年5月、泉州銀行を吸収して「池田銀行」から、「池田泉州銀行」に名称変更したものの、イメージガールの制度は継承され、「池田泉州銀行」のイメージガールとしては初代。

伶美うらら 宙組娘役 95期生

野々すみ花さん退団後、同期の実咲凜音さんが宙組トップ娘役に就任するタイミングで、研4で「イメージガール」に就任。

4回の新人公演ヒロイン、数多くのバウヒロイン、東上ヒロイン、全国ツアーヒロインを務め、退団公演では本公演ヒロインを務めるものの、トップ娘役には就任されませんでした。

敢えてトップ娘役の実咲凜音さんでは無く、伶美うららさんが選ばれていたことで、トップ娘役になる条件は関係ないのかと思いましたが、退団されるまで、限りなくトップ娘役に近い位置にいらっしゃいました。

有沙 瞳(2017.11 – )星組娘役 98期生

2016年12月26日付で雪組から星組へ組替え後、研6で「イメージガール」に就任。

「イメージガール」を振り返っての感想

イメージガールに就任していた娘役さん、一人ひとりについて考察してみると、「トップ娘役」に就任する可能性が限りなく高い娘役さんだけが選ばれています。
タイミングで「トップ娘役」にならなかった方もいらっしゃいますが、それは「水物」とも言われる、「男役さんありき」の宝塚の宿命でもあります。

ほとんどの方が、比較的に若い、研5以下の研3あたりで就任している中、有沙瞳ちゃんは、研6で「イメージガール」に就任していて、歴代一番の年長での就任です。
あらためて今考えると、2年前の就任時に「トップ娘役候補」の期待値が高かったのかな?と思います。そして、それは現在進行形。

私が有沙瞳ちゃん贔屓な訳

雪組で活躍していた有沙瞳ちゃんは、2016年12月26日付で、星組へ組替えとなりました。
これは同期の真彩希帆ちゃんとの組替えトレードで、希帆ちゃんが雪組トップ娘役になるためです。

真彩希帆ちゃんは、2017年1月の星組バウ「燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-」で七海ひろきさん主演のヒロインを務めてから雪組への組替えでした。
瞳ちゃんは、年末に星組へ組替えになった後、星組は新年から「別箱」公演中だったため、次の宝塚大劇場のお稽古が始まるまで、星組での活躍の場が無く、劇団の自主稽古に通ったりしていました。
そんなある日、東京フォーラムの、紅ゆずる・綺咲愛里のプレお披露目公演星組『オームシャンティオーム』を観劇に行った時に、瞳ちゃんが観劇に来ていました。
観劇中その後ろ姿が、自然に私の目に入っていました。
新しく入っていく星組の舞台を観ながら、不安や心配でいっぱいのように感じました。(私の勝手な先入観もあるでしょう)
同期がトップ娘役になるためとは言え、自分がその代わりに組替えをするのは不本意であったとも思います。

いざ新生星組がスタートすると、「スカーレット・ピンパーネル」では、良い役がつき、新人公演ヒロインも務め、礼真琴君主演の「阿弖流為-ATERUI-」でもヒロイン。
大劇場公演でもお芝居、ショーともに礼真琴君の相手役を務めることが多かったです。
池田泉州銀行イメージガールにも就任。
「ドクトル・ジバゴ」で、専科理事の轟悠の相手役を務め、トップ娘役へのコースを順調に進んでいるようにみえました。
組替え後の舞台を見つめる瞳ちゃんの後ろ姿が目に焼き付いているだけに、その躍進ぶりを喜んでいました。

しかし昨年、舞空瞳ちゃんが礼真琴くんの相手役に就任すると決まってから、トップ娘役への梯子を外されたように思えて、残念な思いがありました。

昨年、舞空瞳ちゃんがトップ娘役に就任して、有沙瞳ちゃんのトップ就任の可能性は消えたかのように感じる時もありましたが、『鎌足-夢のまほろば』での2番手娘役 皇極帝(斉明帝)を熱演、『龍の宮物語』でのヒロイン、 玉姫での素晴らしい演技と存在感を見ると、可能性は全く消えていないと思いました。

今年の、新生星組のお披露目公演『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』の語り部の春崇も卓越した演技と存在感でしたし、ショー『Ray-星の光線-』でも2番手娘役として輝いていました。

「判官びいき」という言葉がありますが、「こんな素敵な娘役さんが何故真ん中で活躍できない?」というファン心理は高まるばかりで、有沙瞳ちゃんの素晴らしい舞台を観劇する度に、なんとかトップ娘役に就任する手立てはないものかと、勝手に考えていました。

「有沙瞳ちゃんが次期雪組トップ娘役になるかも」という予想は「単なるファンの勝手な思い」の部分もあるかもしれませんが、今回その可能性があることは嬉しいです。

新生雪組を盛り上げるインパクト

望海さん真彩ちゃんの率いる雪組が大人気なだけに、後を継ぐであろう彩風咲奈ちゃんには、荷が重いと思います。

現在、「歌を楽しませてくれる、味合わせてくれる」雪組なので、代替わりして「歌」の部分が楽しめなくなったら、ギャップが大きすぎます。
新生雪組には、「まず歌の補強」が大切だと思っていました。
そのため歌える有沙瞳ちゃんがトップ娘役に就任するなら、歌の部分が安定するでしょう。

SNSが発達して、一人ひとりの気持ちが表現しやすく、共有されやすい時代です。
宝塚のスターに対する評価が、その分辛辣になってきているように思います。

昔の宝塚では、新人公演も、バウもヒロインの経験の無い神奈美帆ちゃんが、組替えしてトップ娘役に就任して、大成功をおさめるというシナリオが成り立ちました。
「今の宝塚」では、小川理事長がクオリティを重視されているので、研2や研3の娘役さんがいきなり抜擢されることは無いでしょう。
さらに、経験値の無いスターはバッシングされやすい傾向にあります。

「判官びいき」的な存在である有沙瞳ちゃんには、バッシングはあまり起こらないように思います。
花組の仙名彩世ちゃんが、トップ娘役に歓迎ムードで受け容れられたように、有沙瞳ちゃんもその傾向があるでしょう。
新しい船出が、歓迎ムードか、批判ムードかでは、かなり違います。

彩風咲奈ちゃんは、スタイルとダンスが際立っていますが、お芝居のセンスもなかなかだと思います。
芝居が巧みな有沙瞳ちゃんと共に、大人の芝居を極めていくことができるのでは無いかと期待できます。
「5組」の色は、違えば違う程面白いと思うので、今までなかった組み合わせは、新鮮で興味をひいてくれるのでは無いでしょうか?

長く、ダラダラと書いてしまいましたが、瞳ちゃんが雪組トップ娘役という説は、私はとても期待できる良い話だと思っています。

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