タカラジェンヌの涙 競争より絆
こんにちは、くららです。
「歌劇」の12月号の表紙、誰になるのか注目されていました。
新しい歌劇が今日届きましたが、来月号の12月号の表紙のお名前は記載されていませんでした。

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2020年「歌劇」表紙メンバー

・1月号……真風涼帆(宙組トップ)
・2月号……礼真琴(星組トップ)
・3月号……柚香光(花組トップ)
・4月号……芹香斗亜(宙組2番手)
・5月号……真彩希帆(雪組トップ娘役)
・6月号……珠城りょう(月組トップ)
・7月号……彩風咲奈(雪組2番手)
・8月号……瀬戸かずや(花組2番手)
・9月号……月城かなと(月組2番手)
・10月号……望海風斗(雪組トップ)
・11月号……愛月ひかる(星組2番手)
・12月号……

全部で12枠あるので、例年は専科の轟悠さん、各組トップスターと2番手(5×2)、娘役1名、ということが多かったです。
先に発売されている「宝塚グラフ」では、轟悠さんが枠から外れて、12月号の表紙は「彩凪翔・鳳月 杏」という今までになかった組み合わせで話題になりました。

12月号の表紙が轟さんだったら、記載されていたことでしょう。
記載されていないということは、まだ人事の発表がされていないのでシークレットなのか?
次に雪組で2番手に上がる人?
次にトップスターになる意外な人?
撮影はいつもと同じレスリー・キー氏のようです。

レスリー・キー氏は、2010年1月号より、「歌劇」の表紙と巻頭ポートレートの撮影を担当されてきました。
2015年には、「2010年から2014年までの表紙&巻頭ポートレート」等を掲載した写真集が発売されました。
今年の9月15日には、「2015年から2019年までの表紙&巻頭ポートレート」等を撮影した第二弾の写真集が発売されました。
レスリー・キー氏が既に11年間歌劇の表紙の撮影をされてきたので、今年いっぱいで終わりにされるため、しめくくりのポートの組み合わせというのもあるのか?

轟さんが顧問になられたことで枠があいてしまって、うめられないだけかもしれません。

とりあえず、12月号表紙は、発行されるまで「シークレット」です。
秘密にされればされるほど、知りたいと思うのが、宝塚ファン。
熱心なファンの方は、一人のスターさんを応援していて、そのスターの番手があがって、トップスターに近づいて欲しいと思われています。
そのため必然的に、ファン同士の間で「ライバル心」がわいています。

しかし当のスターたちは、みんなライバル心より、温かい絆の方が遥に強いと、いつも感じています。

退団発表にまつわる温かい絆

珠城さんから紅さんへの号泣

今日放送された「宝塚プルミエール」のエンディングで、ナレーターの紅ゆずるさん珠城りょうさんとの温かいエピソードを披露してくれました。

女2

たまきっちゃんとの思い出は、わたしが退団発表した時に、彼女は朝から泣くのをずっと我慢していたらしく、わたしと会った瞬間に、私の目の前で
「さゆみさんちゃん、やめないでください。どうしてやめちゃうんですかかぁ?」という感じで、大号泣してくれたんですよ。
そんな彼女は今もとても素敵な大きなトップスターさんです。最後まで応援しています。


「宝塚プルミエールこぼれ話」には、その後のことも書かれていました。

紅さんの前で号泣した後、珠城さんは廊下から星組の稽古場を覗いては号泣していたそうです。
紅さんは、そんな珠城さんを見ながら
「月組のお稽古に行かなくて大丈夫なのか?」とちょっと心配だったそう。

珠城さんと紅さんはほぼ同時期にトップスターに就任しました。(珠城さんが2016年年9月5日付、紅さんが2016年11月21日付でトップスターに就任。)
紅さんが退団発表されたのは、2019年2月5日(火)。
その頃、珠城さんは『夢現無双』『クルンテープ 天使の都』のお稽古中でした。
その公演は、美弥るりかさんの退団公演でもありました。

紅さんの退団発表の1カ月半後には、明日海りおさんの退団発表もありました。
次々と先輩たちが卒業されていくことになって、珠城さんは本当にお辛かったと思います。
でもタカラジェンヌ間の温かい交流やファンの応援が支えだったことでしょう。

瀬央さんから珠城さんへの涙

「宝塚グラフ11月号」には、瀬尾ゆりあさんのリクエストで珠城りょうさんとの対談がありました。(1期違い)
珠城さんの同期の早乙女わかばちゃんが星組から月組に組替えしてきて、「星組のせおっちは面白い子」と聞いてから、互いに話すようになったそう。
その頃せおっちが急に抜擢されて立場が変わっていく中、りょう君は自分も経験したことなので、その心情を察して、相談にのったりアドバイスをしていたそうで、せおっちにとってりょうくんは、いつも適切に励ましたりアドバイスをくれる関係性で、また根が真面目なふたりには共通するところも多いよう。

りょうくんが退団発表をする日に、たまたまふたりは出会って、りょうくんが「実は…今日発表なんだ」と伝えたところ。
「えっ?」と、せおっちがいつもの楽しいノリの雰囲気から、急な話で驚いて泣いてしまって
せおっち自身は、理解が追い付かなくて、「一旦預からせてください」とこたえたそう。
りょうくんは、泣いてくれたのが嬉しくて、自分も泣きそうになったとか。

「音楽の小箱」で、望海風斗さん礼真琴くんが共演した時に、真琴君は望海さんから直接退団の話を聞いた時に、ショックで「一旦預からせてください」とこたえたと話していました。
星組の同期同士、先輩の退団に対して同じ反応をしていたことに、同期だなと思いましたが、タカラジェンヌみんなが、先輩トップスターの退団は、そんなに簡単には受け入れられない寂しい残念なことなのでしょう。

宝塚愛

タカラジェンヌは、最善の舞台をつくりあげるために、日々全身全霊をかけて頑張っています。
組が違っても、みんな同士であり、仲間であり、助け合い、励まし合い、深い温かい絆で結ばれているのですね。

特にトップスターが退団するのは宿命であり、必ず近い将来にやってくることです。
しかしそのことを知ったら、タカラジェンヌたちも受け入れがたく、涙を流しながら寂しい残念な思いで、トップスターを見送られるのでしょう。
そして去っていくトップスターは、涙を流してもらえることを、嬉しいと受け止め、どの方も素晴らしい有終の美を飾って旅立っていかれます。

原石がスターとして輝いていくためには、長期間の鍛錬が必要です。そのためにはライバル設定や競争があった方が有効でしょう。
しかしタカラジェンヌの本髄には、学年も組も越えた温かい絆が流れているのを感じます。
競争やライバル関係より絆の方が深いのだなぁと、タカラジェンヌの涙の話を聞いて思いました。
それが宝塚の根底にある「宝塚愛」。

このブログの冒頭で勝手に憶測を書いてしまいましたが、清いもので流されるような思いがしました。

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