雪組の振り分けについて思うこと
雪組の振り分けが公表されました。
いろいろと予想が飛び交っていましたが、予想とは少々ハズレていたのでは?
意外ではありましたが、とても分かりやすい分け方だと受け止めました。

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『ハリウッド・ゴシップ』メンバーについて

『ハリウッド・ゴシップ』は咲ちゃんが次期トップになるための最終試験かなと思っています。

宝塚のスケジュールは約2年前に決まっているということで、少々遅い気もしますが、この公演の真価が「彩風咲奈トップスター」の決定打につながるのでは?
作品の出来は「作・演出/田渕 大輔」によるところも大きいので、結果的に人気が無かったとしても、それがトップへの道を断つような厳しい評価にはならない場合もあるでしょうが。

今回は、チケットの販売に貢献する新進男役は大きく外されていて、101期 縣千君が唯一スターなので「ときめく若手スター役」を演じるのかなと思っています。
「彩・彩」コンビ再び?
そして彩凪翔君がメンバーであることが意外でした。
咲ちゃんと長年「彩・彩」コンビとして売ってきましたが、今後咲ちゃんがトップになった場合1期上の翔君が支える構想があるのか?
現在上演中の『Music Revolution!』でも、二人の歌い継ぎがあって仲の良いところを見せてくれています。

あっさりとした顔立ちながら抜群のスタイルが魅力の咲ちゃんと、美形を絵にかいたような美しい顔立ちが魅力の翔君。
2人の持ち味の違いが、コンビとして良い味を出しています。
しかし昔に比べて「彩・彩」コンビ推しはうすれていて、今回の公演で見せ場が復活しています。
その需要がどのくらいあるのかは、未知数。

彩凪翔君の役は?

主演の二人は発表済み。
コンラッド・ウォーカー…彩風 咲奈
エステラ・バーンズ…潤 花
若手スタージェリー・クロフォード…縣 千(?)
往年の大女優アマンダ…彩凪翔(?)
翔君は、望海風斗さん率いる新生雪組がスタートした大劇場公演『ひかりふる路』で、マノン・ロラン夫人役を見事に演じました。
女役を演じても、その後も「3番手」という位置は変わっていません。

あらすじを読む限りヒロイン潤 花ちゃんと変わらないくらい大きな役であるアマンダを、翔君は素敵に演じられるのかな?と予想しています。
オリジナル作品なので役の比重も他の登場人物もわかりません。
全くの見当違いかもしれません。

2番手としてのKAAT神奈川芸術劇場、梅田ドラマシティ公演

昨年 凪七瑠海さん主演で行われた花組公演 『蘭陵王(らんりょうおう)—美しすぎる武将—』と比べると、時期は1カ月はやくなりますが、会場も公演期間もほぼ同じです。
ファンとしては、昨年のこの公演の人気はそれほどなかったと感じています。そのため次期花組トップスターとならなかったのかな?と勝手に推測。

私の独断と偏見で以前に書いた記事ですが、関西在住の私は、ドラマシティの二次流通のチケット購入価格で、その人気が測れると思っています。

昨年の凪七さんとほぼ同じ期間、同じ会場で、咲ちゃんの公演が開催されます。
それによって咲ちゃんの次期トップスターの真価が問われるように思います。

芹香斗亜ちゃんが主演をした今年2月の「群盗」は、私はとても良い作品だと思いましたが、人気の高い作品にはなりませんでした。
しかしキキちゃんは必ずいつかトップスターになるでしょう。
「2番手東上作品」の人気度が、トップスターの判断基準の一部であって、全部ではないと思います。
スター本人によらない、「脚本・演出」によるところも大きいし、他にも諸々の事情もあるでしょう。

2年前の「全国ツアー」と「ネモ組」の極端な振り分け

「だいきほ」コンビのトッププレお披露目公演の全国ツアー『琥珀色の雨にぬれて/“D”ramatic S!』。
その時の別箱は彩風咲奈主演の『CAPTAIN NEMO』
人気のある男役さん娘役さんはもれなく「ネモ組」でした。
華形 ひかる、朝美 絢、永久輝 せあ、叶 ゆうり、久城 あす、諏訪 さき、彩 みちる、桜庭 舞、眞ノ宮 るい、縣 千、彩海 せら、潤 花

その時の全国ツアーは、スターと言えるのは、望海 風斗、真彩 希帆、彩凪翔、星南のぞみの4人だけ
既に退団した陽向春輝君がロケットボーイとして頑張っていましたが、お芝居の「ジゴロ役」は新人さんばかりで力不足でした。
この時の振り分けには「?」が飛んだものでした。
しかし、だいきほと翔君の魅力で素晴らしい全国ツアーになりました。

今年の「全国ツアー組」は、2年前の逆パターン

今日発表された「全国ツアー組」は、人気スター、ダンサー、有望若手揃い。 
沙月愛奈、透真 かずき、笙乃 茅桜、久城 あす、朝美 絢、朝月 希和、永久輝 せあ、叶 ゆうり、綾 凰華、星南 のぞみ、彩 みちる、希良々 うみ、星加 梨杏、有栖 妃華 彩海 せら、一禾あお、花束 ゆめ、蒼波 黎也

非常に偏っていますが、『はばたけ黄金の翼よ/Music Revolution!』を本公演なみのレベルで魅せてくれるのでしょう。

全国ツアーなので、2番手、3番手と区別をつけた羽にならないと思いますが、2番手朝美絢君、3番手永久輝せあ君だと思います。
私は長く「永久輝せあファン」ですが、現在のあーさの頑張りには目をひくものがあります。
「男役10年」と言いますが、その10年を超えた95期生の頑張っている姿をみると、その輝きに惹かれます。
ライバルのいない97期生のひとこちゃんは、沢山の魅力をもっているのに、95期生に比べると「押し出し」が弱い。(今後変わるかもしれませんが。)

『はばたけ黄金の翼よ』予想と当時の主な配役

・ヴィットリオ・アラドーロ – 望海 風斗(麻実れい)
・クラリーチェ・デル・カンポ –真彩 希帆(一路万輝)
・ファルコ・ルッカ – 朝美 絢(平みち)
・ジュリオ・デル・カンポ – 永久輝 せあ(杜けあき)
・ロドミア – 朝月 希和(草笛雅子)
・グリエルモ伯爵 – 久城 あす(尚すみれ)

ファルコは、ヴィットリオを鞭で打つシーンもありました。
そういう役は、あーさにピッタリかも。

オリジナル脚本/阿古 健
脚本・演出/小柳 奈穂子
新たなアプローチで34年振りに宝塚歌劇の舞台に甦ります。

「新たなアプローチで」とあるので、当時の阿古健の脚本がどこまで残されるのか、わかりません。
小柳先生の手腕の見せ所です。

ショー『Music Revolution!』は、凪七瑠海さんが抜けられるので、「だいきほ」のシーンが増えるのかなと思っています。
メンバーがダンサー揃いなので、ダンスのシーンは大劇場VERと変わらず楽しめるでしょう。

先日の新人公演で活躍した彩海せら君をはじめ、期待の新人も揃っているので、活躍の場を多く見せてもらえたら嬉しいなと思っています。

今回の振り分けには、意外性がありましたが、また楽しい舞台になりそうに思います。
楽しみです。

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