月城かなとさんの言葉と公演中止雑感
こんにちは、くららです。
月組の東京公演は、10月14日(土)に無事に開幕したのに、2日目となる昨日は開演時間の直前に公演中止が発表されました。
11時公演に対して、公式ラインからの中止のお知らせが届いたのが10時43分でした。
現地の劇場で中止のお知らせを知った方は、もう少しだけ早かったようですが、ここまで直前の中止発表は宝塚では初めてだと思います。

現在、10月17日(火)までの公演中止が決定していて、18日以降の公演実施については、17日の午前中に案内して下さるとのことです。

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月組東京公演初日映像より

15日の中止前の楽屋は?

本日「タカラヅカニュース」で、月組東京公演の初日のダイジェスト映像が放送されました。
月城さんは、ご挨拶の中で、東京公演にかける深い意気込みを語っていらっしゃいました。

中止の発表時間から想定すると、月城さんたち月組生たちは当然舞台の幕は上がるものと、楽屋入りして舞台化粧をしながら準備を進めていらっしゃったのではないかな?と思います。

複数の出演者から新型コロナおよびインフルエンザウイルスの陽性が確認され、公演実施が困難になったと発表されました。

公演の準備を進めている中で、簡易な検査結果で陽性が確認されて「公演中止」に至ったのでしょうか。

「さぁ頑張ろう」と初日の幕が開いた次の日だったので、月組生たちも大きなショックを受けられたことでしょう。楽屋の中はとても大変だったのでは?と思います。

月城さんのご挨拶を聞きながら、とても心が痛かったです。

初日ご挨拶

梨花組長さんが、「芝居・ショー共に頼もしい姿を見せてくれている月城かなとがご挨拶いたします」と紹介がありました。

「皆様、本日は月組公演の初日にお越しくださいましてありがとうございました。月組の月城かなとでございます。

本日こうして東京のお客様にお会いすることが出来てとっても嬉しいです。皆様が劇場で過ごす3時間が心から幸せな時間になりますように、明日から心をこめて舞台を務めて参りたいと思います。皆様千秋楽まで、どうぞよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました」

「明日から心をこめて舞台を務めて参りたい」と仰っていました。この瞬間に翌日から中止なんて、全く考えてもいらっしゃらなかったでしょう。

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カーテンコール1

「いよいよ“東京アンソロジー”東京で公演できることに、とても嬉しく思っております。劇場に来られる際も、劇場からお帰りになられる際も、この作品に思いを馳せていただけましたら、とても嬉しいです。千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました」

カーテンコール2

「ありがとうございます。季節の変わり目、どんどん寒くなってまいりますので皆様どうぞお体には気をつけて、私たちも1か月間元気に舞台を務めたいと思います。千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました」

昨日の午前9時東京は雨が降っていて温度は14度。急激に温度が下がって体調を崩しやすくなっていました。月城さんが気になさっていたのに、月組生たちの健康に影響してしまって…。

カーテンコール3

「先ほど劇場にいる3時間は幸せになっていただきたいと申しましたが、私たちも幸せになるのは同じでございます。お客様がいて、こうして公演が出来ることで本当に幸せな時間を過ごしております。えっ何が言いたいかと申しますと、あのホッホッ、皆様本当にありがとうございます、と言うことでございます、エッヘヘ。

1か月間幸せと幸せの素敵な交流を皆様と素敵な時間を過ごせたらと思います。千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました」

1か月間の幸せと幸せの素敵な交流が、2日めにして崩れてしまったのは、本当に口惜しいです。

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取材会の映像から

東京公演の初日の前日に、通し舞台稽古と取材会が行われます。取材会はコロナでしばらく休止されていたので、13日の取材会が、月城さんがトップスターになって初めてのものでした。

ここでも熱く意気込みを語られていました。

Q『フリューゲル -君がくれた翼-』の見どころ

月城「月組にとりましては、久しぶりのオリジナル作品なので、「原作がある」とは違った、台本からそれぞれが人物像を立ち上げて、自由に幅が広げられる分、日々公演を重ねるごとにどんどん深まっていく作品だと思いますし、宝塚で1ヶ月間やってきた分、それを更に更に東京の1ヶ月で、また深めていけるように、みんなで頑張っていきたいと思います」

Q『万華鏡百景色』の見どころ

月城「いよいよ『万華鏡百景色』が東京に来るということで、東京のお客様には場所だったりすごくわかりやすいのじゃないかなと思いますし、劇場を出たら銀座が広がっていますし、そういうここでやる意味みたいなものをみんなで感じながら演れたらいいなと思います」

Q芝居・ショーで大事にしていること

月城「齋藤先生の作品なので、少しショーアップされた場面もあるんですけど、お芝居をやっているという部分を忘れずに、ショーのようなお芝居だけど、そこはきちんとお芝居として見せたいという思いと、ショーの方はいつものショーとは違った、こちらから発散するだけではなくて、お客様をこっちに惹き込んでいくような演じ方が出来たらなと思うので、2作品とも挑戦ではあるんですけど、新しい表現の仕方が自分にとっても勉強になるんじゃあないかなと思って、意欲的に挑戦したいと思います」

Q退団発表をしたことでの心境の変化

月城「大劇場とこの東京公演の間で退団会見をさせていただきまして、その時はやっぱり初めて退団するので、こんな気持ちになるんだと言うことを感じましたけど、自分の個人的な感情が公演に影響するってことは、私は無いようにしたいなと思っているので、私個人としてはいろんな思いを日々感じながら、舞台をつくる上では、みんなにとって大事な公演なので、そういう思いを忘れずに大切に過ごしたいなと思っています」

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思うこと

月城さんの退団会見後

月城さんと海乃さんの退団会見の時に、雪組の和希そらさんの退団が発表があったので、ファンたちの間に大きな衝撃が走って、話題は和希さんで持ち切りでした。

そしてその後、タカラジェンヌがお亡くなりになるという悲しい出来事があり、宝塚全体が悲しみとショックと衝撃の中にあります。

そんな中で月城さんは、「幸せな3時間」が届けられるよう、またご自分が退団するという私的な感情に左右されず、月組生たちの大事な舞台として務めていきたいと話されていました。

今の状況だからこそ、この公演にかける思いは特別だったと思います。

たった1日で、この大事な公演が途切れてしまったのは、本当に残念です。

私は宝塚大劇場で何回も観劇しましたが、芝居・ショーともに月組生の魅力を最大限に引き出して楽しませてくれる逸作です。

月組生に無理がかからないのなら、18日(水)から再開できることを切に願います。

感染症について

月組生の健康と再開

昨日の午前のお知らせでは、「新型コロナおよびインフルエンザウイルスの陽性が確認」ということでしたが、夜のお知らせでは「インフルエンザウイルスの陽性が確認」のみになっていました。

正式に検査したらコロナは陰性でインフルエンザのみ陽性だったということでしょうか。

インフルエンザなら特効薬があるので、回復が早く予後も良いかと思います。

水曜日に再開されるとすると、中止期間は3日間なので、「5日間出禁期間」を思うと、代役公演を想定されているのかな?とも思います。

詳しいことはわかりませんが、これ以上広まらないことを、月組生たちの健康を願っています。

公演中止の判断時期について

開場後の中止発表は、外部の公演でもありましたが、今回の直前の中止発表は、できるだけ避ける努力もしていただきたいと思います。

「新型コロナおよびインフルエンザウイルスの陽性が確認」と言う前に、体調不良かどうかは、もう少し前に判断できるかと。

宝塚の本公演は、どこの舞台よりも出演人数が多いので、リスクは大きいと思いますが、突然の公演中止を防ぐ体制づくりも検討していたただきたいです。

コロナ禍の頃は、「突然の公演中止も仕方ない」と思っていましたが、新型コロナが5類に引き下げられても、「突然の公演中止も仕方ない」状況が続いていると、チケットをとる不安が大きいです。購入を控える方もまた増えるかもしれません。

ずっとこの状況が続けば、私は遠征について消極的な思いになってしまいます。

公演中止が相次いでいるので、宝塚歌劇団の経営状況も心配になります。本当に宝塚歌劇団は受難の時を迎えているなと思います。

どうか月組生たちが元気になって、1日もはやく月組公演が再開できますように。

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