こんにちは、くららです。
雪組『心中・恋の大和路』の本日の追加の2公演も無事に終えられたようで、本当に良かったです。
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『心中・恋の大和路』のカーテンコールについて
『心中・恋の大和路』のカーテンコールは、幕が上がると中央にいる白装束のふたりが深く一礼して、その後また雪山へと向かっていこうとする中、幕が降りていきます。
梅田での初日は、鳴りやまない拍手の中、そのカーテンコールが3回繰り返されて終わりました。
主演者二人だけが、深くお辞儀をするだけの無言のご挨拶は、世界観をこわさないための配慮だと思います。
過去の作品でも、その形が定番で、もはや伝統となっていました。
千秋楽のカーテンコール
しかし昨日の初日公演と、本日の大千秋楽公演は違ったようです。
コロナのPCR検査の陽性者が出たため、大阪公演の途中から「公演中止」になってしまい、異例の追加公演が開催できることで、東京での上演が可能になった奇跡の公演です。
無言の挨拶の伝統を守ることより、公演できることの客席との喜びの共有を重視して下さったのでしょう。
幸運にも大千秋楽公演を観劇した知人が、LINEで情報を送ってくださいました。(書き留めていなかったそうなので、ニュアンスです)
1回目…いつもの定番カーテンコール
2回目…出演者全員が舞台上に揃い、まず副組長の千風さんからご挨拶があり、「東京初主演の和希そらから」とそら君に振られて、そら君がご挨拶されたそうです。
3回目…いつもの定番カーテンコール
4回目…緞帳前に和希そらくんが登場。
(客席はスタンディングオベーション)
和希:「本来ならばカーテンコールで言葉を出さないのが伝統ですが、愛のかたまりの谷先生が、こうした場を設けて下さいました」
和希:「今までも何回か、こうした苦しい思いをしてきましたが、今まで以上に、感謝や喜びを感じることがてきるようになりました。その経験が舞台人として人間として、自分を豊かにしてくれると信じています。皆様からいただいた沢山の愛を、舞台を通してお返ししていきたいです」(ニュアンスです)
和希そらくんのインタビュー記事
先日、このブログで「プラスアクト8月号(7月12日発売)」の和希そらくんのインタビュー記事から抜粋したものをご紹介していました。
その時に今回のご挨拶と同じように、「経験は自分を豊かにしてくれ、心の中に蓄えられてきた」と語られていました。
そら君は、もともと前向きな性格だったそうですが、様々なことを感じ経験することで、心がかなり鍛えられて、舞台上でもズッシリ構えることができるようになったそうです。
特に、下記の3公演において苦しくて悔しい経験をされていました。
2020年『壮麗帝』の初日直前の中止と舞台延期。
2021年 主演『夢千鳥』の公演途中での中止。
2022年 雪組デビューとなる『ODYSSEY』の初日直前の公演中止。
このインタビューを読んで、私は東上主演の『心中・恋の大和路』だけは東西無事に上演できることを切に願っていました。
しかし大阪公演も後3日というところで、公演が中止になってしまいました。千秋楽に予定されていたライブ配信も流れてしまいました。
私は『心中・恋の大和路』の大阪の初日を観劇しただけですが、慣れていない和物を見事に堂々と自分色に染めて演じていて、どれだけ努力を重ねてきたかと思うと同時に、役に挑んでいく「和希そら」の凄さに感動しました。
インタビューで、目の前の課題が大きければ大きいほど燃えるタイプだと語られていましたが、本当にその燃え滾る燃焼度の高さを感じました。
それだけ燃えて役に挑まれている途中に公演が中止になってしまったことは、どんなに悔しくてやりきれない思いをされているかと心配していました。
どんなに心が鍛えられていても、前向きでも、突然の公演中止は、簡単に割り切れるものではありません。
コロナの感染症法に基づく日数計算では、千秋楽の日の公演しかできなかったところ、会場が空いていたことで、1日分2公演を追加することで、東京公演の上演が可能になったようです。その陰には多くの関係者の方々のご尽力があったことでしょう。
そして公演中止期間を経て、東京公演で挑むそら君の忠兵衛は、更に素晴らしくなっていたと思います。
和希そらくんの様々な経験値は、今までしっかり舞台での輝き度、オーラに繋がってきました。
その姿が映像に残って、ブルーレイで見れることは期待していました。
『心中・恋の大和路』のディレイ配信決定!
本日更に、嬉しいお知らせがありました。
東京の『心中・恋の大和路』収録映像が、日曜日の午後7時にディレイ配信されるとのこと。
8月28日(日)と、少し先ですが、日曜日のゴールデンタイムなら『心中・恋の大和路』を見ることが出来る人が多いのでは?と思います。
日時:8月28日(日)19:00 配信開始
視聴方法:「Rakuten TV」「U-NEXT」「dTV」にて配信
視聴料:3,500円(税込)
同じ和希そらくん主演『夢千鳥』は、昨年の5月8日(土)19:00~というゴールデンタイムにディレイ配信されました。
多くの人が見ることが出来て、『夢千鳥』が大評判になりました。
栗田優香先生の演出家デビュー作品だったので、先生に対する評価もうなぎ上りとなりました。
ディレイ配信は、今のところ和希そらくんの主演作品でしかされていません。日にちを選んだゴールデンタイムに上演されるので、高い配信の購買率が見込めます。ラッキーですね。
『カルト・ワイン』について思うこと
そして、栗田先生は、宙組、桜木みなとくん主演『カルト・ワイン』で、二作目の脚本・演出をされて、こちらも大好評でした!
主演の桜木みなとくんの魅力と栗田先生の本・演出の相乗効果で、近年稀にみる小劇場公演の大傑作となりました。
しかしこちらも、ライブ配信が予定されていた千秋楽の3日前に公演中止となってしまって映像化が難しい状況です。何とかならないものかと思ってしまいます。
『HiGH&LOW』での退団者5名(留依蒔世、希峰かなた、琥南まこと、惟吹優羽、花城さあや)が全員こちらのメンバーなので、『HiGH&LOW』の後に、バウホールででも追加公演が出来ないものかと思います。
2013年12月、珠城りょうさん主演『月雲の皇子』は、天王洲の銀河劇場で臨時に上演されました。
宙組は、この時の月組と同じ1月の別箱公演担当なので、12月に上演可能かと勝手に思っています。
現在3番手の東上主演公演は、配信とブルーレイ販売という流れになっているので、桜木みなとくん主演公演も、ライブ配信とブルーレイ販売が可能となって、みんなの歩調を合わせることが出来たら良いのにと思います。
退団者が大千秋楽でご挨拶後に、別箱公演に出演して卒業するという異例があっても、コロナ禍なので良いのではないかと思います。(よくわかっていない私の勝手な要望にすぎませんが)
とりあえず、雪組『心中・恋の大和路』が無事に大千秋楽を迎え、ディレイ配信されることは本当に良かったです。
これからも、どの組の公演も良い方向に向かっていくことを願っています。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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