明日海りおさんは、白いスーツに青いシャツ、さわやかで素敵な純白の上下に身を包んで退団会見に臨まれたようです。
「最後までもっともっと、憧れている男役の幅を広げて、花組がよりよい組になるよう、自分のすべてをささげたい」と完全燃焼を誓われたそうです。
webの記事からの拾い読みで、その様子を紹介させていただきます。
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退団を決めたのはいつ?
「ポーの一族」の頃に、組子の頑張りを見て「私がいなくても大丈夫じゃないか」と確信して、劇団に卒業を相談されたそう。
自分の存在に下級生たちが窮屈に感じているんじゃないか、と早い段階から感じていたそうですが、この言葉に驚きました。
ご自分の卓越したスター性を理解されていない!
「特別なスターのオーラ」を持っている明日海さんはスター然として自信をもっていつまでも存在していいのに、やさしい謙虚な人柄は変わりなく、いつも「だいじょうぶかな」という思いを抱えていたのですね。
そういう人柄がみんなから愛されるところなのでしょうが、くららとしては、「卓越なるスター性」にもっともっと自信をもって、トップスターとして続けてほしかったです。
フェアリー的な宝塚でしか発揮できない魅力は、全く枯れることなく、これからさらに開花していけると勝手に期待していました。
しかし5年という歳月が、体力的に精神的に限界であったのなら、明日海さんが決められた時が最善の時なのだと思います。
仙名彩世さんへの配慮
仙名彩世ちゃんと同時退団という声もあるけれど、ゆきちゃんが「サヨナラショーをして彼女が主役で輝くのがうれしい」から、ゆきちゃんの卒業を見送ってからのご自身の退団をと決められたそうです。
おとといの大劇場公演でのゆきちゃんのサヨナラショーでは、ゆきちゃんは最高にキラキラと輝いていて、実力派娘役の集大成を魅せてくれて、明日海さんも本当にうれしそうでした。
もしかしてピンクゴールドの素敵なドレスは明日海さんからのプレゼントだったりして?(くららの勝手な妄想です)
明日海さんのこんな深い愛があったのですね。こうして大切に思ってもらえるゆきちゃんも幸せですね。
組子への退団の告知は
千秋楽の前日10日の「CASANOVA」の終演後に告白されたそうです。(前回記した組宴会の時では無かったのですね)
みんなは、「そろそろとわかっていて、ビックリしないだろうと思っていたら、ボロボロと泣いてくれて…」
とご自身も涙を流しながらその時の説明をされたそうです。
「人の泣き顔を見てうれしいというのは、どうかと思うんですが、みんなが泣いてくれてうれしかったです」
元々育った組では無く、トップスター就任1回前に月組から組替えして、当時は蘭寿とむさんを中心に花組には特有の結束力がありました。
「外様」としてトップ候補として組替えしてきた明日海さんは花組に溶け込むことに大きな壁があったのでしょう。
会見の中でも「宝塚人生の中でつらかったのは組替え」と挙げておられました。
「花組の男役になり、トップとして恥ずかしくない舞台人になるよう頑張れた。私のタカラヅカ人生の中で幸せだったと思います」
宝塚大劇場で「エリザベート」の初お披露目が終わって東京宝塚劇場の直前に「大運動会」があって、花組は惜しくも最下位で、明日海さんだけトップスターの中で個人賞ももらえなくて、精神的にきつかったことでしょう。
でも最下位という思いを共有することで、みんなとの絆が段々と深まっていって、5年後の今は「花組になくてはならない存在」です。
くららは、「エリザベート」と時からそう感じていましたが。
同期の雪組トップスター・望海風斗への報告
昨年暮れの「タカラヅカスペシャル」の楽屋で卒業の話をしたそう。
「泣いてました」とのこと。
すでにその時は、89期同期の七海ひろきさん、美弥るりかさん、純矢ちとせさんの退団について聞いていたでしょうから、望海さんも断腸の思いだったでしょうね。
明日海さんが花組に組替えをした時に望海さんは、「エリザベート」の千秋楽までは花組でした。
月組からきた明日海さんを励まし、支えたと思います。
当時の立場的には、明日海さんが来たことで、望海さんの番手的な位置は下がったのですが、そんなことより同期愛の方が強かったでしょうね。
スカイステージでお正月に89期の専科・凪七瑠海、花組・明日海りお、月組・美弥るりか、雪組・望海風斗、星組・七海ひろきによる同期5名の「ICHIGO-ICHIE リターンズ」トークがありました。
あの時点では、七海ひろきさんの退団だけが公表されていましたが、美弥さん明日海さんの退団も決まっていて、みんなそれを公にはできないけど、心に秘めて話していたのだなと思うと、切なくなります。
89期のトップスターとして残っている望海さんが、「私も…」となってしまわないよう、宝塚で望海さんのトップスターとしての可能性にチャレンジし続けてくれることを願っています。
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退団後について
「まず職探しをしないと」と笑わせたそうですが、仕事のオファーが無いわけがないですよね。わんさか来ていることと思います。
「自動車免許を持っていないので教習所に行きたい」という現実的な話もされたそうです。
こういうところが、みりおちゃんらしい。
結婚については?
「未知ですね。台湾で占いをしてもらって『結婚線が何本かある』と言われましたが、かわいい娘役を何人ももらい、消滅したのでは」
最近トーク力があがってきている明日海さんは、はぐらかしもお上手でお笑いのセンスも出てきましたね。
小川友次理事長からの言葉
「ここまで大劇場主演9作で、すべて稼働率100%以上は例がない。御礼を言いたい」と。
これ以上の詳しい内容はweb記事には無かったので、明日のスカステニュースでの放映を待つことにします。
会見に同席される時は、その組カラーのネクタイをつけて、配慮を示される小川友次理事長。
トップスターを紹介されるメッセージに、そのスターをどのように評価されていたかを、しっかり仰るので、いつもそのメッセージにくららは興味をもっています。
最大の賛辞を送られていたのではないかと、予想しています。
退団会見での泣いている写真を見て、ついついもらい泣きをしてしまいました。
先日の紅さんと同じように、退団会見で涙を流してくれるスターさんには、より近さを感じて好きです。
みりおさん、本当にお疲れさまでした。
最後の時11月24日まで完全燃焼してください。
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