和希そら君に追い風ピューピュー
こんにちは、くららです。
先日「宝塚1stフォトブック和希そら」が発売されました。

この写真集の表紙画像が公開された時に、アンニュイな表情に心が惹きつけられました。
しばらくボッーと見つめた後、直ちにキャトルレーヴのページでポチッと予約していました。(ネコポス便だと送料250円)キャトルレーヴで予約すると、発売日より少し早く届くので。

Twitterなどでも、写真集の評判がとても良いようで、和希そら旋風がヒューヒューと吹いているのを感じます。それは昨年の「夢千鳥」から始まったように思います。

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1年前の「夢千鳥」のディレイ配信

昨年の5月8日に、和希そら主演「夢千鳥」のディレイ配信がありました。
今では生配信が定着しましたが、事前に収録した公演を配信するディレイ配信は、宝塚ではこの時のみです。

「夢千鳥」は、4月22日に初日の幕が上がって、25日まで公演が行われましたが、兵庫県のイベント開催制限(無観客上演)によって、26日から公演が中止になってしまいました。

その頃、バウホール公演のライブ配信は予定されていませんでした。
しかしファンからの「観たい!」という要望が多くて、予定外のディレイ配信が実現したのだと思います。

通常バウホール公演は、スカイステージでの放送用に録画されるので、録画予定日に、無観客で録画されたのでしょう。

ディレイ配信なので、上演時間に関係なく、5月8日(土)19:00~からというゴールデンタイムに配信されました。
そのため多くの方が見ることができたと思います。

そして「夢千鳥」は、大評判となり、和希そらくんの魅力と実力の高さを多くの人が認める機会になりました。
お芝居、歌だけでなく、心象を表現するコンテンポラリーなソロダンスもありました。
そらくんの3拍子揃った実力が遺憾なく発揮されていました。男役の色気、セクシーというそらくんの新境地も。

中止になったことは本当に残念でしたが、ディレイ配信されたことで、観劇予定の観客の何十倍以上もの多くの人がこの舞台を味わうことが出来たのではないかと思います。

生観劇に勝るものはありませんが、多くの人が和希そら君主演の舞台を配信でみることが出来たことにも、大きな意義があったと思います。

和希そら君の謙虚さ

『夢千鳥』のご挨拶から

「生中継」では無かったので、配信の冒頭に和希そら君のご挨拶が流れました。

和希

このような状況の中でお客様の前で4日間舞台に立たせていただけたことは、本当に奇跡のようなものですし、幸せな時間を過ごさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいでございます。本当にありがとうございました。

終演後のご挨拶

和希

この公演期間で私たちが皆様から本当に沢山の温かい愛をいただきました。この公演で感じた様々な思いをずっと忘れないと思います。経験した全てのことが、これから私たちがもっと成長していくための出来事だったのだと信じたいです。

劇場でご覧いただきました最後の日に、この先きっと必ずもっともっと幸せな出来事が訪れると、ご挨拶させていただきました。このように皆様に配信をご覧いただいていることが、すでに私たちにとっては大きな幸せです。本当に沢山の愛をありがとうございました。

7日間中止になって4日間だけ公演できました。中止になった7日間を嘆くのではなく、公演できた4日間を奇跡で幸せと言って感謝できる謙虚さと、前向きにマイナスをプラスに捉えて進もうとしている真摯な姿勢に、心打たれました。

「宝塚1stフォトブック」から

そして写真集のインタビューやトーク、スカイステージの「ファーストフォトブックLABO和希そら」のそら君のトークからも、その時に感じたのと同じ謙虚さ真摯さを感じました。

扮装写真のひとつは初舞台の『THE SCARLET PIMPERNEL』のパーシーで、
「10何年前の自分が想像できなかった夢のようなことが起こっているぞ」と伝えてあげたいと語られていました。
写真集が出せるスターに自分がなるなんて、考えてもいなかったのでしょう。

懐かしい同期トークは花乃まりあちゃん
そら君は、心のうちや悩みを人に話さないタイプのようですが、まりあちゃんには心を割って話せ、気が合い心が許せる仲の2人のようです。

研1の頃に優等生のそらくんにまりあちゃんが「どうしてそんなに頑張るの?」と聞いたら、そら君が「努力しないと怖いんだ」とこたえたそう。
その頃から既にストイックに努力し続けていて、今までもずっと続けてこられているのだと思います。

インタビューの「ハッスルメイツ」(2018年)の時のことで、「100%以上の力で自分の芸事や周りの人に真剣に向き合っていると、その気持ちが伝わって良い作品に繋がるんだと実感できた」と語られていたので、100%以上の力で向き合っているのでしょう。

そしてこれからは、更にお客様に楽しんで頂く余白のようなものを作れるよう、お稽古に励みたいと語られていました。

憧れの先生トークは、振付の羽山先生
羽山先生は鋭い洞察力を持っていらして、そら君の頑張りと技能は認めておられ、引っ込み思案で「私が私が」と前に出ていかないタイプなので、お尻を叩きたい思いになるし、そのあたりが変わっていけたらと思っていらっしゃるようでした。

「おおきな舞台で踊りたい」と宝塚に入って、その純粋な思いのまま、「お客様に楽しんでもらいたい」とお稽古に励み、努力している和希そらくん。

自分を押し出して前に出る、スターとして昇りつめていく「欲」は、あまり無いのだなと感じました。

『ODYSSEY』がお稽古も終わった本番前に中止になって、夏に上演されることが決まりましたが、そら君は『心中・恋の大和路』で主演するため出演できません。
花乃まりあちゃんとのトークで、『ODYSSEY』に出演できないことに複雑な気持ちがあると正直に話されていました。
本来ならば宝塚の名作の東上公演の主演なので、嬉しい思いで一杯だと思いますが、「欲」と「創り上げた作品に対する愛」とを天秤にかけるのはできないのでしょう。

上昇気流の中にいるそら君

「夢千鳥」のご挨拶から、1年経ちました。
そら君の話していたように、舞台人として幸せな出来事が訪れているように思います。

7月27日に雪組への組替が発表されました。
(ファンには発表されていませんでしたが、劇団内部では「夢千鳥」前から決まっていたことでしょう。)

宙組最後の、芹香斗亜さん主演『プロミセス、プロミセス』は、2番手男役として、最低の浮気男シェルドレイクを最高の色気と格好良さで好演されました。
このダメ男の色気とセクシーで、さらに男役の新境地を開拓。

7月には『心中・恋の大和路』の東上主演が控えています。
和物の雪組で、宝塚の名作中の名作を演じることは期待されている証拠です。

この1年間でのそら君の躍進は凄まじかったです。さらに時代は和希そら君のようなスターを求めているように勝手に感じています。

『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』の目指すところ

【歌唱力】
本日宝塚大劇場の千秋楽を迎える星組『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』について、演出の藤井大介先生は、「歌の重要性について今一度、初心に戻って考えてみたい」との想いが起点になってこの作品をつくられたと語られていました。
礼真琴君の歌の魅せ場が中心に構成されています。

そら君の歌唱力は、北翔海莉さん、望海風斗さん、礼真琴さんに続くレベルの高さだと私は思っています。
『Gran Cantante!!』では、礼真琴君の歌声が劇場に響いて本当に感動します。
そら君も礼真琴君に引けを取らない劇場中を支配する歌唱力をもっています。

【男役の色気】
そして『Gran Cantante!!』のテーマは“ワイルド&セクシー”
最近の宝塚の作品を観ていると、以前より大人っぽい作品が多く、セクシーな男役像が求められているような気がします。
礼真琴くんも、この作品でさらにセクシーになることを目指されているよう。

そらくんは、「夢千鳥」から、男役の色気やセクシーさがとても出て来て、魅力的になっています。
『心中・恋の大和路』でも、どうしようもないダメ男でありながらも、観客がついつい惹かれてしまう色気のある忠兵衛を演じられるでしょう。

3拍子揃った実力とプラスαの魅力がいっぱい備わっていますが、ひとつだけ足りないのは身長。
身長においても、時代は変わってきていると思います。
下記のブログを書く時にそら君のことも思いながら書きました。

和希そら君は、時代に求められているスターだと思います。トップになるかどうかは別にして。

優れた自己プロデュース力

写真集が届く前に、スカイステージの「ファーストフォトブックLABO和希そら」を見て、「自己プロデュース力」の高さに感動しました。
次から次にやりたいことが湧いて来て、いろんなコンセプトで撮影されていました。

表現力豊かなので、様々な表情も魅せてくれていました。
センスあふれる和希そらのおもちゃ箱と言った写真集。
「ファンが見たい和希そら」がてんこ盛りに詰まっていました。

娘役さんとの扮装写真
「金色の砂漠」
ギィ    ……和希そら
タルハーミネ……夢白あや

芝居上手な二人なので、表情から映像が浮かんでくるようでした。

撮影は5か月かかったようで、この撮影の時は、「夢介千両みやげ」で2人が組むことは決まっていなかったそうです。「心中・恋の大和路」ももちろんでしょう。
やはり宙組時代接点がなかったと仰っていました。
組替でコンビニなるというめぐりあわせも面白いと思いました。

大正浪漫「夢千鳥」の雰囲気で水音志保ちゃんと
どんどんアイデアが出てきたそうで、様々なシチュエーションで仲睦まじく撮影していました。

逆光の中で踊る姿のショットでは、スモークの量、光の角度、量までチェックしながらこだわったそうです。

想像力が豊かで、自分の魅せ方を心得ていて、舞台でもいろんな顔を見せてくれるだろうなど思いました。

朝夏まなとさんとそら君

写真集とは関係ないのですが、
6/1 13:00~和希そら君がレギュラー出演した
Brilliant Dreams +NEXT「朝夏まなと」が毎日放送されます。

宝塚の名作ダンスシーンを宙組メンバーと共に、味付けを加えつつ再現します
そら君はヤンチャな男の子といった感じで、ひょうきんな感じで出演していました。
あのそら君が、こんなに色っぽい男役さんになるなんてと、当時のことを思うと思ってしまいます。
和希そら君ファンには、必見番組です。

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