こんにちは、くららです。
雪組の全国ツアーと併演の別箱は、和希そらさん主演『双曲線上のカルテ』と発表されました!(梅田:8月28日(月)~9月5日(火)東京:9月11日(月)~9月19日)
昨年に続き2回目の東上主演おめでとうございます。
和希さんは「ステージカレンダー」の9月に掲載されていました。そして9月に東上主演。8月に掲載されていた瑠風さんは7月8月に宙組『大逆転裁判』で東上主演されます。
瑠風さんはKAAT神奈川芸術劇場、和希さんは都内の日本青年館ホール。以前から都内と都外の違いが気になっていますが、違いはあるのでしょうか?
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『双曲線上のカルテ』について
この『双曲線上のカルテ』は早霧せいなさんが2012年7月8月に東上主演された作品です。(バウホール・日本青年館)。
11年ぶりに梅田芸術劇場シアター・ドラマシティと日本青年館ホールで再演されます。
初演は「監修・脚本/石田 昌也」でした。
今回は「潤色・演出/樫畑 亜依子」、樫畑先生の久しぶりの登板です。
樫畑先生は、和希さんが宙組時代に2番手で出演された『壮麗帝』(2020年、主演・桜木みなと)の「作・演出」を担当されていました。
2021年は、花組全国ツアー『哀しみのコルドバ』(主演・柚香光)の演出を担当されていました。柴田先生の作品ですが、樫畑先生の新演出が光っていました。
石田先生の脚本の『双曲線上のカルテ』を樫畑先生がどう潤色・演出されるか?楽しみです。
早霧せいなさんの2回目の東上作品
和希そらさんと早霧せいなさんの共通点は、宙組から雪組に組替したこと。
この作品は、早霧せいなさんの2回目の東上作品でした。それも同じです。
もうひとつ共通点は、小柄ながら身体能力がとても高いこと。
早霧さんの入団時の公称身長は167cm。現在のプロフィールでは166cmです。
原作は渡辺淳一氏の医療小説「無影燈」
田宮二郎主演の「白いシリーズ」の第1作、『白い影』として、1973年にテレビドラマ化されました。
出演者: 田宮二郎、中野良子、山本陽子
脚本: 倉本聰、大津皓一、尾中洋一。
放送枠: 金曜ドラマ (TBS)
私立病院に突如現れた影のある天才外科医と、彼を取り巻く四人の女性が織りなす恋愛を軸に、医療現場の人間模様が描かれていました。
2001年にも中居正広主演でドラマ化されています。
全10話、出演者:中居正広, 竹内結子, 上川隆也, 原沙知絵, 菊川怜, 小西真奈美など。
ある個人病院を舞台に主演の中居正広演ずる優秀な外科医と看護婦との恋愛、そして医療に対する考え方を異にする医師との対立を描くストーリーでした。
『双曲線上のカルテ』配役などについて
あらすじ
宝塚ではイタリアに舞台を移しミュージカル化されました。
優秀な外科医、フェルナンド=デ・ロッシは、約束されたエリートコースを捨て、ナポリ近郊の個人病院に勤務していました。
孤独な影を秘めた冷たい眼差しのフェルナンドに対して、看護婦のモニカはいつしか心惹かれ、恋に落ちます。
外科医としての腕前は秀逸でありながらも、夜勤中に酒を飲み、医師法違反の手術をし、さらには女の噂も絶えないフェルナンドに、正義と理想の医療を志す若き医師ランベルトは反発を強めていきます。
しかし一見傍惹無人に見えるフェルナンドの行動の裏には、ある秘密が隠されていました。
真の医療とは、愛とは、そして命とは、という深いテーマを真正面から問う「医療ドラマ」の決定版を、宝塚歌劇が舞台化。
初演から11年経っています。医療技術も進歩しコロナ禍を経て医療の現場も変化しています。11年前の脚本が大きく変化するのか、そんなに変わらないのか、現時点ではわかりませんが、女性演出家の樫畑先生を通して、より女性が共感できる舞台に変化していたら良いなと思います。
和希さんにピッタリの役!
苦悩を背負った孤独な冷たい眼差しのアウトロー風の医師は、和希さんにとても似合うと思います。
早霧さんは無造作な長めのヘアで襟足も長かったです。和希さんは『BONNIE & CLYDE』でも襟足の長い髪型でしたが、今度もそうなるのかな?
当時早霧さんの「メガネ&開襟白衣」も話題でした。
大人の男役として成長する早霧さんの魅力があふれる舞台でした。
和希さんの男役としての更なる成熟を拝める舞台になることでしょう。
歌のシーンも沢山ありました。当時は「早霧さんではなく他の人に歌わせて」という声も聞きましたが、イケメンボイスで歌唱力のある和希さんには、存分に歌を歌っていただきたいと思います。
主な配役
フェルナンド…早霧せいな→和希そら
モニカ(看護師)…星乃あんり→華純沙那?音彩唯?
ランベルト(熱血医師)…夢乃聖夏→諏訪さき?
華純さんか音彩さんが可愛い純粋な看護師のモニカ役かな?と思います。波線上はモニカだけでしたが、院長の娘で秘書のクラリーチェもヒロインです。華純さん音彩さんでふたつのヒロインを分け合うでしょうか?白綺華さんも入るかも?
同僚のランベルトは、初演では早霧さんの同期の夢乃さんでした。それほど年が離れていない方が良いので、諏訪さきさんかな?と思いました。縣千さんは彩風さん主演の全国ツアー『愛するには短すぎる』のフランク役かな?と思うからです。
その他配役
セルジオ(院長)……夏美よう
ロザンナ(院長の妻)……五峰亜季
クラリーチェ(院長の娘・秘書)……大湖せしる
アニータ(院長の愛人)……夢華あみ
アントニーオ(アニータの息子)……彩凪翔
ジーナ(婦長)……麻樹ゆめみ
サンドラ(看護師)……桃花ひな
クレメンテ(フェルナンドの恩師)……奏乃はると
チェーザレ(ピザ屋、癌患者)……朝風れい
ボーナ(チェーザレの妻)……千風カレン
ウーゴ(不良少年) ……透真かずき
ベルナルド(不良少年)……久城あす
ニーナ(アイドル)……天舞音 さら
マネージャー ……詩風翠
天使…舞園るり、妃華ゆきの
研3の夢華さんが、院長の愛人でアントニオの母である、はすっぱなスナックママを好演されました。
月城かなとさんもダンテ役で出演されていました。この頃はまだ推されていませんでした。月城さんは壮一帆さんがトップスターになってから、スター街道を歩まれるようになりました。
もう11年前の作品になるのですね。この作品の併演は『フットルース』でした。これもまた懐かしい。
今度の『双曲線上のカルテ』の併演は先ほども書いた全国ツアー『愛するには短すぎる』『ジュエル・ド・パリ!!』です。フレッドは彩風咲奈さん、アンソニーは朝美絢さんですね。こちらも楽しみです。
その前に『Lilac(ライラック)の夢路』『ジュエル・ド・パリ!!』ですね。本日お芝居の人物相関図も公表されました。
昨年の雪組大劇場『夢介千両みやげ』『Sensational!』の頃は、花の道の桜が満開で、観劇とともにお花見もできましたが、今年は桜は散っていますが、初舞台生たちの数々の初々しい花々を楽しめます。
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