要請に思う 「悔しさでいっぱいです」記事
こんにちは、くららです。
今日は先日の星組公演主演者の「ステージトーク」に行ってきました。
碧海さりおくん桜庭舞ちゃんの楽しいお話が聞けました。
明日から政府の要請を受けて公演が中止になるため、宝塚では今日が最後の公演でした。

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新公メンバーたちは、「謝先生からの一生懸命頑張る」という言葉を意識してチャレンジされたそうで、素晴らしい新人公演でした。
もし日程の関係で星組の新人公演が中止になっていたなら、残念すぎでした。開催できて本当に良かったです。
同じように、東京の雪組公演の新人公演も何とか実現できれば…。
今日のさりおくんたちのお話を聞いていても、新人公演というものは、宝塚で様々な課題に気づき、東京で課題を克服する、というセットになっているもののようです。

28日の公演があって良かった
そして、外部の公演では要請を受けて即刻中止と発表する中、宝塚は1日の猶予を設け、「28日開催後中止」と公表しました。
今日・28日の公演を開いてくださったことは、出演者にとってもファンにとっても有難いことだったと思います。

Yahoo!ニュースのコメント欄を見ると、「なぜ即刻中止にしない!」という批判等もありましたが、劇団の温かい計らいだと思います。
終演後、それぞれの公演の主演者からご挨拶があったようで、どなたのご挨拶も心に響く素晴らしいものでした。

月組の「赤と黒」について

3月4日が千秋楽の予定でしたが、急遽今日が御園座公演の千秋楽になってしまいました。
この公演で退団する名古屋出身の周旺真広くんのご挨拶あったそうで、よかったです。

スカイステージニュースでは、周旺くんのサヨナラインタビューが今朝流れました。
今まで学び経験してきたことを全て公演で出せたら、そして下級生に伝えられたらと、穏やかな表情でお話されていました。

そして最後は、
「赤と黒の千秋楽まで私らしく全力で頑張りますので、よろしくお願いします。」と。

まさか千秋楽が5日間もはやくなるとは、誰も思ってもいませんでした。
千秋楽に観劇を予定していたファンの方や、ご家族や知人の方など、今日の舞台をご覧になれたでしょうか?

そしてカーテンコールの時に、珠城りょう君から「今日映像が収録されてBlu-rayが販売されます」とお知らせしてくださったようで良かったです。

明日がライブ中継の予定でした。
昨夜ライブ中継の中止のお知らせが無かったので、観客のいない状態でライブ中継があるのかと都合の良いように思っていましたが、ライブ中継も中止でした。
映画館自体も続々と中止になりましたね。

柴田先生独特の美しい世界観の「赤と黒」が月組の芝居上手さんたちによって味わい深く演じられ、安寿ミラさんの素敵な振り付けのフィナーレナンバーと羽山先生のデュエットダンスが追加された、もう1度観てみたい公演でした。
映像に残ることは本当に嬉しいです。

望海さんのご挨拶がweb記事に

29日から3月8日まで公演中止となる宝塚歌劇雪組公演「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」が28日、東京宝塚劇場で上演され、トップの望海風斗がカーテンコールで「やるせない気持ち、悔しさでいっぱいです。(中止期間中に)パワーを充電して、再び舞台でお待ちしています」とあいさつすると、大きな拍手が起こった。引用 日刊スポーツ

悔しさでいっぱい
この言葉に尽きると思います。望海さん、よくぞ言ってくださった!と言いたいです。

演者がどれだけ1回、1回の舞台を大切に演じているか!
宝塚は、長期公演なので、「披露しないままお蔵入り」という事には、今回幸いなりませんでした。

しかし美弥るりかさんのコンサート『MIYA COLLECTION』は、初日を迎えようとしていた直前に「中止」となってしまいました。7日の神戸も。
中止になってファンへ想いを寄せて書いていらっしゃるブログを読ませていただきましたが、涙が止まりませんでした。
一番悲しみ、悔しい思いをされているのは、美弥ちゃんだと思います。

今回の安倍首相の「中止要請」に対して、多くのアーチストの方々が従われましたが、どんなに悔しさでいっぱいか。
望海さんのご挨拶が記事になって、その方々の悔しさの代弁となって、本当に良かったと思います。

そして宝塚は組織が大きいので、すぐに「赤字」には傾かないでしょうし、「中止」になっても賃金が発生しない心配は無いでしょう。
舞台に出演するアーチストは、上演する舞台の日数で賃金が発生するそうです。
そのため、どんなにお稽古を重ねていても、実際に舞台が上演されないなら、その間の賃金は無いとか。

さらにプロモーターは、チケット代が入ってくる予定のところ、チケットの払い戻しプラス払い戻し手数料まで必要になります。
会場費用や経費は、そのまま掛かってくるので、赤字を抱えてしまって、この先やっていけないところも出てくるかもしれません。
(基本、感染症関連の中止には、保険がきかないとか。)

全国の小中高校への要請

安倍首相は、スポーツ、文化イベントの中止にとどまらず、昨日は「全国の小中高校に3月2日から春休みまでの臨時休校」を要請しました。
高校、大学受験は現在最中だったり、これからの所も。教師と生徒の密な関わり合いが一番必要な時です。

そして「卒業式」は、学生にとって一番大切な行事。
人が集まるということで、それが行われない可能性も高いそうで、「人生の大切な節目の時」を刻めないほど、非常事態なのか?
小中高校の年代は、一番「心を育む」大切な時。その心をないがしろにして、そこまで国策に従わなければならないのか?
仕事をもつ母親の苦悩も相当なものでしょう。どれだけ教師をはじめ、ご家族など当事者の方々が大変なことになるのか。

現在の新型コロナウィルスの感染のパニック状況は、安倍首相の後手、後手の施策の結果でもあり、現在の様々な「要請」で世の中をさらに大パニックにしているように、私には思えます。
要請を受けた「当事者の意識と状況」を全く無視していることが問題だと思います。
こんなことを書いたら、「感染拡大の怖ろしさをわかっていない」と言われそうですが、悔しさでいっぱいの方々のことを思うと、書かずにはおれません。ごめんなさい。

OSK『愛と死のローマ』28日突然の中止について

2月27日~3月3日の予定で、昨日初日の幕をあけ本日も公演されていましたが、突然2月29日(土)から3月3日(火)までの公演を中止ということになりました。
感染対策を万全に行いながら千秋楽を迎えるという話でしたが、28日に劇場を所有する株式会社近鉄百貨店からの公演中止の要請もあったそうです。

次回の花組公演『アウグストゥス-尊厳ある者-』と内容が重なる部分もあるので楽しみにしていました。
主人公のジュリアス・シーザーを演じる楊琳さんは、次期トップスターに決まっています。

関西では、吉本は劇場での公演を続けています。
OSKは劇場が小さいので、感染対策を整えていたら大丈夫なのだなと思っていましたから、突然の中止に驚きました。
2人のスターさんの退団公演でした。千秋楽に予定されていた退団イベントは後日行われるそうです。

ここでも、どれだけの人が、悔しさでいっぱいでしょうか。

新型コロナウィルスの感染の拡大がおさまることは切に願っています。
私にできることは最大限に協力したいと思いますが、涙をのみながら要請を受けている悔しさでいっぱいの方々の心に、政府も敏感であって欲しいです。

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