波線上ヒロインに意味がある?星空美咲さん!
こんにちは、くららです。
宝塚の小劇場作品を観る度に不思議に思うのは、波線上の意味です。
宙組バウ『夢現の先に』では、山吹ひばりさんが「ヒロイン」で、亜音有星さんが「2番手」に間違いありませんでした。
しかし波線上に位置していたのは、主演の鷹翔千空さんだけ。

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波線上に意味がある?

「ホープ娘役」が多い105期は、まだ誰も波線上に位置していません。「波線上」にどのくらい意味があるのでしょうか?

今年と2022年、2021年の小劇場作品の主な配役と波線上との関係を探ってみました。

2023年小劇場作品

宙組バウ『夢現の先に』2023年1月

僕…鷹翔千空(101期)
—————
彼女……山吹ひばり(105期)
彼……亜音有星(103期)

観劇したら、「彼女」の山吹ひばりさんは、主演の「僕の彼女」でヒロインそのものです。フィナーレでは主演の鷹翔さんとデュエットダンスを踊っていました。

「彼」の亜音有星さん2番手」そのもの。主演の「僕」とバディ関係的な立ち位置。フィナーレでは、鷹翔さんの早替わりの間センターで男役さんたちを引き連れて踊っていました。

でも波線上は、鷹翔さんだけでした。

雪組東上『海辺のストルーエンセ』

ヨハン・ストルーエンセ…… 朝美絢(95期)
———————-
カロリーネ・マチルデ…… 音彩唯(105期)
クリスチャン7世…… 縣千(101期)

カロリーネは、ヒロインに違いないと思いますが、波線上に位置していません。

花組バウ『舞姫』-MAIHIME-(2023年5月)

太田豊太郎……聖乃あすか(101期)
エリス・ワイゲルト……美羽愛(104期)
————————-波線上ヒロイン

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2022年小劇場作品

月組東上『ELPIDIO(エルピディイオ)』

ロレンシオ/アルバレス侯爵…鳳月杏(92期)
パトリシア……彩みちる(99期)
———————波線上ヒロイン
セシリオ……彩海せら(103期)

彩みちるさんは東上ヒロイン3回目で初めて波線上。

花組WS『殉情(じゅんじょう)』

佐助…… 帆純まひろ(99期)
春琴…… 朝葉ことの(103期)
———————波線上ヒロイン
佐助…… 一之瀬航季(100期)
春琴…… 美羽愛(104期)
————–波線上ヒロイン

星組バウ『ベアタ・ベアトリクス』

ロセッティ……極美慎(100期)
リジー……小桜ほのか(99期)
———————波線上ヒロイン
ミレイ……天飛 華音(102期)

小桜さんは2回目の波線上東上ヒロイン。

雪組東上『心中・恋の大和路』

亀屋忠兵衛……和希そら(96期)
梅川……夢白あや(103期)
丹波屋八右衛門……凪七瑠海(89期)
————–波線上ヒロインと2番手。夢白さんはポスターにも主演と同サイズで掲載。

最近別箱の「波線上2番手」は珍しいですが、専科の凪七さんは波線上に位置していました。二番手にも波線上と波線下の区別があるようです。

宙組東上『カルト・ワイン』

シエロ……桜木みなと(95期)
———————
フリオ……瑠風輝(98期)
アマンダ……春乃さくら(102期)

瑠風さん演じるフリオは、出番も多く、シエロの大切なバディでしたが、波線上には位置しないようです。

月組東上『ブエノスアイレスの風』

ニコラス……暁千星(98期)
———————
リカルド……風間柚乃(100期)
イサベラ……天紫珠李(100期)

『冬霞(ふゆがすみ)の巴里』

オクターヴ……永久輝せあ(97期)
———————
アンブル……星空美咲(105期、研3)
ヴァランタン……聖乃あすか(100期)

星組東上『ザ・ジェントル・ライアー』

アーサー……瀬央ゆりあ(95期)
———————
ローラ……紫りら(95期)(代役)
ガートルード……小桜ほのか(95期)
メイベル……詩ちづる(105期)
ロバート……綺城ひか理(97期)

雪組バウ『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』

ビリー……縣千(101期)
シンディー……夢白あや(101期)
—————–波線上でポスターにも主演と同サイズで掲載
ロバート…… 彩海せら(102期)

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2021年小劇場作品

宙組東上『プロミセス、プロミセス』

チャック……芹香斗亜(93期)
フラン……天彩峰里(100期)
———————波線上ヒロイン
天彩さんは2回目の東上ヒロインで初めて波線上

月組バウ『LOVE AND ALL THAT JAZZ』

ルーカス……風間柚乃(100期)
レナーテ……きよら羽龍(104期、研4)
———————波線上ヒロイン

花組東上『銀ちゃんの恋』

倉丘銀四郎……水美舞斗(95期)
———————
小夏……星空美咲(104期、研3)
ヤス……飛龍つかさ(98期)

星組東上『マノン』

ロドリゴ……愛月ひかる(93期)
マノン…… 有沙瞳(98期)
————-波線上、ポスターイン
有沙さんは3回目の東上ヒロイン、3回とも波線上、ポスター入り。

雪組東上『ほんものの魔法使』

アダム……朝美絢(95期)
ジェイン……野々花ひまり(99期)
————–波線上ヒロイン、ポスターイン
モプシー……縣千(101期)

宙組バウ『夢千鳥』

白澤 優二郎/竹久 夢二……和希そら(96期)
赤羽 礼奈/他万喜……天彩峰里(100期)
————–波線上ヒロイン

花組バウ『PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-』

ヘンリー・テューダー……聖乃あすか(100期)
————–
イザベル……星空美咲(105期、研2)

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娘役さんを経験値で並べてみた

波線上、ポスターインを優位として並べてみました。

1位 有沙瞳(98期)
新人公演ヒロイン2回。
バウヒロイン2回とも波線上。
東上ヒロイン3回とも波線上、ポスターイン。

2位 夢白あや(103期)⇒雪組トップ娘役
新人公演ヒロイン2回経験後、研3でバウ『リッツ・ホテルくらいに大きなダイヤモンド』ヒロイン、波線上かつポスターイン。
それ以降、バウヒロイン2回目、東上ヒロイン1回、どれも波線上、ポスターイン。

3位 小桜ほのか(99期)
新人公演ヒロイン1回。
東上ヒロイン1回、バウヒロイン1回、どちらも波線上。

4位 彩みちる(99期)
新人公演ヒロイン2回。
東上ヒロイン3回、最後の1回は波線上。

5位 野々花ひまり(99期)
新人公演ヒロイン2回。
東上ヒロイン1回、波線上かつポスターイン。

ここまででわかること

上級生で東上ヒロイン、バウヒロインをつとめたら「波線上」に位置すると捉えても良いような気がします。

「波線上」にそれほど意味は無いかもしれません。

そして波線上に位置したら、ポスターインする場合もある。有沙ん、夢白さんクラスになるとポスターインは当たり前のよう。

一番活躍している星空美咲さんは波線上の経験無し

星空美咲(105期)
新人公演ヒロイン1回。
バウヒロイン1回、東上ヒロイン2回、どれも波線下。
本公演では「娘役2」で芝居ショーともに大活躍。

退団された音くり寿さんも出番が多く目立つ活躍をされていましたが、現在上演中の花組公演では星空さんの方が更に活躍している印象をもちました。

しかし別箱公演は、3回とも波線下でした。星空さんを見ている限り、「波線下」に何も意味が無いような気がします。

天紫珠李(101期)
新人公演ヒロイン1回。
バウヒロイン1回(相手役はトップの珠城さん)、東上ヒロイン2回(1回は轟悠さん)、どれも波線下

星空さんの新人公演と別箱経験値は、天紫珠李と同じになります。天紫さんも1度も波線上に位置していません。

別箱ヒロイン経験者(予定者)

春乃さくら(102期)
新人公演ヒロイン1回。
東上ヒロイン1回、波線下

音彩唯(105期)
新人公演ヒロイン2回。
東上ヒロイン1回、波線下

美羽愛(104期)
新人公演ヒロイン2回。
バウヒロイン1回波線上、バウワークショップ1回波線上

きよら羽龍(104期)
新人公演ヒロイン2回。
バウヒロイン1回波線上

山吹ひばり(105期)
新人公演ヒロイン2回。
バウヒロイン1回波線下

詩ちづる(105期)
新人公演ヒロイン1回。
東上ヒロイン三分の一、波線下

こうして並べてみると、104期の美羽さん羽龍さんは「波線上」ですが、105期の4人のホープ娘役(星空、音彩、詩、山吹)はみんな「波線下」。候補が多くて絞れないので、とりあえず「波線下」にしているような気がしました。

新人公演ヒロイン1回経験者

101期…結愛かれん(退団予定)
102期…水乃ゆり、花宮沙羅
103期…白河りり、瑠璃花夏、羽音みか
104期…都姫ここ(退団予定)
105期…別箱ヒロイン、ヒロイン級経験
106期…花妃舞音、華純沙那
107期…藍羽ひより、七彩はづき

105期の4人の娘役さんたちは、やはり有望な娘役さんで、期待されている感じがします。

花組公演で大活躍中の星空美咲さんについて

104期の美羽さんと105期の星空さんは、以前は同じ使われ方をしていることも多かったですが、現在上演中の花組公演では大きな違いがあります。

永久輝さんと星空さんが中心の「ウッディ&マリン」では、星空さんが娘役さんたちを引き連れて舞台上と銀橋で歌って踊って、そのあと舞台に永久輝さんたち水兵の男役さんたちが登場してちょっと歌って踊って、最後は娘役さんたちと歌って踊って終わります。
星空さん中心の娘役さんたちの方が男役さんたちより、かなり比重が大きいです。宝塚ではなかなか無いことです。
その他のシーンでも、娘役さんたちが大活躍されています。
その中心には星空さんがいます。

愛希れいかさんは、娘役としてとても人気があって、舞台でも男役さんと変わらないぐらい、出番をもらって活躍されていました。
星空さんは、愛希れいかさんのような「注目される娘役さん」として売り出していかれるのかな?と何となく感じています。

声が綺麗で、歌も芝居も飛びぬけて上手で、舞台で特別なオーラを放っていらっしゃいます。最近はそんなに思いませんが、入学、入団された頃は「愛希さんに似ている」と思っていました。

「波線上」に位置していなくても、星空さんはこんなに活躍して期待されているので、「波線上」にそんなに意味は無いのかも?というのが、私の行きついた結論です。
みなさんは、どう思われますか?

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