星組『赤と黒』千秋楽雑感
こんにちは、くららです。
10日は梅田ドラマシティで「ジェーン・エア」を観てきました。私は小説のファンなのですが、舞台はまた全然違う素晴らしい感動がありました。土や草や木を使った素朴な舞台装置も新鮮で素敵でした。

2週間前までは星組の「赤と黒」の世界だったのに、全く違う世界観になっていて、舞台の面白さを思いました。
「ジェーン・エア」も良かったのですが、私の大感動の舞台というとやはり星組の『赤と黒』です。

友人が10日の『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』マチネ公演を観劇して、私と同じように大感動した感想を送ってくれたのでご紹介します。タイトルの写真も友人のものです。

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「赤と黒」表現の言葉がみつからない 友人の感想

「夢の中にいたかのような公演」

…初めてそう感じたのは星組・礼さんの「ロミオとジュリエット」でした。

この「赤と黒」は別の意味で同じ感覚。
但し、ロミジュリは星組全員での公演で、全員が歌上手ではなかったような。

「赤と黒」は全て完璧…
完璧でないのは、登場人物たちの性格だけ。
その人物を、それぞれの演者が完璧に演じられていて、
歌えば超絶、
踊るも超絶、
演じれば更に妙…という、
「素晴らしい」としか表現のしようがない、それ以外の語彙が見つからない公演でした。

歌劇団なので歌えるのは当然ながら、お芝居なので演技力も必須。
礼さんのジュリアンを、誰か後に超える日がくるのでしょうか。

ジュリアンがルイーズを撃つ場面。
有沙さんがフッと微笑んだと同時の暗転、客席の緊張。
この瞬間から最後まで私は涙腺が崩壊してしまいました。

暁さんのジェロニモもスタイリッシュで、コミカルなのか、格好良いのか、不気味なのか、色んな要素が垣間見える絶妙な役作りでした。
そして踊るとめちゃくちゃダンサーなのですから…!

ヴァルノ夫妻の悪さ加減もスペシャル!
こんな小桜ほのかさんが観たかった。
一瞬、舌を巻いてドスを効かせたところもある美声の歌唱に拍手喝采!
今後も期待…小桜さんの歌、もっと聴きたい聴きたい聴きたい!

ジェロニモのアドリブ

幕開きのアドリブは、98期の飛龍つかささん綾凰華さん音風せいやさんに向けられたものでした。(マスクをつけていらっしゃったのでハッキリわかりませんでした)

いつも最前列に?と思いきや、下手側の最前列を少し飛ばして「アナタ!」と杖指し。

「そう、そこの白い服を着た、そう、今手を振ったあなたですよ!私のこと知らない?知らないって?おかしいですねぇ〜、あなたとは同じ舞台に立っていたというのに」と。

そして、青年館に入るときに大きな薔薇の造花?模型?を持った方を見たのですが、フィナーレでのアドリブはその方に。上手の最前列。

「赤いバラをお持ちですね。ご自分で作られたのですか?買った?可愛いですね〜。で、どう思われます?どう思ってました?どう答えましたか?…(あれ?という感じで)忘れちゃいました〜(素のありちゃん)(笑)」から、「私はそうは思わない!」…と続きました。

堂々たるアドリブでした。

月組生も客席に

今日は、休演日なので月組の皆さんがお見えでした。
礼華はるさん蘭尚樹さん結愛かれんさん、がわかりました。

あとは帰る時、1階の入口付近で、飛龍つかささん、隣には綾凰華さん音風せいやさんがいたようです。

そして、明らかに頭2つ分ぐらい大きな方が…桃堂純さん
「あっ!」と見ていたら目が合って、微笑んで会釈してくださいました。
スラリとモデルのようで美しかったです。

『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』本当に素晴らしい、心と身体の底から震えるような公演でした。

先日の「バレンシア」の幕開きの画といい、今日の「赤と黒」の素晴らしさといい、今の星組の、こんな名公演を生で観られるのは奇跡としかいいようがないです。
いまこの時にファンでいられる幸運に感謝!

以上が友人の感想です。

1年前の青年館ホールでの『ブエノスアイレスの風』

昨年の5月3日(火) ~5月10日(火)は、『赤と黒』と同じ会場の青年館ホールで、暁千星さんが主演で月組生として最後の『ブエノスアイレスの風』が上演されていました。

私が観劇した5日のマチネは柚希礼音さんと夢咲ねねさん、ソワレは紫吹淳さんが観劇にいらしていました。
4日前に柚希礼音さんと夢咲ねねさんが『赤と黒』を観劇されたそうです。暁さんが柚希さんにアドリブを振られ、柚希さんがインスタで「可愛いと思っていたありちゃんがすっかりカッコよく」と書かれていました。

本当にこの1年で驚くべき進化をされた暁さん。『赤と黒』においても、大阪の初日から東京の千秋楽まで進化が著しかったそうです。

『ブエノスアイレスの風』の大千秋楽では、組替で暁さんも月組生も涙に暮れていました。
1年後には、さらに大きなスターになっていらして、礼華はるさん、結愛かれんさんたち月組生も感慨深かったことでしょう。

宝塚は、生徒さんたちと同じように、心を動かして見守ることができることも醍醐味だなと思います。

『赤と黒』千秋楽

11日のソワレは千秋楽でした。

礼さんと暁さんの特別アドリブ

劇中のアドリブは、暁ジェロニモと、2幕冒頭のルージュ(希沙)とノワール(碧海)のパントマイムだけだったと思いますが、千秋楽礼ジュリアンと暁ジェロニモのアドリブがあったそうです。

礼さんと暁さんが、足を踏み鳴らしながらサイラモナムールを歌い、「次回星組大劇場公演『1789、バスティーユの恋人たち』ぜひ観にいらしてください」と。

『1789、バスティーユの恋人たち』はvisaの協賛公演なので、制作発表会もあるようです。

宣伝をしなくても「チケット難」は必至だと思いますが、今年一番の盛り上がり公演になることでしょう。

100期の朱紫令真さんご卒業

残念ですが朱紫令真さんが、この公演で卒業されました。

朱紫さんというと『龍の宮(たつのみや)物語』の白いスーツをパリッと着こなした白川鏡介役が印象的でした。

朱紫さんは『恐れずに、これからも自分の闘いを続けてまいります。今まで本当にありがとうございました』とご挨拶されたそうです。(Twitterから転載させていただきました)

そして「星組パッション」の音頭は朱紫さんがとられたそうです。
礼さんのいきな計らいですね。

朱紫令真さん、ご卒業おめでとうございます。これからの闘いの人生もさらに素晴らしいものになりますように。

本日は、星組全国ツアーの千秋楽です。
素晴らしい千秋楽になりますように。

そして気になる集合日の前に、制作発表会ですね。

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