星組千秋楽配信感想と遥斗勇帆さん
こんにちは、くららです。
星組『ディミトリ〜曙光に散る、 紫の花〜』『JAGUAR BEAT』千秋楽公演を配信で見ました。

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ライブ配信について

dTVの配信が1000円引きなので、今年の3月からずっとdTVの配信を利用していますが、本日の星組公演は何故かdTVの配信がありませんでした。(今後の配信はあるようです。)
それで楽天TVの配信を見ましたが、おトク好きの私には、定価での配信がとても割高に感じられました。

dTVの1000円引きの特典を受けるためには、月額550円(税込)の会費が必要です。

1視聴者の1回の配信で宝塚歌劇団には、どのくらいの収入が入るのだろうか?とずっと気になっていました。

ライブ配信の会社は1000円引きで配信を販売しても損をしないよう。3500円の配信料金の中の、宝塚歌劇団の取り分は一体どの位なのでしょう?

トップスターが出演する公演は、映画館でのライブビューイングもあるので、そちらでご覧の方も多いと思います。
今日のような平日の配信でも、配信購買者は1万人はいらっしゃるでしょうか?配信価格の半分の1750円が劇団に入るとすると、購買者が1万人で1750万円?

本当に大変なコロナ禍ですが、その副産物として家庭でのライブ配信が定着したことは、劇団にとっても新たな収入源になり、ファンにはとっても有難いことです。

3名の退団者

礼さんがご挨拶で、「12月に入りドンドン寒くなって行きましたが、それに反するように我々の舞台はどんどん熱くなっていきました」と仰っていましたが、千秋楽の星組の熱量は最高潮で、画面を通しても伝わってきました。

今回は3名の退団者がいらっしゃいました。

・遥斗勇帆さん(99期)
・瑛美花れなさん(103期)
・光莉あんさん(104期)

礼さんがご挨拶で「この3名が千秋楽に向けてドンドン輝いて行く姿を見ながら、私も頑張ろう、と背中を押してもらっていました」と、退団者に最大のねぎらいの言葉を送られていました。

こんな言葉をかけてもらうと本当に嬉しいですよね。

さらに退団者3名と礼さんのカーテンコールでの素敵な言葉のキャッチボールがありました。

「どうよ今の気分は?一人ずつ聞いていくからね」

光莉「毎日礼さんと組ませていただいて、毎日が夢のようで、今も夢の中にいる気持ちです」

「現実よ。現実なのよ。良かった」

光莉「幸せです。ありがとうございます」

瑛美花「翼の場面で礼さんと踊らせていただいて、礼さんの表情が本当にお優しくて、いつも私たちに向けて下さる笑顔が私は大好きです」

光莉さんも大きく頷いていました。

「ありがとう。スゴイ素敵な笑顔を二人はしているのよ。見せてあげたいくらい。今日もお花をつけてさぁ、二人でくるものだから、オジサンさぁ心が揺さぶられちゃって、大変だったわ。素敵だった。東京も頑張ろうね」

照れ隠しにご自分のことを「オジサン」と呼ぶ礼さんが何とも愛らしかったです。
☆☆

遥斗「今回のプログラムの最後のページに、組子のアンケートがあるんですけど、今年を振り返っての“メガヒット”は何ですか?というのを書き換えたいんですけど」

「いいよ、書き換えよう。元々何て書いていたの?」

遥斗「アートに触れることが私の中の“メガヒット”だったと」

「変更してください、言ってください」

遥斗「今日、ジャガー、琴さんにこのお花をいただいたことです!」

「イャダァ。とんでもございません」

遥斗さんは本当に幸せそうな笑顔でした。

「皆さん、家に帰ったら是非プログラム書き換えて下さいね」

礼さんの3人との会話が温かくてユーモアがあって、心がぽかぽかになりました。
このぽかぽかの雰囲気でカーテンコールが終わって、緞帳にいつものジャガーの終わりの映像が映し出され、客席が明るくなりました。

「今日は星組パッションが無いんだ」と思って、配信を切ろうとしたら客席はみんなスタンディングしていって、拍手で盛り上がっていました。

しばらくして、緞帳前に一人で礼さんが登場されました。

「みなさん、どうしましょう、星組パッションをし忘れました。やってしまった!」
礼さんの苦笑いの表情がまた可愛かったです。

「一人ですが、仲間が後ろから大声を出してくれると信じて、ここで星組パッションをさせていただきます」

そして掛け声が口パクの星組パッションの説明をされて、「アフレコは彼らにまかせましょう」と。

「仲間たち、準備よろしいですか」と仰ると、緞帳の後ろから「はーい」という元気な星組生たちの声が聞こえてきました。

本当に緞帳の後ろで待機されていることにビックリ。こういうところがチームワークの良い熱い星組ですね。

そして熱い熱い星組パッションを行って「みなさん良いお年をお迎えくださいませ」

さらに「大掃除頑張ってくださいませ。私も頑張りますから」と大掃除の念押しも。

3回目のカーテンコールの礼さんの「年末にかけて星組公演に熱を注いでくださった皆様、残すはそのエネルギーを大掃除に向けていただき、気持ちよく新年を迎えましょう」という言葉がとても胸に刺さっていました。念押しをされると、「大掃除をしなければ」という思いがより強くなりました。

何でもお見通しの礼さんは、宝塚優先で大掃除を後まわしにしてしまう「ファンの心理」を良くわかっていらっしゃいます。

遥斗勇帆さんの退団について

遥斗勇帆さんの退団発表があった時に、その退団を惜しむファンの方々の声を多く聞きました。
低音ボイスの美しい歌声は、礼さんに負けないぐらい素晴らしいと思っています。
男役10年を迎えて、さらにこれから磨きがかかっていかれそうな時に退団されるとは。

先月退団された留依蒔世さんと言い、貴重な歌い手さんが辞めていかれることは残念でなりません。

遥斗勇帆さんの経歴

99期の遥斗さんは、音楽学校の文化祭の主演をされています。
中卒で一発合格。
入団時の成績は10番。
175cmの長身。
期待の新人さんだったと思います。

研5の時に、『SCARLET PIMPERNEL』のショーヴラン(本役:礼真琴)に抜擢されました。
礼さんに負けない見事な歌と芝居で、とても評価が高かったです。すごい実力者とファンの心に刻まれましたが、その後には繋がっていきませんでした。

「宝塚おとめ」の好きだった役
研4「こうもり」新人公演 オルロフスキー公爵(本役 星条海斗)
研5「SCARLET PIMPERNEL」新人公演 ショーヴラン(本役:礼真琴)
研5 礼真琴ディナーショー『MOMENT』
研8 「ロミオとジュリエット」ヴェローナ大公を輝咲玲央さんと役替わり。

ショーヴランで高い実力を証明されたのに、その後新人公演は別格寄りの役を演じられていました。

「SCARLET PIMPERNEL」が紅ゆずるさんのトップ1作目で、その後星組はビジュアル重視傾向になっていったこともあるように思います。
礼さんのディナーショー『MOMENT』では、さらに歌の実力を発揮されましたが。

「ロミオとジュリエット」の役替わりでヴェローナ大公を演じられました。
恰幅が良い長身で、低音の美声の歌声は素晴らしく、とても存在感のあるヴェローナ大公でした。

しかしその後も本公演での活躍には繫がりませんでした。

影ソロでの活躍
礼真琴さんの初めての主演の星組全国ツアー「アルジェの男」のお芝居の終わりでの声量のある影ソロが素晴らしかったです。研7の時。

梅田芸術劇場での『Ray-星の光線-』で、デュエットダンス「星に願いを」の影ソロを音咲いつきさんと一緒に担当されていました。

昨年のショー『モアー・ダンディズム!』の「ゴールデン・デイズ」で12人の士官たちが学生歌を歌う真ん中で素晴らしい歌声を響かせていらっしゃいました。

9月の全国ツアーの代役で、「モンテクリスト伯」ノワルティエ(ヴィルフォールの父)と風車信号手。『Gran Cantante!!』代役でサンホセを、同期の蒼舞咲歩さんと歌われていました。特別にお上手でした。

特別に歌えるのに、なかなかソロを披露する場がありませんでした。

遥斗勇帆さんの言葉

組長さんが読み上げられた遥斗さんの挨拶文で、心に残った部分をご紹介します。

「私のルーツは小学校で歌の発声を学び、ピアノを弾き、歌うほど好きになりました。…」

「怒涛の毎日の先にある新人公演は私にとってご褒美でした。どの役も強い思い出があり、中でも憧れだった『SCARLET PIMPERNEL』のショーヴラン役を舞台で演じ、礼さんの背中を追った日々は色あせない思い出です。いつの時代を思い起こしても近くでみれば大変さや悔しさがありますが、遠くからみると男役に捧げた人生は満足で誇らしく思います」

歌が特別お好きでお上手なのに、なかなかチャンスが巡ってこないことで、悔しさを味わい続けられた宝塚人生だったのだろうと私は勝手に感じとりました。
でもそういう思いも昇華して、満足と誇らしい思いで宝塚人生の終わりを迎えられようとされています。千秋楽の笑顔は最高に輝いていました。

宝塚は競争社会の最たる所であり、実力だけが勝負の世界でも無いので、いろんな悔しい思いや、割り切れない思いを抱えている方は多いと思います。
しかし宝塚を卒業する時には、皆が心から幸せと言って飛びたっていかれます。
それが宝塚の魅力であり宝塚マジックなのでしょう。

退団公演での活躍

『ディミトリ〜曙光に散る、 紫の花〜』

ジャラルッディーン(瀬央)の腹心の書記官アン・ナサウィーを天華えまさんが演じられていますが、もう一人のもうひとりの部下・カルマリク遥斗勇帆さんが演じています。

カルマリクはジョージアの首都・トビリシの北部を守っていますが、臆病風に吹かれやすいので、ジョージア軍に攻めこまれてしまいます。セリフのある印象に残る役です。

お得意の歌のソロを披露するシーンはありませんが、みんなで歌っている時に遥斗さんの美声が響いてリードしているように感じました。

『JAGUAR BEAT』

プロローグフィナーレで、遥斗勇帆さんのソロがあります。
番手のスターさんに混じって素晴らしい歌声を披露されています。

フィナーレでは、番手スターさんたちの場に遥斗さんが加わってきて、礼さんと固い握手をしてから、センターで歌っていました。
礼さんはその姿に毎回エールを送られていました。

遥斗さんの最後の雄姿を誰よりも礼さんが一番喜んでいるように感じました。

そして遥斗さんに晴れやかなソロの場を用意された齋藤吉正先生の深い愛を感じました。
今回のショーは、初日から衝撃的でしたが、この遥斗さんの活躍シーンだけは、初日から大感動していました。
齋藤先生、ありがとう!

素晴らしい歌声を響かせてくれる遥斗さんを今まであまり起用してこなかったことは、本当に勿体なかったと思います。

星組が上級生重用傾向にあることも、チャンスに恵まれなかった要因でしょうか。
もう少し上級生になれば、チャンスは巡ってきたのでしょうか。

スター街道を歩んでいくのも「運」があるのかもしれませんが、誰もが認める実力者が、勿体ない形で退団されていくことは残念だなと思います。

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