雪組全国ツアーの一番の魅力は「望海風斗さんの純真な心」
こんにちは、くららです。
雪組の望海風斗さんは、圧倒的な歌唱力をはじめ、演技力、ダンス、など素晴らしい実力をお持ちですが、何と言っても惹きつけるのは「心」だと今回全国ツアーを観劇してあらためて思いました。

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望海さんの主演の全国ツアーは、2017年8月~9月、『琥珀色の雨にぬれて/“D”ramatic S!』、2018年3月~4月、『誠の群像-新選組流亡記-/SUPER VOYAGER!-希望の海へ-』、そして今回が3回目ですが、回を重ねるごとに、より深く望海さんの「心」に惹きつけられています。

一昨日彦根で観劇して望海さんの舞台の上での楽しみ方が自由で無邪気で純粋で、より客席にその望海さんの心と素敵さがビンビンと伝わってきて、楽しいものでした。
マチネ、ソワレでの楽しいアドリブやご挨拶は、前回のブログに記しました。

望海さんは、全国ツアーを舞台の上だけでなく、自由時間の中でも楽しんでいらっしゃいます。
ハードスケジュールの中で「スゴイな」とはじめは思っただけでしたが、「望海さんの」心の奥にあるものを感じたので、そのことについて書きたいと思います。

全国ツアーの2回公演は実は3回公演

全国ツアーの上演開始時刻は、「2時 6時」という場合が多いですね。
もっとはやい時刻にはじめてくれたら良いのに、と思いますよね。私もその理由を知るまでは思っていました。
6時の公演を観劇すると、終演が9時過ぎなので、帰りの電車とか気になり、宿泊しなければならないことも。
遅い時間になるのは、理由があって、新しい会場になる度に公演前に「舞台稽古」をするからです。

会場ごとに諸々なことが異なるので、ぶっつけ本番はできず、段取り風に「舞台稽古」を行って、本番に慌てることや失敗が無いようにするようです。
そのため、新しい土地に移ると、初日は舞台稽古を含めた「1日3回公演」になります。その舞台稽古は、本番通りの時間は要しませんが。

昨日から「不二羽島文化センター(岐阜県)」で公演中です。

11月3日(日)  14:00/18:00
11月4日(月・休)12:00/16:00

今日は、昨日と同じ場所での2日目なので、「12時、4時」で、終演がはやくなっています。

望海さんが朝に彦根城の天守閣に登られたこと

一昨日の彦根公演は、その地で1日だけの公演だったため、「2時、6時公演」なので、午前中には会場に入る必要があったと思われます。

望海さんは、その朝に彦根城の天守閣まで登られたと、終わりのご挨拶で話されていました。
「以前来た時に登れなかったので、どうしても登りたくて」と。

調べてみると、2012年5月24日『長い春の果てに/カノン-Our Melody-』で彦根にいらしたようです。

彦根城の観覧時間は、午前8:30からだったので、開場と同時くらいに行って天守閣まで登られたのでしょうね。

ホテルから公演会場まで、みんなで貸切バスで移動されますが、ホテルを出発される時間までには、お城から戻られたのでしょう。

「天守閣から見た琵琶湖と町並みが綺麗だった」と仰っていました。
「ハードな舞台をこなすトップスターさんが天守閣にまで登られるなんて、パワフル」と感心しましたが、忙しくても「思い出づくり」をされているのかな?と感じました。
過去にも巡ったことのある思い出の地で、心に刻めるものは刻んでいこうとされているような…

「ひこにゃん」に会いに行ったこと

その前日は移動日で、望海さんはホテルに着くや否や、ひこにゃんに会いに彦根城まで行かれたと仰っていました。
ひこにゃんに会える時間は、「10:30〜11:00 彦根城天守前」か、「15:00~15:30 彦根城博物館(冠木門)」のみ。
その短い時間にダッシュで会いに行かれて、ひこにゃんに癒され、パタパタ歩きを習得し、翌日のマチネはひこにゃん一色のアドリブでした。
そして彦根のソウルフード「近江ちゃんぽん」を召し上がって、それはソアレの地元ネタとして盛り上げていらっしゃいました。

こういうハードなスケジュールな中、「地元を楽しむこと」に時間を割いていらっしゃるのは、すばらしい!の一言ですが、二つの理由があると思います。

1 地元の観客との距離を縮める
ショーの中に地元ネタを入れる「アドリブコーナー」が何カ所かあります。最後のご挨拶も。望海さんだけでなく、雪組生もアドリブを楽しんでいます。
「こんなに地元のことを知っていて、楽しんでくれている」という思いは、スターとの距離をとても縮めてくれます。
ただ、ご当地ネタを話すだけでなく、体験するということは共有意識を高め、親近感が何乗も増しているでしょう。

2 望海さんご自身の思い出つくり
先の彦根城の天守閣に登られたことでも書きましたが、雪組生としての「最後の全国ツアー」での思い出つくりを、全力でされているよう。
特に「旅の思い出」は、心に刻みやすいもの。
彦根1カ所だけでも、全力で楽しまれている姿を見て感じて、「来年の重要事項」も現実なのかという思いが湧いてしまう…。

2年で終わりが見えてくるなんて、短すぎる

2017年7月24日付で雪組トップスターに就任されました。
2017年8月~9月、『琥珀色の雨にぬれて/“D”ramatic S!』がプレお披露目公演。その時からまだ2年しかたっていません。
噂通りになると、2020年10月にご卒業?
望海さんほどの実力者かつ人格者が3年余りでトップスターを終わりを迎えるなんて、勿体なさ過ぎます。

3年続けて望海さんは全国ツアーをされていますが、心から楽しんで舞台を魅せてくれている望海さん率いる雪組に魅了されて、「宝塚」に興味を持ったり、ファンになっていく人は多いのではないかな、と思います。

3年続けて全国ツアーを担当されるトップスターはなかなかいらっしゃいません。
宝塚愛に満ちて、「宝塚ファン」の思いがわかりすぎていらっしゃるから、「客席と近く」「新規開拓もできる」全国ツアーも自らすすんで志願してくださったのかな?

中村一徳先生の言葉

演技、歌唱、踊りなど稽古場からもそうですが、彼女が舞台で演じれば、彼女の美しい心と命が吹き込まれ、見ている私がいつも心を打たれます。そんな彼女が舞台人としての成長や進化を遂げる一方、心の中はいつまでも純粋、むしろ経験を得ることによりいっそう心が美しく洗われていくような気さえいたします。

今回のお芝居、ショー、両作品に等身大の彼女の心がたくさん見られることを楽しみにしております。引用:中村一徳雪組全国ツアー公演プログラム

望海さんの純粋でお茶目な心で楽しませていただけた全国ツアーは、最高でした。

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