こんにちは、くららです。
星組公演の2回目を観劇してきました。
いつも思うことですが、初日の感想を書いてから2度目を観劇すると、ブログに記憶違いで書いてしまったことが恥ずかしくなります。
スポンサーリンク
トップコンビのデュエットダンスについて
トップコンビのデュエットダンスのことを間違って書いていました。
礼・舞空コンビのデュエットダンスの1回目
礼真琴さんと音波さんが踊っているところに、なこちゃんがオラオラドヤドヤとやってきて、こっちゃんとのダンスになります。
体幹が鍛えあげられたアクロバティックなダンスを魅せてくれます。
フィナーレのデュエットダンスが、フラメンコ調の激しいものでした。
二人とも白い衣装で、情熱的でアダルトに、キレキレで魅せてくれます。
新しい公演の度に、最高峰のダンスに感動しますが、その最高峰は更新され続けています。
お二人は、いったいどこまで高みを目指していかれるのでしょうか?
本当にすごいコンビだと思います。
『Gran Cantante!!』の一番感動シーンアカペラ
「素晴らしい歌い手」を意味するスペイン語のタイトルどおり、礼真琴くんの歌はどれもが素晴らしすぎます。
その中でも心が震えるほど感動したのは、大階段の真ん中でスポットを浴びてアカペラでゴスペルを原語で歌うところです。(S19ピラール祭りB)
艶のある迫力ある歌声に心が震えました。
Twitterで検索してみると、その曲は「オンブラ・マイ・フ (Ombra mai fu)」と書いている方がいらっしゃいました。
宝塚でアカペラでこんな素晴らしい歌を聞けるなんて。
凄すぎます。
星組の『Gran Cantante!!』は、「素晴らしい歌い手」が礼真琴くんだけではありません。
美穂圭子さんもそうです。
そして、沢山の歌を歌ってくださっています。
どの歌声も本当に素晴らしくて感動します。
更に「素晴らしい歌い手」のお二人がデュエットでも聞かせてくださいます。
何と贅沢なことでしょう。
この作品の演出家の藤井大介先生が、今回の作品に“Gran Cantante(素晴らしい歌い手)”というタイトルに掲げたことは、宝塚“歌劇団”として、歌の重要性について今一度、初心に戻って考えてみたいとの想いが起点になっていると、公式ホームページで語られていました。
宝塚“歌劇団”として、新しい歴史を刻むことのできた『Gran Cantante!!』だと思います。
階段降りについて
天寿光希(エトワール) ↓ 小桜ほのか、天飛華音 ↓ 極美慎、有沙瞳 ↓ 綺城ひか理、天華えま ↓ 瀬央ゆりあ(左側の孔雀羽根、面積小) ↓ 舞空瞳(右側の孔雀羽根、面積大) ↓ 礼真琴(トップ大羽根、ナイアガラ) |
瀬央さんと舞空さんの間に、音波さんが歌無しで降りられたことが話題になっていました。
私は初日にそのシーンを見逃していたので、今回はじっくりと見ました。
音波さんは真ん中ですが、他にも4人の男役さんが一緒に降りていらっしゃいました。5人同時です。
男役さんは、美稀千種さん、大輝真琴さん、輝咲玲央さん、ひろ香祐さんさんだったかと思います。(間違っていたらごめんなさい)
センターで一人降りられた訳ではないので、音波さんの位置は階段降りに付け加える必要が無いように思います。今までも前例はあったかと思います。
瀬央さんをブロックする意味ではなく、音波さんへの餞別の思いがこめられているのでしょう。
2019年の春、『アルジェの男』『ESTRELLAS』の全国ツアーでは、ヒロインを演じられ、大きな羽根を背負っていらっしゃいました。
トップ娘役の位置で音波さんが降りてこられるのも、最大の餞だと思います。
瀬央さんのショーでの活躍について
瀬央さんは2番手の位置でしっかり活躍されていました。
プロローグからの衣裳などについて
3人の妖精たちが登場して銀橋を渡り切ったところで、開演のアナウンスが流れます。
そして幕があくと、礼真琴くんが大階段の中央にいて、その上方と下方を大きな布を覆っています。こういう光景かつても何回か観たことがあるような。
真琴くんが階段を降りて歌い始めると、マントをまとった男役さんたちが次々と階段を降りてきて、階段の定位置について、マントを振り回すマント祭りが始まります。
その時、男役さんたちは白の衣裳ですが、瀬央さんだけ紫。マントの色も他の男役さんたちと少しだけ違いました。
その後も、みんながお揃いの中、瀬央さんだけ衣装が違います。
似たような衣装の場合も、瀬央さんだけ飾りがついていたり、2番手仕様でした。
中詰めのみんな揃っての銀橋の後、礼さん、瀬央さん、舞空さんのトリデンテが残ります。
このあたり「2番手」としての活躍です。
瀬央さんの魅せ場は【馬】と【牛】
明るい瀬央馬
ニンジンに恋をする馬に扮している、コミカルな場面です。
前髪と長髪で馬のたてがみが表現されていて、衣装はスーツ。
田原俊彦の「にんじん娘」を歌い踊って、明るくて楽しい。
「にんじん娘」Sは、有沙瞳ちゃん。
せおっちの朗らかな明るさに包まれます。
セクシーな瀬央牛
礼マタドールと瀬央牛がセクシーなデュエットダンスを踊ります。
瀬央牛があらわれる前に、礼さんのマントを振り回す格好良いシーンが拝めました。
瀬央さんは、白黒の牛っぽいタイツにヒールで中性的。礼マタドールを誘惑する役だそう。
瀬央牛を相手に礼マタドールがマントを翻すところもあります。
2人の官能的な表情にはドキッとしてしまいました。
最後は哀しい結末に。
紅1点の舞空瞳ちゃん
昨日書き忘れていました。
フィナーレで、ドレスの上に青い軍服を羽織って、5人の男役さんたちと絡むシーンがあります。
瀬央、綺城、天華、極美、天飛の5人!
綺城さんは、瞳ちゃんをとても高い位置でリフトされていました。
天華さんも少しリフトを。
同期の天飛くんとは、一番短かったような。
お芝居の目が沢山欲しい現象について
2回目の観劇は2階席からでした。
昨日は一階席だったので、二つのお芝居が上手側と下手側で同時に進行しているのを、両方見ることはできず、どちらを見ようと難儀しました。しかし見渡せる2階席からは、目を動かすだけで両方を楽しむことができました。
12場では、上手花道でルーチェ(礼)とユリウス(天寿)が、舞台の下手側でアンジェリーク(舞空)とレオニード(音波)お芝居をしています。
観客は上手花道側を見ている人が多いようで、礼さんと天寿さんの反応に対して笑いが起こっていました。
このシーンは、上級生の天寿さんと音波さんが、後輩を励まし支えてきた現状とリンクしているように感じました。
卒業していく二人から、星組のセンターの2人に、想いが受け継がれていく感じで、ジーンとします。
ハッピーエンドで終わりますが、更に次に続く含みがとっても残っています。
「絶対10年後に再演するだろう」と、観劇した人はみんな思われるでしょう。
前作は礼真琴くんが研4の時でした。そして10年後の再演となりました。
現在在団している誰かがトップスターになった時に再演でしょうか?
「十年一昔」と言いますが、宝塚はみゃくみゃくと続いているので、時を経ての再演が簡単にできてしまうところがスゴイです。
見どころは書いても書いても書ききれません。
『めぐり会いは再び』は、「ゴチャゴチャしすぎて、ずっと喋っていて、わけがわからんかった」という辛口の批評をしている殿方の声が、幕間に聞こえてきました。
私には楽しいですが、万人受けかというと、そうでない方もいらっしゃるかもしれません。
星組ファンには定番でしょう。
紅ゆずるさんのサヨナラ公演だった『GOD OF STARS-食聖-』に、同じ小柳先生演出ということで似ています。
一方『Gran Cantante!!』は、万人受けする、宝塚の中でかつてなかったハイレベルの逸作だと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
ランキングに参加しています。ポチッとバナーをクリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村
いつも応援してくださってありがとうございます。
スポンサーリンク