星組『ME AND MY GIRL』 と宝塚雑感
こんにちは、くららです。
星組『ME AND MY GIRL』暁さんビルの2回目を観てから関西に戻って来ました。

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博多は交通の便が最高に良い

午後2時10分終演。
2時20分の空港行きの地下鉄に乗って、
2時30分前には空港に着いていました。
本当にビックリするぐらい便利ですね。

2日間の宝塚の休演期間は長崎・佐世保のハウステンボスに行っていました。
博多から高速バスが出ていて、約2時間。帰りは1時間40分でした。料金は往復で4400円。
今まではJRのハウステンボス号を利用していましたが、バスはハウステンボスの入り口に停まってくれてとても便利だし、料金は格安。但し1日2往復だけです。

また今度ハウステンボスについて詳しく書きますね。

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『ME AND MY GIRL』暁ビル2回目感想

暁さんならではのビル

暁ビルは、昨日よりさらに弾けて絶好調でした。ソファででんぐり返ししてのハット被りもバッチリ決まっていました。リンゴを腕でくるっとさせるのは昨日の方が上手でしたが、他の技は今日の方がうまくいっていたような印象。

舞空サリーは、暁ビルに合わせて、さらに砕けた演技をしていたり。自由自在にサリーを楽しまれていて、見ている側もとってもワクワクします。

舞空サリーが、心情をこまやかに歌いあげる歌がすごく良いのですが、暁ビルとのデュエットも聞きごたえがありました。暁さんの歌が本当にお上手で、ミュージカル役者だなと思います。

そしてお芝居の運び方というか表現力が「月組のビル」なのです。今では「星組の暁千星」ですが、月組生の残り香があります。

ストーリーのラスト、暁ビルが「今までどこに失せていやがったんだ!」とサリーに言うセリフの言い方が最高にイケていました。

ビルは紳士教育を受けて立派な侯爵風になりましたが、階級など関係なく、ビルはビル。表面は変わって人間として成長しても、本質は変わらないビルを暁さんは上手に表現されていたと思いました。

暁さんの持ち味は、ビルにとても適していると思います。ビル役者と言ってもいいでしょうか。

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暁さんのカーテンコールでのご挨拶

「役替わり2日目となりますが、まだまだドキドキしています。毎日刺激がありすぎます。今日は2回公演なので、博多の美味しいものをいっぱい食べて、頑張りたいと思います」

まだ挨拶に慣れていない暁さん。
つい隣の水美さんの方を見てしまい、二人で笑い合ってワチャワチャすることが、ご挨拶の恒例となっています。

このふたりを見ていると、とても幸せな気持ちになれます。

下級生の気になる二人

とっても長時間、甲兜の中にいるのは、早瀬まひろ(109期)さん。今年の初舞台生で次席の優秀な男役さん。電報配達の役もされていました。

研2の初詣ポスターモデルで期待の馳琉輝さん(108期)も、召使い役でした。

調理場では、女性の召使い役の方たちの中の真ん中で歌っていたり、召使男として一人だけ上手側にいたり、甲兜を追いかけていたり、目につく所で活躍されていました。

昨日まで可愛い笑顔で舞台に立たれていた鳳花るりなさん(105期)が本日より休演されていました。
「復帰時期未定」とあるので、コロナやインフルエンザかな?と勝手に思っています。はやくお元気になって復帰できますように。
そして出演者たちのご健康を心より願っています。

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『ブギウギ』の名言

10月2日から、NHKの連続テレビ小説では、笠置シヅ子さんがモデルの『ブギウギ』が放送されています。ヒロインは趣里さん。

大正から昭和の激動の時代。大阪・香川・東京を舞台に、小さな銭湯の看板娘から“ブギの女王”と呼ばれるスター歌手となっていくヒロイン・花田鈴子(福来スズ子)が、多くの困難を乗り越えながら人々に勇気と希望を与えていく姿が描かれています。

今朝テレビを見ていると、劇団の看板女優役の蒼井優さん

『舞台を観にきてるお客様は、現実を忘れるために舞台に見に来るだけじゃない。現実に立ち向かう力、生きる力を貰うために舞台を見に来る』
と仰っていました。

そうだなぁと思いました。

宝塚の舞台も、同じです。

紫吹淳さんの話

先日紫吹淳さんがある番組で、下記のように話されていました。

紫吹さんはあるお医者様から、下記のような言葉をかけられたそうです。

あなたたちの仕事は医者も治せない病気も治せる。
医学的には無理だと言われていたのに、宝塚を見て元気になったり、そういう方がいるんだよ

紫吹「すごい仕事をさせてもらっているのだなぁと、宝塚の持つ力ってすごいですね」

木場理事長の会見での話

そして先日の記者会見で、木場理事長は下記のように仰っていました。

「彼女たち(宝塚の生徒)は宝塚歌劇の舞台に立つために、ここに来た人間でございますので、彼女たちの舞台にかける思いを大事にしていきたい」

舞台の与えてくれる力に感動して、「私もあの舞台に立ちたい」と高い受験倍率を乗り越えて宝塚に入ってきたタカラジェンヌさんたち。

宝塚の舞台が、人々にどれだけ夢や希望を届け、励まし、救ってくれるか。

こういう仕事は、なかなかありません。だから宝塚の舞台に立つことに使命をもっていらっしゃいます。

今回の星組の「ミー&マイガール」も、みなさん使命をもって舞台に立たれていると思います。特にファンがショックを受け、動揺している時だということもわかっていらっしゃるでしょう。

そういう時だからこそ、宝塚で癒しを与えようとしてくださっています。

今のままの宝塚では、ダメだということはみんなわかっています。でも「宝塚なんて潰れてしまえ」「潰れるしかない」というのは暴論だと思います。

使命をもって宝塚に入ってきて方たちが、今こそ頑張り時だと思います。

何か問題が起きると、極端な話になりやすいですが、400名もの生徒さんたちが使命をもって頑張ってくださっていること。そして多くの人たちが癒されたり励まされたり生きるエネルギーをもらっていることも事実です。

宝塚の変革が現在を維持しながら、上手に舵とられていくことを願っています。

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