東京宝塚劇場・星組公演『霧深きエルベのほとり』『ESTRELLAS ~星たち~』のライヴビューイングを観てきました。
今日の舞台では大きなドラマが起こりました。
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カールの演技に心が震えた
『霧深きエルベのほとり』の紅ゆずるさんが演ずるカールは、もうお芝居の域をこえた本物が生きてそこにいる!という感じでした
カールの魂が乗り移ったようなまさに「迫真の演技」でした。
カールの心がグイグイと心に響いてきて、映画館の客席ではすすり泣いていない方が少ないほど。
今まで経験したことのない、心が震える素晴らしいお芝居でした。雪組の「ファントム」に負けていません。
『ESTRELLAS ~星たち~』で異変が
休憩後『ESTRELLAS ~星たち~』がはじまったのですが、紅さんの第一声「エストレージャス」から少し声に違和感を感じました。
ダンスは素敵に踊っていらっしゃいました。しかし歌がおかしい。
『霧深きエルベのほとり』では歌が本当に上手になられたなと感動していましたので、「おかしい」と嫌な予感がしました。
進んでいく中で、途中で歌がとまる瞬間がありました。その後続きを歌われてましたが、苦しそうです。
それから「どうしたの?」といつもと違うさゆみさんをドキドキしながら見守っていました。
頑張って歌われていましたが、どうしても苦しそうな表情は隠せません。
「途中で倒れてしまわれたらどうしよう?」そんなことまで、心配性のくららは思っていました。
かすれた声がはっきりわかるようになってから、銀橋のチャンピオーネの所で
手振りをつけながら「声、ごめんなさい」と何度もお辞儀をしながら謝られました。
お芝居の終盤で喉を傷められたようでした。迫真の演技でしたから。
あっ、やっぱり喉を傷められたのだ。
喉だけでお身体は大丈夫なのだとわかって心配性のくららは少しだけ安心できました。
以前にこのブログで、さゆみさんがセリフをとちった時に「とちっちゃいました」と言うのは正直すぎると書きましたが、
今日は喉を痛めたことを途中で教えて下さって、本当に有難かったです。
精一杯がんばっているさゆみさんを楽しませてもらおうと、心配するのはやめて、ショーに集中するようにしました。
最後のごあいさつで、お話をするのにも声が出せないほど、喉を傷めていらっしゃることがわかりました。
よくそんな状況で、歌をご自分で全部歌われて普通にショーを進行されていたなと驚きました。
プロなのに…と泣きながら謝るさゆみさん、プロだからここまでできた
さゆみさんのプロ根性の魂が歌を歌わせていたのですね。
すべてちゃんと聞き取れる歌を歌われていましたから。
どうやって声を振り絞って出されていたのか。もう神的な領域です。
さゆみさんの一生懸命の心が客席に伝わってきて、本当に素敵なショーでした。
くららは映画館でさえそれを感じましたから、実際に生の舞台を観ていた方は、もっともっとさゆみさんの真摯な舞台に向かう心を感じ取られたでしょう。
そしてさゆみさんは、お客様の心が温かいと涙を流されていました。
星組生たちもさゆみさんが袖に引っ込むと集まってきてくれたそうで、その星組の温かさにも感動されていました。
「プロ失格。千秋楽なのに」とただひたすら涙を流して謝られていましたが、謝られる必要は無いと思いました。
中継を観ていた人も含め、観客はさゆみさんをはじめ星組の温かい素敵なショーを十分に味合わせてもらって感謝しているだけだと思います。
さゆみさんは、七海ひろきさんをはじめ退団者を盛り立ててあげるのがご自分の務めと思っていらしたでしょうが、アクシデントが起きても、とても温かい素晴らしい千秋楽の舞台となり、卒業された方々にはより心に残る良い思い出になったと思います。
くららは、以前から「紅ゆずる」という人柄を含めて、全部が好きです。
今日さらにその人間性の豊かさ、人柄のすばらしさを目の当たりにして、ますます好きになってしまいました。
今日はまだ紅さんの「本当の千秋楽の一つ前」なのに号泣でしたが、これが「本当の千秋楽」だったら、どうしよう。
今から「10月13日」を迎えるのが心配でたまりません。
千秋楽映像がスカイステージで映し出されると、また「実力が無い」と叩かれるのかもしれませんが、紅さんの歌は『霧深きエルベのほとり』のお芝居までは本当に上達されていました。ダンスもNHKで放送されたものと比べて全然良くなっています。
今回の千秋楽映像が、いつもの「紅叩き」に使われませんように。
そしていつも感じていることですが、星組の熱い舞台は映像で観るのと、生で観るのは全然違います。
紅ゆずるの良さは生の舞台でこその素晴らしさがあるのです。
喉を傷めたのが千秋楽でまだ良かったと思います。
明日からどうぞ静養して元気になってください。
いつものパワーあふれるさゆみさんの舞台が楽しみです。
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