四季、台湾、USJからみる公演再開
こんにちは、くららです。
7月以降の公演再開についてのお知らせが待ち遠しいですね。

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劇団四季の再開情報

本日、劇団四季では、今後の常設公演についてのお知らせがありました。
宝塚の公演再開の参考にもなると思いますので、ご紹介します。

・8月30日公演分まで全席払い戻し
・新たな感染防止対策を取った座席で再販売

劇団四季のチケットは既に1年先のものが販売されています。(5月9日(土)より前売りチケット販売停止中。)
8月30日までのチケットについては、「間隔をあけた席」にするため、全席払い戻し再販売されるようです。

7月14日(火)より再開予定
『ライオンキング』(四季劇場[夏]大井町)と『マンマ・ミーア!』(KAAT 神奈川芸術劇場)
7月15日(水)より再開予定
『アラジン』(電通四季劇場[海]汐留)、『キャッツ』(キャッツ・シアター大井町)、『ライオンキング』(名古屋四季劇場)、『リトルマーメイド』(大阪四季劇場)
再販売日(チケット販売日)は、初日の10日前から
10日前から会員先行予約、9日前から一般発売。

当初は6月29日から順次公演が再開されていくことが公表されていました。
それは、稽古場の数に限りがあるため、稽古の調整で、一斉再開は難しいとのことでした。
再開日が当初より半月後にずれたため、稽古に余裕ができて、一斉再開が可能になったのでしょう。

そして注目すべき点は、チケットの販売日が初日の10日前となっていることです。
初日は、7月14日、15日ですから、最低でも1ケ月以上前から販売されるのが普通ですが、今は有事なのです。

今後の感染状況がよめないため、短いスパンでのチケット販売なのでしょう。

劇団四季のチケットは、宝塚の「宝塚友の会」と同じように「四季の会」という会員サービスがあります。
まず「四季の会」の会員先行予約販売が行われて、その翌日から一般発売がされるようです。

宝塚も、このようなやり方に準じていくような気がします。

宝塚と劇団四季の違う点

劇団四季の劇場は、東京に3会場、神奈川と大阪と名古屋が1会場です。神奈川以外は四季の常設会場です。
ほぼ東京拠点と言えます。
宝塚は東西に常設の大劇場と西にバウホールを持っており、東西の比率は西の方が大きいです。

2月の末にイベント自粛要請が出されるようになって、東西の自治体の自粛要請のタイミングが違ったので、劇団四季や梅田芸術劇場の主催公演は、それぞれの自治体の要請に従って公演を行っていました。
しかし宝塚の公演は、東西の公演を同じタイミングで行おうと合わせていたので、梅田芸術劇場の主催公演が大阪で上演できている時に、宝塚大劇場の公演は中止だったり、他の公演が東京で行われている時に東京宝塚劇場公演は中止だったりしました。

今も関西では感染はしっかり抑えられていますが、東京は抑えられておらず、「東京アラート(警報)」が出されています。

宝塚の公演は、宝塚大劇場で上演した後に東京宝塚劇場で上演するという「決められた流れ」があります。
宝塚の公演だけ上演してしまうと、その流れが止まってしまって後で不都合が発生してしまいます。

しかし、冬になるとインフルエンザが流行るように新型コロナウィルスも感染しやすくなり「第二波」「第三波」のリスクも大きくなるとも考えられています。
現在の収束傾向にあるうちに、公演を上演できるエリアでは、上演した方が良いと私は思います。

劇団四季の公演も拠点は東京ですが、公演は上演するエリアの要請に合わせ行っていました。
宝塚の公演もコロナが終息するまでは、東西を切り離して上演していった方が良いように思います。

今は関西は収束傾向にありますが、今後どのように推移していくかは、誰にもわかりません。

演者側の課題

演者側のソーシャルディスタンスを保つことは、最大の課題だと思います。
・密になってしまうラブシーンは行えるのか?
・密になってしまう、デュエットダンス、群舞、ロケットなど行えるのか?
・さらに歌唱はやめて録音音声を使用しなければならないのか?
・演者側のセリフや掛け声はいいのか?

安心をえるために抗体検査やPCR検査を実施したとしても、“微陽性”が出ると、そのまま上演しても大丈夫なのかという不安がかえって残ってしまいます。

宝塚の公演と劇団四季の公演を比べても、演者の数に大きな差があります。
演者だけでなく、まわりのスタッフの方々も含めて、どこの公演よりも最大数なのが宝塚の公演で、それが大きな課題だと思います。
演者の数が減らされるということもあるのでしょうか?

宝塚の公演の意味とオンデマンド配信

今のような時だからこそ、夢や希望を与えてくれる宝塚の公演が上演されることは、心に潤いを与えてくれます。
社会的にも文化的にも意義があることだと思います。
例え足が運べなくても、公演が再開されるだけで、宝塚ファンは元気になれるでしょう。

しかし席数が削減された公演で採算がとれるのか?は課題でしょう。
ここ数か月の公演中止によって、宝塚歌劇団が被った赤字額は莫大だと思います。
さらに公演を再開することで、その赤字が余計に膨らむことは避けていただきたい。

以前から書いていますが、有料のオンデマンド配信を積極的に展開していって欲しいと思います。

6月7日に大阪府支援の無観客ライブ配信が行われました。
出演者は、KANA-BOON、BURNOUT SYNDROMES、矢井田瞳。
瞬間視聴者数の合計は3組で2万人以上、延再生回数は約6万3000回にも上ったそうです。
これは無料配信でしたが、ライブ配信で2万人以上、再生回数6万3000回とは、スゴイ集客数です。

宝塚の公演も、ライブ配信で1万人、再生回数で3万人は見込めるのではないでしょうか?
例えば ライブ配信を2500円として1万人で、2500万円
動画再生を1回2000円として3万人で6000万円、合計8500万円

初日、中日、千秋楽と最低でも3回、それ以上に回数を重ねて配信すれば大きな収益が得られると思います。、

さらに公演関連グッズ販売などでも収益をあげて欲しいと思います。

台湾の例

台湾政府は海外から戻った人を除き「感染ゼロ」が56日にわたって続いていることから、昨日映画館や劇場などでの人数制限を撤廃していくと公表しました。
ソーシャルディスタンス確保のため、前後左右の席を空けるよう義務付けていたら、収容人数が少なすぎて、コンサートや演劇が上演できない状態が続いていたそうです。
日本でも、現状の厳しいソーシャルディスタンス確保を要する座席配置では、積極的に公演を行うところは、少なく台湾と同じような上演できない団体も多いと思います。

「感染防止につとめた劇場では、クラスターが発生しない」という経験値を積み重ねていく中で、徐々に人数制限が緩和・撤廃されていく流れになっていってくれたら良いなと思います。

ユニバーサルスタジオは今日から再開

今日から大阪のUSJが、約3か月ぶりに営業再開されました。
当面は、入場者数を絞って、様々な感染防止対策をとっての運営で、従来通りの楽しみ方はできないようです。

入場者回復は来年以降と考えられ、今夏「スーパー・ニンテンドー・ワールド」という600億円超を投資した新しいエリアの開業が予定されていましたが、コロナ禍によって開業は未定になったそうです。

以前通りの集客ができるようになってから、大きな起爆剤となる新エリアの開業をした方が、大きな集客と利益が見込めて良いような気もします。
同じように宝塚の公演に目を向ければ、版権もので人気が高くなるであろう「ロミオとジュリエット」や「アナスタシア」は、多くの人が劇場に足を運べるようになってから上演した方が良いような気もします。
ついでに勝手な希望を書きますと、望海さんと真彩ちゃんの今後のスケジュールに問題がないのならば、サヨナラ公演となる『f f f -フォルティッシッシモ-』と『シルクロード~盗賊と宝石~』も、普通に劇場に足を運べるようになる時まで待って欲しい思いもあります。
こればかりは勝手なことは言えませんね。

宝塚の今後の公演についても、大まかな枠組だけでも公表してくれたらいいなと思います。

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