明確な推されている人たち
こんにちは、くららです。
花組の全国ツアー『哀しみのコルドバ』の配役発表がありました。

この配役発表を受けて、「推されている人」が明確であることを感じました。

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花組の推されている人

美羽愛ちゃんについて

先日終わったの花組のショー『Cool Beast!!』では、104期の美羽愛ちゃんと105期の星空美咲ちゃんが、抜擢されて、娘役の進行役的な重要な役を務めていました。

そして次の別箱公演で、星空美咲ちゃんは「銀ちゃんの恋」東上公演のヒロインの小夏役。大抜擢です。

一方、全国ツアー組の配役が本日発表されましたが、美羽愛ちゃんはソニア役でした。
ソニアは、主役のエリオの妹の役です。
前回の雪組の全国ツアーでは、星南のぞみちゃんが演じていました。主要な役とは言えません。

美羽愛ちゃんは、「はいからさんが通る」の新人公演のヒロインが中止になってしまいました。
その直後の聖乃あすかさん初演バウホール『PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-』では、ヒロインのイザベルの星空美咲ちゃんに次ぐ、2番手娘役のようなアン・ネヴィルを好演していました。

この二人が花組のホープ娘役さんかな?と思っていましたが、今回の配役を見ると、本命は星空美咲ちゃんだけなのかな?という感じです。

もし星空美咲ちゃんのように、美羽愛ちゃんにもヒロイン経験をさせたかったなら、美羽愛ちゃんがアンフェリータ(エリオの婚約者)役だったでしょう。
初演は峰さを理さん主演で、Wトップ娘役体制で、エバとアンフェリータがヒロインでした。

新トップ娘役の星風まどかちゃんがエバ役で、同期の音くり寿ちゃんがアンフェリータ役です。

アンフェリータは歌の見せ場のある大きな役なので、音くり寿ちゃんが妥当ですが、お嬢様の役なので、役者のタイプとしては、ビセントと駆け落ちするメリッサという大人っぽい役の方が、合っていると思っていました。アンフェリータ役が振られたということは、「番手優先の配役」のようです。

今までの「哀しみのコルドバ」の配役

1985年星 1995年花 2009年花 2015年雪
エリオ 峰さを理 安寿ミラ 真飛聖 早霧せいな
エバ 湖条れいか 森奈みはる 桜乃彩音 咲妃みゆ
ロメロ 新城まゆみ 真矢みき 大空祐飛 望海風斗
ビセント 日向薫 愛華みれ 愛音羽麗 彩風咲奈
フェリーペ 紫苑ゆう 紫吹淳 真野すがた 永久輝せあ
アンフェリータ 南風まい 純名里沙 桜一花 星乃あんり

初演では、ビセントが2番手、フェリーペが3番手の役でした。
2回目の花組公演の時から、渋い髭をつけた「イケオジ」のロメロが2番手となり、ビセントが3番手、フェリーペが4番手の役になりました。

6年前の雪組公演では、ロメロが望海風斗さん、ビセントが彩風咲奈さん、フェリーペが永久輝せあさんでした。

今回ロメロが永久輝せあくん、ビセントが聖乃あすかくんで、番手通りでした。フェリーペ役は、一之瀬航季くんかな?と思っていましたが、優波慧くんでした。
一之瀬航季くんの演じるセバスチャン伯爵は、妻メリッサがビセントと不倫をして、ビセントと決闘する役です。
新進男役路線というより、別格的な芝居力が要求される役です。
はなこちゃんなら、芝居巧者なのでどんな役でもだいじょうぶでしょうが、「はいからさんが通る」の新人公演主演ができないまま、別格的な活躍になっていくのが少し残念でした。

花組では同期の聖乃あすかさんがイチオシされているので、仕方ないのでしょう。

当時彩凪翔さんは、「闘牛士」の中心的な目立つ活躍をされていましたが、番手のついた役ではありませんでした。
早霧せいなさんトップ時代は、彩風咲奈さんが3番手となったので、ちょうどこの全国ツアーの頃は彩凪さんが割を食っていました。
しかしその後、彩風さんの次の番手は死守されていました。

2021年花組配役(2015年雪組配役)

エリオ(スペイン一の闘牛士)…柚香光(早霧 せいな)
エバ(エリオの昔の恋人、ロメロの愛人)…星風まどか(咲妃 みゆ)

ロメロ(マドリードの少壮実業家)…永久輝 せあ(望海風斗)
ビセント(闘牛士)…聖乃 あすか(彩風咲奈)
フェリーペ(ロメロの甥)…優波 慧(永久輝 せあ)

マリア(エリオの母)…高翔 みず希(梨花 ますみ)
ソニア(エリオの妹)…美羽愛(星南 のぞみ)
パウラ(エバの母)…鞠花 ゆめ(千風 カレン)

マルーカ(コルドバの占い師)…美穂 圭子(早花 まこ)

セバスチャン伯爵(マドリードの司法長官)…一之瀬 航季(鳳翔 大)
メリッサ(セバスチャン伯爵の妻)…春妃 うらら(大湖 せしる)

リサ(エバの友人)…華雅 りりか(沙月 愛奈)

アントン・ナバロ(闘牛士の師匠)…和海 しょう(蓮城 まこと)

マノレッテ(闘牛士)…芹尚 英(透真 かずき)
アルバロ(闘牛士)…高峰 潤(彩凪 翔)
バシリオ(闘牛士)…愛乃 一真(真那 春人)
ペペ(闘牛士)…泉 まいら(桜路 薫)
パコ(闘牛士)…太凰 旬(天月 翼)
マリオ(闘牛士)…天城 れいん(陽向 春輝)

エルビラ夫人(マドリードの女)…凛乃 しづか(妃華 ゆきの)

バロ【祭りの歌手】 羽立 光来
ラチェ【祭りの歌手】 若草 萌香
シャンタ【祭りの歌手】 咲乃 深音

6年前の雪組の配役表と比べると、役が大分減っていました。
今回の花組は、樫畑亜依子先生が演出を手がけられます。6年前は中村暁先生でした。

エリオとエバの母親がとても存在感があるのですが、高翔組長と鞠花ゆめさんでした。高翔組長の母親役は珍しいですね。前回は梨花ますみさんが演じられていたので、「組長枠」なのでしょうか。

歌上手な3人の【祭りの歌手】は、雪組の時は配役表にありませんでした。(以前はあったようです。)
花組の若草さんや咲乃さんら歌える娘役さんたちに大活躍してもらいたいです。

新しい先生の演出によって、新しい作品に生まれ変わっているかもしれませんね。

「早霧・咲妃・望海」のトリデンテの時は、3人が主な役で波線上でしたが、今回の花組版はトップコンビだけが主な役です。
トップお披露目公演になりますからね。

雪組の推されている人

昨日「CITY HUNTER」の人物相関図が公表されて、グジャマラ王国の存在が明らかになりました。

グジャマラ王国の王女アルマ・ダヤンは、夢白あやちゃん。

王女アルマを亡き者にしようと動く国際犯罪組織「ユニオン・テオーペ」と、護衛しようとする冴羽獠たち。
そこに、警視庁、暴力団、喫茶キャッツアイ、新宿の人々が入り乱れ、朝美絢くん演じるミック・エンジェルは、敵方なのか?味方なのか?
宝塚風の面白い展開になりそうです。

夢白あやちゃん演じる王女アルマ・ダヤンは、出番が多いのでは?
雪組の中で、推されている娘役さんであることに間違いない!と思っています。

月組の推されている人

「タカラヅカニュース」の「新人公演インタビュー」に、昨日きよら羽龍ちゃんが登場しました。
水色のレースのワンピースがとてもよく似合っていて、清楚で爽やか!
今まで素顔のアップをあまり見ることはありませんでしたが、素顔がとっても可憐で清々しくて、好感がもてました。

「桜嵐記」の新人公演で一番出来上がっていると思ったのは、弁内侍のきよら羽龍ちゃんでした!
滑舌も歌声も完璧で、美しい歌声の歌唱力と情感のこもったお芝居は圧巻でした。新人公演と言うと本役さんのコピーが基本ですが、きよらちゃんのお芝居はさくらちゃんとは違っていました。

そして「インタビュー」では、役創りを深く細かく考えながら行ったことが語られていて、「理知的な子だな」という印象をもちました。

ショーでもダンスシーンで大活躍していて、3拍子揃った娘役さん

風間柚乃くん主演のバウ・ミュージカル『LOVE AND ALL THAT JAZZ』への出演が予定されていますが、ヒロインは間違いなくきよら羽龍ちゃんだと思います。

月組では、白河りりちゃん、詩ちづるちゃんと共に推されていますが、きよら羽龍ちゃんが先陣を切って抜擢されていくような気がしています。

以前は、沢山の若手を抜擢して競わせていたような面がありましたが、最近は活躍して欲しい若手さんを厳選して抜擢しているような気もします。
その抜擢にこたえていくことは重圧もあるでしょうが、頑張って欲しいなと思います。

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