ODYSSEY(オデッセイ)初日感想
こんにちは、くららです。
昨日午後3時に雪組のODYSSEY号半年ぶりにやっと大阪で無事に出航できました!
そのODYSSEY号の初日に乗船できて本当に幸せでした。

半年分のエネルギーが爆発した、パワーあふれる2本だてのショーでした。

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100期以降の若手重用!

公演プログラムを見て、半年前より主要メンバーがとっても若返っていて驚きました。(予想はしていましたが)

バウ公演「Sweet Little Rock’n’Roll」チームから、「ODYSSEY」チームになったのは、眞ノ宮稀羽、麻花菜乃葉風雅音彩月瀬。

美穂圭子さんの代役は音彩唯ちゃん(105期)

美穂圭子さんは、現在星組公演に出演中のため、7月29日からこの公演に出演されます。いろんな人で美穂さんのパートを担当するのかな?と思っていましたが違いました。
美穂さんの代役を1名たてたのです。

それは105期の首席入団、初詣モデルをつとめ、新人公演のヒロインを1回経験しているホープ娘役の音彩唯ちゃんです。

「旗振り講座」を担当されていましたね。
音楽学校の文化祭では、歌の成績が良い人が抜擢されるクラシックヴォーカルを2曲も披露されていました。歌唱も特別評価されていたのでしょう。

美穂さんの歌パーツは、とても沢山あります。
それを1人で担うのは重責だと思いますが、「はばまいちゃんならできる!」と抜擢されたのでしょう。

かわいい小顔にドレスがとてもよく似合っていて、まるでフランス人形のようでした。どの曲も堂々と素敵に歌って聞かせてくれました。“お祭りマンボ“を軽快に歌っていてお上手だったことにも驚きました。

どんなジャンルの歌でも歌いこなせるようです。将来の「歌姫」だと思いました。

幕開きのギリシャ神殿、海の女神ティティスの音彩唯ちゃんが舞台の中央に登場して、その歌から舞台は始まりました。(その前に映像が流れます)

代役で縣、眞ノ宮、華世 大活躍

綾凰華さんは退団され、和希そらさんと、諏訪さきさん「心中・恋の大和路」チームのため、この公演に出演できません。

縣千くん眞ノ宮るいくん華世京くんが、3人の代役でした。別公演なので、「代役」という表現はふさわしくありませんが、わかりやすいので使わせていただきます。

この公演の、トップは彩風咲奈さん、2番手は朝美絢さんです。
3番手和希そら(96期) → 縣千(101期)
4番手綾凰華(98期)  → 眞ノ宮るい(100期)
5番手諏訪さき(99期) → 華世京(106期)

時に眞ノ宮るいくん華世京くんの番手が逆転して見える所もありました。もしかして4番手が2人という感じかもしれません。

驚いたのは、プロローグの男役さんたちの歌唱の第一声華世京くんから始まったことです。
華世京くんのダンスの立ち位置は、前列や彩風さんの後ろ、縣さんの横だったり、目立つ位置が多く、「売り出しモード」全開でした。

縣くんは堂々3番手
公演プログラムの縣くんのプロフィール写真も、国際フォーラムの時の和希さんのサイズのまま、朝美さんと一緒のページに掲載されていました。

別箱なので羽根は関係ないと思いますが、リオの場面で彩風さんが羽根を背負っている時に、朝美さんと縣くんは左右対称の同サイズの羽根飾りが衣装についていました。
衣裳も半年前のものをそのまま使用しているのでしょう。

階段降りがあった時、一人降りは 縣→朝美→朝月→彩風 でした。
ショーの途中では、縣・野々→朝美→朝月→彩風 でした。
2番手が朝美さんであることに何も変化はありませんが、縣くんがとても強い印象を覚えました。

「A」表記の3人のスター
国際フォーラムのプログラムで、和希そらさんと、綾凰華さん、諏訪さきさんは、「A」表記でした。
そのため、縣くん、眞ノ宮くん、華世くんが「A」表記になっていました。

縣くんの和希さんの代役シーン

・ニューヨークでの高級クラブのドアボーイ
ブルーム(彩風)を門前払いする。

・5章「カルメン」の曲メドレー(バレエの森先生振り付け)
・ドン・ホセ……彩風咲奈
・カルメン……和希そら縣千
・エスカミーリョ……綾凰華眞ノ宮
・ミカエラ……野々花 ひまり

2幕第五章フランスのジェラール・フィリップのシーン
「ルミエール」という、説明的な通し役を縣千くん。
歌が多い役ですが、キーが合っていたので、聞きやすかったです。

第三章 日本
男役11名のアイドルシーンに新たに縣くん眞ノ宮くんも参加。
東京人力車“天下御免の伊達男“を歌い踊る。

朝美絢くん率いる「雪祭男子=Snow Festival Boys」男役11名のアイドルメンバー
叶ゆうり眞ノ宮るい、星加梨杏、縣千、日和春磨、稀羽りんと、聖海由侑、絢斗しおん、風雅奏、華世京。(赤字は今回初参加)

最後“Colors Of The Wind”のトップコンビのデュエットの影ソロ
この影ソロは朝美絢さんが歌っていました。とても素晴らしい英語の歌声でした。
縣千くんに、影ソロはまだ荷が重いのでしょうか。

オデッセイ女装祭り

1 彩風咲奈…マーメイドの美女
イタリアの最後に、白いダルマ姿で脚線美を披露してくれました。

とにかく脚がながい!身体の三分の二が脚?そして細い。

フィギュアの衣装のように肌色の布をサイドに使っていて、ビキニ風に見え、しかもキワドイハイレグなので、ぱっと見の露出が多くて、ビックリ!
咲ちゃんは、男役さんたちを引き連れて、とってもにこやかでした。

“マーメイドの美女”が、この作品の目玉であることは、間違いないでしょう。
2 縣千…カルメン
赤いドレスに黒い長髪がとっても似合っていましたが、少々逞しい。
野口先生からは、「筋肉キャラ」と言われているそうです。

3 眞ノ宮るい…2種類の美女
・中国の美女
『龍風夢』劇中歌を使いながら
中国の美男の朝美絢くんの相手役の「中国の美女」
睡蓮の花をイメージしたピンクのドレスがお似合いでした。

・パリの女ジャンヌ
彩風さんとのダンス。

眞ノ宮さんの女装は、どちらも女装というよりとっても美女でお似合いした。

ここからは、代役ではなく半年まえから決まっていた女装です。
4 久城あす…リオの女(歌手)
歌手としてだけでなく、娘役でダンスもされていました。キュートでした。

5 華世京…囚われた王妃
アラビアで金の奴隷の彩風さんと捕虜の女との森先生振付のストーリー性があるバレエ風の壮大なダンス。
彩風さんとバレエ風のダンスを踊ります。
かなりきわどいダンスシーンも。

見どころ

公演プログラムを見た時に、ジャック・スパロウ風の海賊船の船長だと思いましたが、舞台にあらわれた彩風ブルーム船長は、ジャック・スパロウより1000倍格好良い!赤いマントを翻して、ブーツも赤色!そのブーツの長さにビックリ!どんだけ脚が長いの!
メイクが少しだけ褐色で、海賊のいで立ちがとってもお似合いでした。

登場早々に、縄ばしご風のゴンドラで宙に浮いて舞台上を移動されました。

次々と世界各地を巡りながら、いろんな国の衣裳を着て、すらっと映える彩風ブルームを見ることができます。
世界各地を巡る冒険旅行は、咲ちゃんの色んな国での着こなしを見ながら、それぞれの国の雰囲気を楽しむ旅でした。

ニューヨークでは長髪をなびかせて、黒いジャケットをスタイリッシュに着こなされていました。

咲ちゃんが憧れていた裸足のダンスも素敵でした。

白い軍服姿が何とお似合いだったことか。「うたかたの恋」いけますね。

ラストは、シルクハットに黒燕尾、白ドレスに羽根扇で「ザ・タカラヅカ」でした。

旗振りも楽しい
赤い旗はプロローグとフィナーレで使いました。
振っているとドンドン丸まっていくので、使う前にしっかり伸ばしていることが必要なようです。
事前練習をしていませんでしたが、舞台でみんなが振ってくれているので、それを真似するだけでした。

世界各地を巡る旅行が2時間余りの宝塚のショーで実現されて、とっても幸せで面白かったです。

彩風咲奈さんのご挨拶

ご挨拶を聴きながら暗い中ノートに書き留めているので、読解不能でニュアンスな部分も多いです。

カーテンコール1回目

「~本日はありがとうございました」とお辞儀をされてから、なかなか頭を上げられませんでした。
感極まって涙が止まらなくなったようでした。

「今日の今の今の瞬間まで、挨拶で何を申し上げようかずっと考えていました。思いが溢れすぎて。あの日止まってしまったあの日から、ずっと夢見ていた景色は本当に綺麗で希望の海が目の前に広がっています」

「一緒に手に取り、共に駆け巡ったけれども、今は舞台にいない大切な仲間たち。みんなの思いがオデッセイ号にしみこんでします。決して忘れません」

「苦しみが悲しみず、胸の奥で芯の強さとなって、心を奮い立たせてくれ、見えないけど、先に進めと!」

「明日さえどうなるかわからない、今出航できたこと決して忘れません」

「この航海は荒波、嵐が吹き荒れ、厳しい航海になるかもしれませんが、美しい思いの花、色鮮やかな花を咲かせたいです!」

カーテンコール2回目

「まず初日が開けることを目標に、がむしゃらにお稽古をしてきて、お客様に見ていただいて、本物のオデッセイが完成しました。半年間待って下さってありがとうございます。明日からも元気に出航して、専科の美穂圭子さんご出演の日まで繋いでいきたいてす」

3回目のカーテンコール(スタンディングオベーション)

「ずっとこの日が来ることを信じて、お客様にお会いできることを信じて、あきらめませんでした。こうして元気にお会いさせていただける奇跡。1回1回の奇跡を胸に刻んで行きたいです」

「どんなにつらい日も 必ず朝はやって来ます。この旗を掲げて大海原を駆け巡ります。ついて来てくださいね」

4回目カーテンコール(スタンディングオベーション)

「皆様の思い、ODYSSEY号にのせて、胸に刻んで明日からの勇気にパワーに変わっています」

『どっせい』がとうとう歌になりました。スカイステージの番組で始まったどっせいが歌になったんですよ」

再出港を記念して、「どっせい!オデッセイ!」の掛け声の舞台と客席の一体作業がありました。
いつもの雪組ポーズを、旗を持っている人は旗と手を合わせて、
「どっせい!」で雪組ポーズを、「オデッセイ!」で握り拳をあげるというものでした。

その後「初日の幕を下ろしたくない〜」と名残惜しそうな咲ちゃんでした。

客席も涙を流している方が多かったです。
咲ちゃんの気持ちが痛いほど伝わってきました。

無事に初日の幕が上がって本当によかったです。

しかしコロナの感染者が爆増していて、外部の公演も次々に中止になっています。

咲ちゃんの言葉を聞きながら、「いつ舞台が止まっても仕方ない」という覚悟を感じました。
でも、なんとかODYSSEY号には完走して欲しいです。
千穐楽を迎えて欲しいです。

どうか宝塚の全組の公演が予定通り上演できますように。
完走できますように。

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