こんにちは、くららです。
昨日星組『ME AND MY GIRL』のその他の配役が発表されました。
やはりその他の配役での「役替わり」はありませんでした。
遠い福岡県で、3週間以上の長期公演(10月9日~ 11月2日)なのに、既にチケットは完売。スゴイ快挙です!
これで更に「役替わり」まであろうものなら暴動が起きるかもしれないので、無くて良かったと思います。
極美慎さんのジャッキーというだけで、十分爆弾だと思いますが。
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3つの初めて
主演のビリーと2番手のジョン卿が役替わりというのは、『ME AND MY GIRL』宝塚史上初めてです。
その他の配役が「役替わり」しないというのも、月組の1987年初演(剣幸・こだま愛)、ロングラン続演、1995年月組(天海祐希・麻乃佳世)以来久しぶりです。2008年の月組公演(瀬奈じゅん・ 彩乃かなみ)以降「役替わり」が定着していました。
そして『ME AND MY GIRL』が星組で上演されるのは今回が初めてです。
当初は月組で上演され続けていて、2009年梅田芸術劇場で初めて花組(真飛聖・桜乃彩音)で上演され、2016年宝塚大劇場で花組(明日海りお・花乃まりあ)で上演されていました。
星組での上演が初めてでも、主要3役を演じるのは水美舞斗さん、暁千星さん、舞空瞳さん。花組、月組出身者。水美さんと暁さんは『ME AND MY GIRL』に出演経験があります。
主な3役
ビル……水美舞斗/暁千星
ロンドンの下町ランベスで見つかったヘルフォード家の世継ぎ。
サリー……舞空瞳
ビルの恋人。ロンドンの魚市場で働いている。
ジョン卿…水美舞斗/暁千星
ビルの叔母のマリア侯爵の友人で、ずっとマリアのことを思い続けている。遺言執行人。
髭をたくわえた、品の良いイケおじ。お茶面な人間味のある人物。
「イケおじ」と言うと、水美さんは、『TOP HAT』のホレス役と、『元禄バロックロック』のコウズケノスケ役が印象的でした。
暁さんは、『ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜』のアヴァク役。
主演のビルも楽しみですが、お二人の髭のジョン卿役も楽しみです。
ポスターから、3人が役にピッタリはまっていて、楽しさがとっても伝わってきます。初日は10月9日、あと1か月あまりになりました。
暁さんは『1789』で本役と代役で主演のロナンを演じ、大きな2役に挑戦して大忙しだったと思います。千秋楽の1週間後には『ME AND MY GIRL』の集合日でした。少しはお体を休めることができたでしょうか。
ビルは、ソファーででんぐりかえしをして帽子を被ったり、いろいろな小道具を使った手先の器用さが求められます。「懐中時計」、「りんご」、「トランプ」など。そのための練習も相当必要なような気がします。
忙しい時を過ごしていた暁さんは、ゆっくり練習する時間が無かったかもしれません。多分これからでしょうか。
水美さんと暁さんは、公演期間中、6回役が代わります。とっても大変だと思いますが、お二人には頑張って欲しいです。
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その他配役について
とても順当な配役だと思いました。
美女のジャッキー役が極美慎さん
マリアの姪で、ジェラルドと婚約しているのに、財産目当てにお色気でビルを誘惑します。胸や美脚を惜しげもなく見せつけて「私を抱きなさい」と迫る色っぽく際どいシーンも。サリーは目の敵!
『1789』で男役として雄々しくて力強い新境地を魅せてくれた極美さん。ガラッと180度役柄が変わります。
宝塚史上一番大きいジャッキーになりますね。
今まで演じてきた方は、涼風真世、真琴つばさ、樹里咲穂、城咲あい、明日海りお、龍真咲、朝夏まなと、壮一帆、美弥るりか、凪七瑠海、柚香光、鳳月杏。
娘役は城咲あいさんだけでした。男役のジャッキーも、みなさん美しかったです。
ちょっとネタバレになりますが、本編ではなくパレードで「3組のカップル」が純白の衣装になります。ジャッキーはウェディングドレス!極美さんのウェディングドレスは特注になるのでしょうか?美しいでしょうね。
その前に男役としてフィナーレナンバーに出演されると思うので、男役のジャッキーは、お化粧がちょっと大変になるところも興味深い見所です。
ジェラルドは天華えまさん
マリアの甥で、ジャッキーの婚約者なのに邪険にされます。
気品のあるマイペースなお坊ちゃまです。
天華さんにジェラルドはピッタリだと思います。極美ジャッキーとのコンビぶりも楽しみ。
今年4月のバウワークショップ『Stella Voice』で、『ME AND MY GIRL』が大好きと仰って、『街灯によりかかって』を歌っていらっしゃいました。
マリア公爵夫人は、歌ウマの小桜ほのかさん
ビルの叔母で、ヘアフォード家の女主人。
ビルが跡継ぎに相応しいかどうかを決める遺言の執行人の一人。
伯爵家の血筋を守ろうと強い信念を持って、ビルに紳士教育を施します。
知的で凛としていて温かみのあるマリア侯爵夫人。
歌上手な小桜さんにピッタリの役だと思います。
ジョン卿から思われています。
パーチェスターは、ひろ香祐さん
ヘアフォード家の弁護士。
「お屋敷の弁護士が~」と歌う名物キャラ。真面目で一生懸命ゆえにすべってしまうお調子者の三枚目。
柚香光さんが花組公演の役替わりで演じたこともあります。宝塚の名コメディアンヌ美沙のえるさんの当たり役でした。美沙のえるパーチェスターを越えられるか?
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メイヘェアの人々
ヘザーセット(ヘアフォード家の執事)…輝咲玲央
バターズビー卿(ヘアフォード家の親族) … 大輝真琴
レディ・バターズビー(バターズビー卿夫人)… 白妙なつ
ジャスパー・トリング卿 (ヘアフォード家の親族)… 蒼舞咲歩
チーフメイド…… 都優奈
マリアの友人
ワーシントン夫人(マリア侯爵の友人英国で最も古い家柄) … 二條華
ソフィア・ブライトン(マリア侯爵の友人) …… 水乃ゆり
ディス夫人(マリア侯爵の友人)… 星咲希
メイ・マイルズ(ディス夫人の妹) …綾音美蘭
ランベスの人々
ブラウン夫人(サリーの下宿先の女将) ……紫りら
警官…… 天希ほまれ
ボブ・バーキング(ビルとサリーの友人)…… 紘希柚葉
ランベス・キング…… 颯香凜
ランベス・クイーン……絢咲羽蘭(108期)
絢咲羽蘭さんは、音楽学校の文化祭でもダンスの上手さで群を抜いていて、スタイルが良くてロケットでも良い位置で活躍されています。「ジャガービート」では公演プログラムにジャングルバードと記されていました。108期の期待の新人さんのよう。
若手新人さんは、碧羽陽(107期)、和波煌(107期)、 美玲ひな(107期)、藍羽ひより(107期)、乙妃優寿(108期) 、馳琉輝(108期)、早瀬まほろ(109期) 、美鈴桜(109期)、 湖ノ花なり(109期)出演。
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1幕ラスト「ランベス・ウォーク」の客席降り
ビルが社交界デビューした所へ、サリーは、自分がいかに上流社会にそぐわない人間かを示すために、突拍子もない恰好をして、ランベスの仲間たちを連れて現れます。
ビルはサリーの気持ちを察して「メイフェアにはメイフェアの歩き方があるように、ランベスにはランベスの歩き方がある」と歌います。
すると段々その中にメイフェアのパーティーの客たちも加わっていって、庶民と貴族との壁が壊れて、第一幕の終わりは、客席にまで降りてきてくれて、全員参加の楽しい「ランベス・ウォーク」ナンバーになります。
現在、客席降りが積極的に取り入れられているので、「ランベス・ウォーク」ナンバーでの客席降りに期待できそうですね。
ライブ中継、ライブ配信について
主演の役替わりは、明日海りおさんがトップの時に博多座でありました。2018年5月、花組『あかねさす紫の花』。大海人皇子を柚香光さんと、中大兄皇子を鳳月杏さんと役替わりされました。
この時は、トップスターが出演されていたので、ライブ中継が2回実施されました。
今回は、トップスターが出演されていないので、ライブ中継はなく、ライブ配信だけなのか?
トップ娘役の舞空瞳さんか出演されているので、ライブ中継もあったら良いなと願っています。
今年の凪七さん・舞空さん主演の全国ツアー『バレンシアの熱い花』『パッション・ダムール・アゲイン!』は、ライブ配信だけで、Blu-rayの販売は無く、スカイステージですぐに1回限りですが放送されました。
ライブ配信は必ずあると思うので、役替わりを配慮して、水美さんが主演のビルの時と暁さんが主演のビルの時と2回やって欲しいですね。
既にチケットが完売するほど人気なので、それに加えてライブ中継と、2種類のBlu-rayの発売にも期待したいです。
宝塚で最後に『ME AND MY GIRL』が上演されたのは、2016年の花組の本公演でした。7年ぶりになります。
『ME AND MY GIRL』の上演が続いた時は、「また?」とちょっと食傷気味に感じた時もありましたが、今は『ME AND MY GIRL』の観劇がとっても楽しみです。素敵なナンバーが揃っていて、最後にとっても幸せな気持ちに満たされるミュージカルってあまりありません。
そして星組生たちに水美さんが加わって、どんな化学反応があるのか、それも楽しみです。
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