トップ就任時期について考える
こんにちは、くららです。ご訪問ありがとうございます。
昨日観劇した『I AM FROM AUSTRIA』の興奮も冷めない中、web記事で早霧せいなさんの印象的な話を読んで、「トップ就任時期について」思っていることを書きたいと思います。暁千星ちゃんを例にして。

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早霧せいなさんの言葉

トップにならなかったら、いれるまで宝塚にいたかもしれない
これは今日ネット配信された「オリコンニュース」の早霧せいなさんの言葉です。
ちぎさんは、今から2年前、2017年7月23日に退団されました。
2019年8月5日付で、イマージュエンターテインメント所属となったことを発表され、著書『夢のつかみ方、挑戦し続ける力』の発売など、活躍の場を広げていらっしゃいます。

■トップにならなかったら、いれるまで宝塚にいたかもしれない
――それにしても、17年間在籍した宝塚を退団することは大きな決断だったと思います。

【早霧せいな】 私の人生において、宝塚を退団するということは大きなターニングポイントでした。宝塚としては次の世代に繋げていくということが大切なことでもあります。そのことは、在籍中にいろんなトップさんを見て、送りだしてきた後輩として常々感じていたので、自分がどのタイミングでトップとしてのバトンを渡すかは、自分の意思だけでは決めたくないなと…。

――もし、退団のタイミングを自分で決めていたら?

【早霧せいな】 自分でそのタイミングを選ばないといけなかったとしたら、いつまでも辞めるという決断はできなかったのではないかと思います。次の世代にバトンを渡すトップという立場になれたので、退団できたのかなと……。小さい頃から憧れ続けた「男役」をやれる場所は宝塚にしかないと思っていたので、いれるだけいたかもしれません(笑)。引用:オリコンニュース

トップスターになるということは、次の世代にバトンを渡すために、任期が定まってしまいます。
トップスターでなければ、「いれるまで宝塚にいれる」。
これは早期に主演娘役に就任する娘役さんの方が顕著です。
就任した時から、退団までの「カウントダウン」がはじまってしまうので、同期の中では早期退団になってしまいます。

最近では「5作」がトップスターの通常任期と考えられています。異例も多いですが…。
ちぎさんがトップ就任されていた雪組には、2期後輩の2番手の望海風斗さんが控えていましたので、ちぎみゆ人気は絶頂期でしたが、惜しまれる中、世代交代のために退団されていきました。

早期トップ就任が良いのだろうか?

全組の観劇を楽しんでいる私と、一人のスターさんを応援している方との考え方は、違うかもしれません。
私はお気に入りのスターさんは、長く活躍を観たいので、早期にトップスターに就任されることを期待していません。

今年の95期トップは早期就任!ゆっくりスターコースもファンの醍醐味

月組の暁千星ちゃんについて
研1の『THE MERRY WIDOW』のメガネの可愛いニエグシュ役の頃より、ありちゃんの活躍を見守っています。

・98期生の首席入団、初詣ポスターモデルに起用。
・研3早々「明日への指針」で、新人公演初主演。それから新公主演4回。最後は「エリザベート」のトート役。
・研4で『A-EN【ARI VERSION】』バウホールワークショップ初主演。
・研6で『Arkadia-アルカディア-』バウ単独初主演
と、他の誰よりも急速にスター街道を歩んできていましたが、2017年夏に、朝美絢くんと月城かなとくんが組替えをしてから、ありちゃんより、月城かなとくんの序列がはっきり上になりました。
昨日『I AM FROM AUSTRIA』が開幕して、月城かなとくんが二番手羽根を背負って明確な二番手に就任。
大階段降りでは、ありちゃんの後に海乃美月さん、鳳月杏さんが降りたことから、「ありちゃんが降格した」という声も上がっていますが、それは関係ないと思います。鳳月杏さんは別格の特別なスターさん。

刈り上げありちゃん!に男役の本気度を感じる
今回のありちゃんのパブロ・ガルシア役は、サッカー界のスーパースターで、究極に男っぽい役!
両サイドを本当に刈り上げて、この役に挑んでいます。顎髭もつけて。(昨日感想に書くのを忘れていました)

丸顔のありちゃんは、可愛い印象がどうしても残るので、髪を刈り上げてまで果敢にチャレンジしていて、意気込みを感じます。
普通ではない男らしいスーパースターの雰囲気が出せていたと思います。
顎髭が薄い茶色なので、舞台上では遠くからはっきり見えません。

今から4年前、『1789-バスティーユの恋人たち-』では、マリーアントワネットの恋人役のフェルゼンを演じていましたが、幼さが残る容姿に、愛希れいか演じる恋人役は似合っていませんでした。2年前の『All for One~ダルタニアンと太陽王~』の大酒のみのポルトス役も、まだかわいい青年にしか見えませんでした。
前回の、『夢現無双』吉岡清十郎では、男役の色気を感じられるほど、男役として急成長したことを感じたところです。

昨日開幕の『I AM FROM AUSTRIA』の舞台でも、銀橋で高いジャンプをしたり、身体能力は抜群で、華もスター性もバッチリだと感じました。
役としての登場時間は1幕など、とても遅くて少ないですが、決して扱いが悪くなっているわけではありません。
プログラムに斎藤先生は『恵まれた容姿と華やかさはまさに次代を担う完璧なヒーロー』と書かれていました。
今のチャレンジの時に、さらに多くのものを掴んで、大きいスターになって欲しいと思っています。
役としてパブロは、とても面白く、おいしい役になると思うので、昨日の出来はまだまだ発展途上で、ありちゃんの進化を楽しみにしています。

1幕は、出番が遅いので、ホテルの製菓部のシーン「エードラー・トルテ」でバイトしていました。
このシーンみんな役以外の出演で、「わぁっ、こんな所に出ている!」と発見するのも楽しい、目がいくつあっても足らない舞台です。

ありちゃんは、現在研8です。
トップスター就任は組替えが無ければ、れいこちゃんの後でしょう。
研12、13くらいが適当だと思います。

珠城りょうくんは、組の都合で研9で突然トップに就任しましたが、現在の研12位での就任が妥当だったと感じています。
『I AM FROM AUSTRIA』のりょうくんは、とても良かったです。それまでの頑張りを、これから集大成として花を開かせて輝いていって欲しいと思います。

早期育成コースを歩んできたありちゃんですが、男役として十分熟成して経験値をもって、トップに就任して欲しいなと願っています。

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