望海風斗さんの宝塚愛はどこまでも深かった ブリネク咲ちゃん編
『Brilliant Dream +NEXT 彩風咲奈』編の最終回は、望海風斗さんご出演で、さらにジャッジ役に「宝塚歌劇」の文豪早花まこ氏を交え「宝塚心を見せつける!対決」が楽しすぎました。
その日は雪組公演を観劇してきた夜だったので、そのギャップ萌えが余計に大きかったです。

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全力すぎる「宝塚ファン」のあやちゃん

今から5年前、望海さんがまだ花組だった時、『Brilliant Dream +NEXT 望海風斗』編で毎回「宝塚愛」にみちたあやちゃんが放送されて、とても親近感を持ちました。

その後雪組のトップスターとなり、舞台上では素晴らしすぎる公演の数々を魅せてくださり、そのスターとしての並外れた実力とオーラにただただ驚嘆するばかり…

しかし舞台を降りると、ナチュラルな綺麗な「宝塚大好きの」お姉さん。
中身の「宝塚ファンのあやちゃん」は5年前と何ら変わっていませんでした。

宝塚OG熱量対決

<好きなOGについて語ります。より熱量の多い方が勝利>
「そんな自信ないです。ファン時代のことって結構忘れているでしょう」と望海さんは言いながら

『私はですね、ちょっとお二方で悩んたんですけど、ここは大和悠河さんでいきたいと思います!』

『えーまず、大和さんが好きだ!!となったのは、月組の『ノバ・ボサ・ノバ』の公演でですね。タニさんはルーア神父様の役でね。銀橋に出て、嘉月さん(シスターマーマ)と一緒に歌うんですけれども、そのタニさんが歌った瞬間に、銀橋で。もうその時の目のキラキラと心のキラキラと全てにやられまして。この方を私は観に、これから劇場に足を運ぶんだ、と決めまして。』

天海祐希さんは1995年12月宝塚退団。大和悠河さんはその年に入団。
天海祐希さんファンであったことは有名ですが、いつから大和さんのファンになったのだろうと「勝手に謎に」思っていたので、1999年の『ノバ・ボサ・ノバ』ルーア神父様を観てからと明言されたので、「謎」が解明されてよかったです。

『「愛のソナタ」の新人公演で最後だったんですよ。予科生は勝手に観に行けないものなんですけど、勝手に申し込みまして。怒られながら新人公演を観に行きました。一日限りの主役をされている大和さんの可能性とキラキラ感に私はもう圧倒されて、これが宝塚のスターなんだ。芝居をしてててもまぶしいし、もう何をしていてもまぶしい』

その後しばらく望海さんの熱弁が放送された後、超早送りの文字(テロップ)になってしまいました。

それをスローにして解読してみると、『タカラヅカスペシャル』に研1でコーラスに入っていた時に、「私は大和悠河さんの代役がしたい」と申し出て変えてもらって、実際に代役の説明をして曲をかける時に、カセットテープが手が震えて入らない中、一生懸命震える手を止めて無事にカセットデッキの中にテープを入れ、スタートを押して、夢が叶ったと喜んだそう。肩で息をしながらのスゴイ熱弁をされていました。
ここから早送りは終わって、通常放送
『でも、研1で「タカラヅカスペシャル」に出させてもらえて気付いたことが、私は大和さんのようなスターさんではないわ、ということがわかりまして。そこからこう道が外れていくんですけれど。全てにおいてこう、なんですかね。私を導いてくださった方ですね。はい!』

あまりの動作を交えての熱弁だったので、定位置からずれてしまって「すごい前出てきちゃった」とあせり「どこだっけ?」と定位置を探して戻る可愛い望海さん。

『全然質問されてもないのに答えるけど、歌い継ぎで出てきた時の出てきましたよ感!がものすごいあって、泣いちゃう!涙が出てきちゃう、かっこいいから!毎回「はあぁっ!」って思って感動してしまうっていうか。よくぞ出てきてくださいました!!みたいな感じで。そんなことある?

と聞かれて、圧倒されながらも「あるよね」と合わせて同意するきゃびぃさんと咲ちゃん。
久しぶりに宝塚愛を熱く語ってる望海さんが見れて嬉しかったです。
5年前の望海さんのブリネクで「天海さんもそんなことある?」が宝塚ファンの中で大流行しましたが、その「そんなことある?」のフレーズで締めくくるのが望海さんの巧みな所。

咲ちゃんも熱く彩輝直さんへの愛を語っていました。
愛媛県の大洲市出身の咲ちゃんは、宝塚の出版物を買うためには、県庁所在地の紀伊国屋まで行かなければならなかったそうです。
田舎に住んでいた私も同じくだったので、とても共感しました。
「こんなに熱く語る咲ちゃんをはじめてみた」と望海さんはおっしゃっていましたが、「望海さんの宝塚愛熱」には及びません。
「望海さんの宝塚愛熱」に拮抗できるのは、紅ゆずるさん?愛月ひかるさん?いやはや望海さんが一番でしょう。

望海さんは「誰よりも実力」がある上に「誰よりも宝塚愛」が深いから、どのように表現したらファンに喜ばれるか、一番わかっていらっしゃる。
だからこそ、望海さんの舞台は一番ファンを魅了できるのだと思います。
ただ実力があるからだけでなく、その宝塚が大好きという人間性が加わっていることが更なる魅力の原点だと再認識しました。

男役一品披露対決

望海さんは映画「ゴッドファーザー」DVD
「男役のバイブル」とのこと。
目線、目のやり方、手の持ち方など、参考書のように男役のロマンが詰まっているとのこと。
次回公演は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」ギャング映画が題材。
このバイブルをいかして、また新たな男役像を魅せてくれるでしょう。
咲ちゃんは「カフス」
時代、イメージ含めて選ぶ男役にとって夢がつまっているとのこと。
男役は皆さんカフスにこだわっているそうで、これから衣装をみる時はカフスにも注目してみたいと思います。

おまけの掛け声について
おまけで咲ちゃんが望海さんの掛け声をほめていました
現在上演中の『Music Revolution!』でも望海さんの巻き舌の掛け声が随所に入り盛り上がっています。
望海さんによると、声を出さないと踊れない、自分で自分を励ましているとのこと。

二人の掛け声「どっせーい」対決
望海さん、ラテンナンバー総踊り前をイメージして
勢いよく「どっせーーーい

咲ちゃん、タキシード姿をイメージして
クールに「ドッセィ

二人の持ち味の違いがはっきりあらわれて面白かったです。

現在上演中の『Music Revolution!』のどこかに、「どっせーい」を入れてくれるとのと。
私が4日に観劇した時点では入っていませんでしたが、4日夜に放送されたから、今後入れてくれるのかな?
今後の観劇時には掛け声に注目したいと思います。
現在の巻き舌のとても油ののった掛け声もスゴイ!のですが。

宝塚自撮り対決

<お題の写真をより面白く自撮りした方が勝ち>
お題は雪組ロゴ、105周年ロゴ、雪組ロゴ、赤い郵便ポスト、同期生、雪組公演ポスターなどなど16個。
大劇場館内や「キャトレーブで」や「宝塚の殿堂」など。日頃行けない場所なのでそこへ行けるという事だけでハイテンションで2人とも可愛かった。
自撮り棒まで「男役はこうやって持つんだよ」と肩に抱えて持つ望海さんが面白い。

望海さんが明日海りおさんの「ベルサイユのばら」のポスターの前でアントワネットの部分を自分の横顔をかぶらせて撮ろうとしている柔軟な体幹の良さにビックリ。
撮影された横顔の美しさも。本当に彫刻で刻まれたような美しい顔立ちをしていらっしゃる。

構図を練って撮ろうとする望海さんと、素直にそのまま撮る咲ちゃん。二人の性格の差が出ていました。

「キャトレーブ」で咲ちゃんが、若い頃の望海さんのスチールを見つけて、「のぞさん、これいつ~?」とたずねると
望海さんが「逆に聞きたいよ、それいつ?」と返す会話が二人の良い関係性があらわれていて良かったです。
雪組は学年差があってもタメ口で会話ができるようで、そういう関係性が今回のお芝居でも「竹馬の友」という二人の親しさが自然にあらわれているのだなと納得。

トップになって欲しい彩風咲奈ちゃん

必ず雪組のトップになるスターと思っているので、良い持ち味を沢山もっている咲ちゃんは、もっとスターとしてアピールしていったらいいなと思っていました。
しかし今回の望海さんと咲ちゃんの対決を見ていて、スターとして全く違うタイプなので、咲ちゃんは今の咲ちゃんのままでいいのだな、と思いました。

咲ちゃんが大好きだった彩輝直さんは、美形なフェアリータイプの男役さんで、ドンドン前に打ち出していくタイプでは無く、「置かれたところで咲く」スターとして控えめな方でした。新専科異動後、月組で2作品トップをつとめた後退団されました。
咲ちゃんが目指すスター像が彩輝直さんなら、咲ちゃんは今のまま進んでいかれたらいいと思います。

今回の『Brilliant Dream +NEXT 彩風咲奈』は、雪組の様々なスターさんたちが出演して楽しませていただきました。
ラストの今回も望海さんの魅力を再び堪能させていただけて、永久保存版になりました。

最後に『これからもドンドン飽くなき探究心を忘れることなく、男役を追求していきたいと思っています。』と咲ちゃんの言葉がありました。
咲ちゃんの今後の活躍も楽しみにしています。

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