『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』配役発表と退団者
こんにちは、くららです。
今日は星組の『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』の集合日でした。

日曜日に東京で千秋楽を迎えたばかり。
ゆっくりする間もなく集合日で、ハードスケジュールですね。
初日は3月21日です。2月が短いので、日にちとしては、はやめなのでしょう。

超チケット難で、知人にチケットを頼んでいるものの、観劇できる可能性は低そうで、諦めの境地でライブ配信を楽しみにしています。
こんなに需要と供給が一致していない、狭い会場と短い期間の公演は、宝塚史上一番かもしれません。

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朱紫令真さん退団発表

この公演で100期の朱紫令真さんが退団されるとは、思ってもいませんでした。
先日99期の遥斗勇帆さんが退団されたばかりで、星組から歌える存在感のある中堅スターさんが減っていくのはとても残念です。

『GOD OF STARS -食聖-』の新人公演で、礼真琴さん(当時2番手)のリー・ロンロン役を演じられました。

「宝塚GRAPH」の100期のコーナーのホスト役。(2021年に連載)
「100期の秘密あかします!~令和の令真探偵~」好きでした。
温かいお人柄とユニークさが滲み出ていました。

100期も、もう研10なのですね。月日がたつのははやいです。
大階段を降りないで退団されるのも、寂しいです。

星組生は人数が一番多いので、次の「1789」で沢山の方が退団されるのかもしれません。
宙組の人数が少ないのではなく、どの組も宙組の60人台に近づけていく方針なのかなと思ったり。

4月10日、日本青年館ホール公演千秋楽で退団されます。
あと2か月足らず、充実した宝塚生活を送って、幸せに卒業していかれますように。

『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』配役

ジュリアン・ソレル…礼真琴(95期)
ナポレオンを崇拝し、立身出世を志す、野心家の青年。

ジェロニモ…暁千星(98期)
ストーリーテラー的な道化役。

やっとヒロインが判明

ルイーズ・ド・レナール…有沙瞳(98期)
町長レナール氏の貞淑な妻。子どもたちの家庭教師のジュリアンに心を奪われていく。

マチルド・ド・ラ・モール…詩ちづる(105期)
ジュリアンが働くことになるラ・モール家の令嬢。容姿端麗で自尊心が強い。ジュリアンを誘惑し、やがて恋に落ちる。

順当なヒロインの配役だと思いました。

役が少ない

ラ・モール侯爵…英真なおき
マチルドの父。貴族院議員でパリの有力者で、ジュリアンを秘書として雇う。 

ムッシュー・ド・レナール…紫門ゆりや
ヴェリエール町長。ルイーズ(有沙)の夫。

ムッシュー・ヴァルノ…ひろ香祐(95期)
ヴェリエールの貧民収容所の所長。
成り上がり者で強欲。過去にレナール夫人に言い寄っていたこともある。

ルイーズ・ド・ヴァルノ夫人…小桜ほのか
ムッシュー・ヴァルノ(ひろ香)の妻。
派手好きで、夫と共に金銭に執着している。

ヴァルノ夫妻はヴェリエール(1幕)だけでなくパリ(2幕)にも現れ、コミカルに物語をかき乱す存在だそう。

エリザ…瑠璃花夏
ジュリアンに想いを寄せるレナール家のメイド。

これ以降の役「ロックオペラ 赤と黒-Le Rouge et le Noir, l’Opéra Rock-」では、コロスの役とのこと。宝塚では違うのかもしれません。

フェルバック夫人…白妙なつ

オンブル男(執事)…朱紫令真
オンブル男(裁判官)…夕陽真輝

ルージュ…希沙薫
ノワール…碧海さりお

娘役が破線上で無いわけ

「ロックオペラ 赤と黒-Le Rouge et le Noir, l’Opéra Rock-」を谷貴矢先生が潤色・演出されるので、主な役の出番はフランス版とそんなに変わらないと思います。
ヒロインは有沙瞳さん準ヒロインは詩ちづるさんに間違いないでしょう。
トップスターの礼真琴さんが主演なので、相手役の舞空さんへの気遣いで波線下にされたのだと思います。

これからも礼・舞空コンビは続いていくからだと思います。コンビが別れて出演するのは、この公演だけでしょう。

この公演の後は、『 1789-バスティーユの恋人たち-』です。舞空さんがマリーアントワネットを演じるか、オランプを演じるか?注目されています。

『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』でも舞空さんは、娘役の域を越えた「女役」を魅せてくれました。その延長線上は、豪華な衣装を身にまとったアントワネットのような気がします。

しかし『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』では、キュートな衣装を次々に着こなし、「かわいい」という言葉しか出てこない、娘役の鑑のような存在でした。オランプとして礼さん演じるロナンとダンスをし、フィナーレでは更に夢のデュエットダンスを見てみたい。

どちらの役が舞空さんと言われても納得です。

もし舞空さんがオランプの場合は、アントワネットは有沙さんでしょうか。
もし舞空さんがアントワネットの場合は、オランプは詩ちづるさんでしょうか。

新人公演のヒロイン経験者だけでも、小桜さくらさん(98期)、瑠璃花夏さん(103期)、水乃ゆりさん(102期)、藍羽ひよりさん(107期)、候補として綾音美蘭さん(104期)、乙華菜乃さん(106期)、とっても娘役さん充実しています。

一番変わるのは、暁千星さん演じるジェロニモ

YouTubeに上げられていた映像を見てみると、シルクハットに赤い上着の太ってお腹の出たおじさんが幕開きから登場し、ジェロニモと自己紹介されていました。

ストーリーテラー的な道化役で、ストーリーの中に神出鬼没に登場。客席にストーリーをよりわかりやすく深く届ける役目のようです。

このジェロニモを演じるのが暁千星さん。
路線男役さんが太ったお腹の出た男役を演じる訳がありません。

ポスターに写っている暁ジェロニモは、シルクハットを被ってお化粧がいつもと違って下睫毛が長くて、ちょっと道化師(ピエロ)のような雰囲気。

ありちゃんが、どんな道化的なジェロニモを演じられるのか、とても楽しみです。

さらに歌唱力に磨きがかかり、声量も豊かになって、演技に深みが出てきているので、作品に厚みと面白みを加えてくれることでしょう。

「フレンチ・ロックで綴る圧巻のパフォーマンス」と公演解説に書かれていました。
歌唱力抜群のメンバーが揃っています。
どんな圧巻のパフォーマンスを魅せてくださるでしょうか。

私は礼・舞空コンビのプレお披露目公演『ロックオペラ モーツァルト』の初日を梅田芸術劇場で観劇しました。
1幕ラストの圧巻のパフォーマンスに、観客全員鳥肌が立つほど感動して、「シーン」と客席は静まり返りました。
幕間にトイレに並んだ時も、おしゃべりする人も少なかったです。
カーテンコールのご挨拶で、「あまりに客席が静かでお客様がどこかに行ってしまったのか」と思ったと礼さんも話されていました。
あんな現象に遭遇したのは、あの時が最初で最後でした。

礼さん率いる『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』で、またあの感動に出会える方もいらっしゃるかもしれません。

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