「タカラヅカスペシャル2018 」悲喜こもごも
2019年という年が宝塚ファンにとってあまりに濃厚なので、2018年が遠い昔に思えてしまいます。

3月20日に発売された「タカラヅカスペシャル2018 Say! Hey! Show Up!!」のBlu-rayを知人に借りて見ています。
「タカラヅカスペシャル2018」が上演された頃の宝塚は平和だったなと思いを巡らせながら。

現在の「宝塚波乱」は、2019年1月11日の「鳳月杏の月組へ組替え発表」「華優希 花組トップ娘役就任発表」の辺りから始まりました。

でもよく考えると水面下では、「タカラヅカスペシャル2018」以前から2019年の宝塚の大変動は進んでいたのですね。

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明日海りおが望海風斗に退団を告げたタカラヅカスペシャル2018の楽屋

明日海さんが退団の記者会見で、一番最初に前もって退団を伝えたかったのが、雪組の望海風斗で、昨年12月の「タカラヅカスペシャル2018」の時、2人だけの楽屋だったので、その時にさらっと伝えたと話されていました。そして望海さんは泣いていたと…
他の同期には、退団発表が出る前にそれぞれ連絡したということでした。

望海さんは音楽学校の入学時から寮の同室で、明日海さんが一番つらかったという花組組替え時に同期として側にいてくれて、今はトップスターという同じ立場でその重責を共に分かち合える立場。何としても一番に退団のことを伝えておきたかったのでしょうね。

少なからず動揺を与えることは分かっているから、告げたのは舞台が終わってからかな?とくららは推察しています。

そういう思いをもって、二人のデュエット場面を見ると、自然と涙が出てきてしまいます。

宝塚グラフ4月号の「Instant GRAPH」

普段はなかなか会えない他組の選抜メンバーと会える「タカラヅカスペシャル」は、タカラジェンヌにとっても特別な催しのようです。
宝塚グラフ4月号の「Instant GRAPH」には、その時に撮影した写真を載せている方が4人中3人でした。

彩風咲奈君は、桜咲彩花ちゃんと楽屋が一緒だったので、退団の話を聞いたそうです。
そしてその時二人で写した写真を掲載されていました。

綺城ひか理君は同期の蓮つかさ君、永久輝せあ君と共に可愛い下級生の娘役さんたちと積極的に交流を図って、写真をいろいろと撮ったようです。
その時の一枚を掲載されていました。

星蘭ひとみちゃんは、同期娘役天紫珠李ちゃん、結愛かれんちゃんと3人で一緒の写真と、「ひとみ」ちゃんが揃った写真を掲載されていました。

その「ひとみちゃんが揃った写真」が若手の豪華メンバーで、舞空瞳ちゃん、有沙瞳ちゃん、彩みちるちゃん、星蘭ひとみちゃんでした。この4人の並びに感動してしまいました。将来を渇望されている娘役さんばかりです。
ついでに男役の「本名のひとみちゃん」を入れてもいいなら、永久輝せあ君もひとみちゃんなのです。
ひとこファンとしては、一緒に撮って欲しかったです。(笑)
ひとこちゃんも大喜びしたに間違いないのにな。

仙名彩世さんは、写真魔として有名で、「タカラヅカスペシャル」の時に退団発表をされていたので、沢山の思い出写真を撮られたでしょうね。
明日海さんとのサヨナラ対談コーナーで、ゆきちゃんのことを「林家パー子さんのよう」と明日海さんが語っておられました。

「タカラヅカスペシャル」出演者 53名

【専科】轟 悠・華形ひかる・凪七瑠海
【花組】明日海りお・瀬戸かずや・鳳月杏・桜咲彩花仙名彩世・華雅りりか・水美舞斗・柚香光・優波慧・城妃美伶・綺城ひか理・飛龍つかさ・音くり寿・華優希・舞空瞳
【月組】美弥るりか・紫門ゆりや・珠城りょう・月城かなと・夢奈瑠音・蓮つかさ・海乃美月・暁千星・美園さくら・天紫珠李・結愛かれん
【雪組】望海風斗・彩凪翔・彩風咲奈・朝美絢・朝月希和・永久輝せあ・綾凰華・真彩希帆・星南のぞみ・野々花ひまり・彩みちる・潤 花
【星組】紅ゆずる七海ひろき・天寿光希・音波みのり・麻央侑希・礼真琴・瀬央ゆりあ・綺咲愛里・紫藤りゅう・有沙瞳・天華えま・星蘭ひとみ

オレンジの文字の方が2019年の退団を発表されている方です。多分退団予定の方は、昨年のその時点で退団を決意されていたと思いますので、「最後のタカラヅカスペシャル」を意識して出演されていたのでしょうね。

たまたま宙組が公演中だったため「タカラヅカスペシャル」に出演されていませんが、もし出演されていたとしたら、その中のメンバーの多くがオレンジ色表記になってしまっていたと思います。

たった3か月前の公演ですが、映像を見ながら妙にオセンチになってしまいました。

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「タカラヅカスペシャル」のメンバーに選ばれると言うこと

メンバーに選出されるということは、その組の主要メンバーあるいは将来を期待されているという位置づけになります。

男役は98期までなので、100期の風間柚乃君、101期の縣千君らは期待の若手男役ですがメンバーになっていません。
娘役さんは、102期の舞空瞳ちゃんと潤 花ちゃんが一番学年下になります。

くららがまだ学生だった頃、「タカラヅカスペシャル」は愛読者大会という名称で行われていました。
その頃は宝塚大劇場で夜公演として開催されていました。
その開催前、多分メンバーの方たちはお稽古していただろう時間に、その年からメンバーから外れたタカラジェンヌとすれ違いました。
くららの先入観もあっただろうと思いますが、さみしい印象をもちました。

宝塚はスター制度で成り立っているので、途中でスター路線を外れるということもあります。
そういう時のジェンヌさんの気持ちって、悔しいだろうなと感じます。
同期であっても成績順で並べられ、また成績とは関係なく「スター路線」というものがあって、カレンダーや雑誌の掲載、何もかも「選別」があります。
宝塚の専用チャンネル「スカイステージ」は、比較的に生徒さんたちを平等に扱っているなと感じられるところもあります。
組別の同期紹介コーナーがあったり、卒業予定者はインタビューや退団番組が組まれます。

そして昔から退団公演の千秋楽では、どの生徒の方もご挨拶が出来て、トップスターの近くに並ぶことができます。
それがすべての卒業生が幸せをかみしめられる「宝塚愛」でしょうか。

明日の星組の千秋楽が近づいてきました。涙
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