『NEVER SAY GOODBYE』真風・芹香トークと事前情報
こんにちは、くららです。
宝塚大劇場の「宙組公演特別メニュー」や「お土産のお菓子」が公式ページで紹介されていました。

真風さんの地元、熊本陣太鼓が販売されるようです。
大好きなお菓子なので、見つけて大喜びしました。
くまモンのパッケージで、小さい陣太鼓が9個入り。
宙組公演中だけの限定販売なので、3月14日までです。

宝塚大劇場にいつもの毎日が戻ってくることが嬉しいです!
そして待ちに待った『NEVER SAY GOODBYE』開幕です!

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『NEVER SAY GOODBYE』真風×芹香トーク

WOWOW『宝塚プルミエール』での「NEVER SAY GOODBYE」トークをご紹介します。
最新のお二人は、明るい金髪の真風さん黒髪に近い暗めの髪の芹香さんに変身されていました。

真風さん演じるのは、ポーランド出身の世界的カメラマンのジョルジュ
芹香さん演じるのは、スペイン人の闘牛士ヴィセント。映画「スペインの嵐」にも出演。
役に合わせた髪の色なのですね。お二人ともとってもお似合いでした。

まかキキの笑顔がとっても嬉しい、楽しいトークが繰り広げられました。

真風涼帆さんと『NEVER SAY GOODBYE』

真風さんにとって『NEVER SAY GOODBYE』は初舞台の作品なので、はじめは懐かしくて当時を思い出すこともあったそうですが、今は新しい作品というか、今のメンバーで一つの作品をつくっているという感覚の方が大きいそうです。

真風:「レンズ越しに撮る側に立つことが新鮮で、戦っているみんなの姿をレンズで追いながら、流れの中で変わっていくジョルジュの生き方をさらに深めていけたら」

芹香斗亜さんと『NEVER SAY GOODBYE』

芹香さんは、カメラマンの真風さんがすごくセクシィだなと思って見ているそうです。

ナレーターの望海さんに「ジョルジュの本名知っている?」と聞かれて

キキちゃんは「スビグニエフ・ヴィブロフスキー」とサッとこたえていました。真風さんの役なのに。

真風さんに拍手され、望海さんには「スゴ~イ!」と感動されていました。
しかしその後、望海さんから「ドヤ顔!」というご指摘も。
一緒に花組時代を過ごした「だいもんキキ」の親しさが感じられました。
キキちゃんは「プロミセス、プロミセス」で莫大な台詞と歌を覚えてから、記憶力に磨きがかかったのでしょうか?

芹香: 「ヴィセントは、ザ・スペインの男、熱いラテン系の男で、過去に屈折していたり変わり者だったりの役が多かったので、こういう真っすぐにハートをぶつける芝居が今凄く楽しいなと思っています。スペインの男たちの真っすぐさがジョルジュの心を動かしていくストーリーなので、そこを色濃く描いていきたいです」

他の所で話されていたことですが、『NEVER SAY GOODBYE』の特徴は、全てが音楽の中に埋め込まれていること。
従来は言葉にされない心情まで、歌詞で表現されている。
ジョルジュについては、生い立ちについてまで、歌詞で歌われるそうです。
歌詞にもセリフにも、たくさんの内容が詰まっているので、意識しながら聞いて欲しいと真風さんが話されていました。

宙組と言えば「真風・潤花・芹香」のダイヤモンドトリオ

キャサリン役(潤花)ちゃんについて

真風:「そうですね、かき乱しまくっているのがピッタリで(かき混ぜるジェスチャー付き)、巻き込む力があるので、そこが役とピッタリなのかな(笑)」

芹香:「花總さんとはまた違う、潤さんは潤さんで、これはキャサリン像だなぁと。可愛らしさの面が多いというか、すごくその点が魅力かなぁと思います」

芹香さんの「潤さん」呼びがとっても新鮮でした。そんな間柄?
劇作家のキャサリンは作品の中で人生を翻弄されていますが、潤花ちゃんはお稽古場で宙組のスターさんたちを翻弄しているよう。楽しく盛り上げているのでしょうね。

二人の会話の中に、潤花ちゃんは謎の存在感がありました。

潤花ちゃんのキャサリンもとっても楽しみです。

作・演出の小池修一郎先生について

小池先生のお名前を聞くだけで、お二人ともお顔を崩して爆笑してしまって言葉がすぐに出ませんでした。

真風:「小池先生もね、(キキちゃんと顔を見合う)お元気そうですよ、皆さん(笑)」

芹香:「ずっと可愛らしかったですよね先生が。闘牛士のマントを嬉しそうに走りまわしていらしたことがあって、稽古場で。もうその姿がタマラナく可愛くて、もだえていました」

真風:「愛おしくて、本当にすごいよね。今回の『ネバー』ということで、先生もすごくいろんなアイデアが(手であふれ出る表現をしながら)」

芹香:「もうアイデアが素晴らしくて、そんなの思いつきもしなかったという色んなアイデアを」

真風:「スゴイよね、どのシーンも今回バージョンと言いますか、私たちがつくっているものに、先生がアイデアをくださっている、そんなお稽古場です」

歌劇誌の座談会で小池先生は
変更点は、芹香さん演じるヴィセントの歌を芹香さん用に(ワイルドホーン氏に)書き直してもらったぐらいで、基本的には初演のままで、人の居方、段取りの変更はあると話しておられました。

「人の居方、段取りの変更」に、小池先生のユニークなアイデアがあふれているのですね。

真風さんもキキちゃんも小池先生の話になると頬が緩みっぱなしで、笑顔でしか語れないくらい、小池先生のことがお好きなようです。

トップスターと2番手のスターを笑顔にさせる、小池先生のアイデアあふれる舞台を見るのがとっても楽しみになってきました。

無事に御園座で「王家に捧ぐ歌」が千秋楽を迎えましたが、この作品のナンバーも素晴らしくて感動の連続でした。初演の『NEVER SAY GOODBYE』も、負けないくらい、それ以上に心が震える感動のナンバーのオンパレードです。

それらの楽曲がそのままで、5組の中で一番コーラスが素晴らしい宙組で聞くことができるのですから、星組に続いて大感動するのは間違いないでしょう。
更にキキちゃんの「俺はバルセロナを守る」の新しいナンバーも追加されているとのこと。
このナンバーも楽しみです。

ジェンヌに聞いてプルミエール

Q 断捨離が得意なお二人ですが、どうしても捨てられないモノはありますか?

真風:「ある?」

芹香:「音楽学校の制服」

真風:「確かに確かに確かに、捨ててない(満面の笑顔で同意)」

芹香:「もう一つあるの。台本とかも、どのタイミングで捨てるんですかぁ」

真風:「そうなの、わかんないの」

芹香:「退団した時とかですかねぇ(両手で放り投げる振りをしながら)」

真風:「譜面とかどうしてる?」

芹香:「そうそうそう、全部ある」

真風:「譜面とかも」

芹香:「衣装デザインの紙とかも、いつ使うねんという話なんですけど、なんか取ってあるの」

真風:「もしかして衣装デザイナーに転身するかもしれないもんね、辞めたら」

芹香:「このデザインいただきって、盗作すんの(爆笑)」

真風:「(手拍子しながら大爆笑)何かに使えるかもしれない何?絶対に使わない(小声で)」

ふたりは捨てられない話に、大爆笑しながら大盛り上がりでした。
ナレーターの望海さんは、保存されていなかったようで、「えっ!取っているんだ!」と二人の会話を意外に思いながら聞いていらっしゃいましたが、最後は「なるほど」と同意されていました。

真風さんと言うと断捨離の天才で、何もない部屋でスタイリッシュに生活しながら、紙類も終わった側から捨てているのだろうと思っていました。

「捨てられない」という、この会話にビックリしました。
きっと思い出が深いから、捨てられないのでしょうね。

まかキキの、息のあった漫才のような穏やかな会話がとても楽しくて、すごく癒されました。
最高のコンビネーションの宙組「トップ、2番手」だと思います。

『NEVER SAY GOODBYE』事前情報

「タカラヅカニュース」の稽古場レポートや「歌劇誌」から得た情報を簡単にまとめてみました。

フィナーレ情報

★爆踊りフィナーレだそう。特に男役さん。
真風さんも本編中はほとんど踊らないので、フィナーレでたっぷり踊られるそうです。

振り付けは、KAORIalive先生。

初演はスパニッシュだったけど、今回はモダン系だそう。

小池先生こだわりのカッコ良い音楽
録音でフラメンコギター、スパニッシュギターの音も入る格好良いサウンドが使用されているとか。

劇中の曲のメドレーも。

芝居仕立ての踊りのシーンも。

その他細かいことも書こうと思っていましたが、ダラダラと長くなるので省略しました。

世界情勢と『NEVER SAY GOODBYE』

【簡単なあらすじ】
ジョルジュ(真風涼帆)は、バルセロナで開催予定の人民オリンピックの取材のためにスペインにやって来ました。
しかし、スペイン内戦が勃発して、人民オリンピックは中止されてしまいます。

スター女優のエレン(天彩峰里)は、ジョルジュに今すぐアメリカに帰ろうと言いますが、ジョルジュはスペインがどうなるか自分の目で見届けるため、劇作家のキャサリン(潤花)と共にスペインに残ります。

バルセロナ出身の闘牛士のヴィセント(芹香斗亜)は、センチュリア・オリンピアーダの仲間や市民たちと共に、ファシズムと闘っていくことになります。ジョルジュは彼らと共に生活する中で変わっていきます。
ファシズムと闘う人々の愛と勇気が、「ONE HEART」をはじめとする数々の名曲で綴られているのが『NEVER SAY GOODBYE』です。

コロナ禍の重苦しい雰囲気の中、スペイン内戦を取り扱ったこの作品は重いなという印象を与えていましたが、実際にロシアのウクライナへの侵攻が起きてしまった今は、身近な問題として、この作品を深く味わえるような気がします。

星組の『王家に捧ぐ歌』で、「戦いは新たな戦いをうむだけ」をテーマに平和への祈りが高らかに歌い上げられ、無事に千秋楽を迎えました。

さらに一歩踏み込んだ『NEVER SAY GOODBYE』が、今上演されることは意味があるように思います。

無事に初日の幕が上がり、3月14日(月)まで半月間完走することができますように。

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