こんにちは、くららです。
昨日の集合日の安堵と退団者ショックをまだ引きずっています。
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やはり瀬戸花まりさんと愛海ひかるさんの退団が残念です。
瀬戸花さんはスカイレポーターズ、愛海さんはスカイナビゲーターズに今年の7月に就任されたばかりでした。
任期の2年目に退団される方はいらっしゃいましたが、就任して5か月後に退団発表なので、就任前には「退団の決意をされていなかったのかな?」と思いました。
先日檀れいさんがフジテレビの「なりゆき街道旅」に出演されて、退団にまつわるお話をされたのを聞いたところでした。
檀れいさんの退団秘話
お笑いコンビ「ハライチ」の澤部佑さん(「探偵ナイトスクープ」の探偵として活躍されている方)との会話です。
澤部:「退団する決断する悩みはなかったですか?」
檀:「待って」
ちょうどスコーンを口に入れたばっかりだったので、それをしっかり飲み込んでから
檀:「やめるってのは、もう2005年に退団するのは決めてたんです」
澤部:「それはもうあらかじめ伝えているわけですか?」
檀:「伝えてなかったです劇団には」
澤部:「自分の中で?」
檀:「自分の中で。いつ言っていいのか分からなくて、お稽古が始まるちょっと前に、次の公演でやめますと」
澤部:「もうチラシ刷っちゃっているじゃないですか!」
檀:「劇団の方はビックリしたと言うか、『もうちょっと早く言ってよ』て。でもちゃんと、いろいろ理解して下さって…」
檀さんは、2005年8月14日に『長崎しぐれ坂/ソウル・オブ・シバ!』で退団されました。
調べてみると2005年1月7日に退団会見をされていました。
2004年10月1日からの『花舞う長安 -玄宗と楊貴妃-/ロマンチカ宝塚’04』が退団一つ前の作品でした。
このお稽古の前に劇団の方に退団の意思を伝えたられたのですね。
檀さんの退団後、星組は2006年の1月1日から、マリー・アントワネット生誕250年を記念して、『ベルサイユのばら -フェルゼンとマリー・アントワネット編』を上演しました。
それに先駆けて2005年の秋に『ベルサイユのばら/ソウル・オブ・シバ!!-夢のシューズを履いた舞神-』の全国ツアーと韓国公演がありました。
檀さんが退団の意思を伝えなかったなら、マリー・アントワネットを檀さんが演じられる予定だったのかな?と思いました。気高くて超絶美しい檀アントワネット是非見てみたかったです。
檀さんの退団公演の時に白羽ゆりさんが雪組から星組に組替して来て、檀さん退団後トップ娘役に就任して、全国ツアー、韓国公演、そして本公演と、マリー・アントワネットは白羽ゆりさんが演じられました。
トップスターの湖月わたるさんと2作組み、湖月さんが退団されると、白羽さんは元いた雪組にトップ娘役としてスライドして、水夏希さんの相手役として活躍されました。
この流れを見ると、檀さんがマリー・アントワネットの予定で、後2作添い遂げることを劇団側は考えていたのかもしれません。
しかし劇団の意向より、トップ娘役の希望が優先されるのですね。
現在月組と雪組は、今までにない上級生のトップ娘役さんなので、ファンは何作つとめられるのだろう?と気になっています。
多分トップ娘役さんの思いが優先されるのでしょう。トップ娘役に就任してもらったら、その方の選択にゆだねられるのかな?と私は勝手に感じています。
檀さんは1作前に退団を申し出たことが、受理されました。
劇団側に「もうちょっと早く言ってよ」と言われたそうなので、少々強行突破のイレギュラーなのでしょう。
トップスターの場合は、そのスターのために作品がつくられるので、1作前に退団を申し出るのでは、突然過ぎて全然ダメでしょう。
就任時に作数が決まっていて、好調だったら契約が更新されるという噂を聞いたことがあります。
詳細はよくわかりませんが、トップスターという責任が重い立場なだけに、長期計画の中で進んでいるのでしょう。
一般の生徒さんの退団申し出期間は?
カレンダー掲載などの拘束のない一般のタカラジェンヌは、集合日までに「この作品でやめます」と伝えれば、慰留されるかもしれませんが、多分受理されるのでしょう。
労働基準法では、一般的な「正社員」は、期間の定めのない雇用契約なので、労働者は原則として「2週間前」に退職の意思を告げることにより、退職することが認められています。
集合日までに伝えたとしても、お稽古、大劇場公演、東京公演と退団までに約5か月程かかるので、集合日までに退団の意思を伝えて退団することは全然ありでしょう。
スカイレポーターズやスカイナビゲーターズの任期は何ら拘束力は無いようです。
現在コロナ禍で通常とは違う状況なので、退団についても意志が通りやすいように思います。
昨年はコロナの影響で公演中止期間などあって退団者がとても少なかったため、今年は多くの方々が退団されています。
退団発表されている人数を数えてみると、例年の40名の約1.5倍の60名程です。
企業が経済的な困窮に陥ってすることは「人減らし」です。
人数が多いので、退団を推奨しているのかな?と思える節もありますが、こればかりは、もう少し長いスパンでみないとわかりません。
檀れいさんの面白秘話
檀れいさんは宝塚史上五本の指にはいる「絶世の美女」だと思いますが、バラエティ番組に出演されると気さくで人柄の良さが伝わってくる、とってもチャーミングな方です。
幻の2つの芸名
芸名を考えるのは本科の夏休みの大切な宿題だそうで、第1希望と第2希望の2つを提出しなければならないそうです。
夏休みに時間をかけて一生懸命考えて提出した芸名は、第1希望は同期と重なり、第2希望もやはり同期の第1希望と名字がかぶってともに却下され、先生に「明後日までに考えてきてね」と言われたそうです。
1カ月ぐらい一生懸命考えたのに2つともダメになって、慌てて付けたのが『檀れい』だったそうです。
同期とかぶっていて却下された“幻の芸名”は
第1希望が「真魚渚(まお・なぎさ)」、
第2希望が「紫月(しづき)るな」。
この二つの芸名より『檀れい』で大成功だったと思います。
最近のスターさんの芸名では、縣千、潤花、華世京がとっても印象深くて良いなと思っています。
それと同じように「檀れい」も、インパクトがあって覚えやすくて、とっても良い芸名です。
“慌て宝塚”と“じっくり宝塚”と成績
檀さんは高校時代に進路に迷っていた時に、「やっぱりお芝居の方に進みたい」と一念発起して、慌てて受験勉強をして勢いで受かって、自分のような“慌て宝塚”がいっぱいいると思っていたら、じっくり受験勉強をして宝塚受験に挑んだ“じっくり宝塚”ばかりだったそうです。
そのため、成績が悪くて、入団時の成績は“ビリ”。
劣等感しかなく、役も全然付かず、寮でふとんをかぶって人に分からないように泣いていたそうです。
でも宝塚の舞台に立てるだけで幸せで、ちっちゃな役でもとにかく一生懸命やっていたそうです。
素質が良い上、舞台化粧も一生懸命努力されていて、舞台では一人だけ華やかさオーラが違っていて目が引かれました。そんな中で真琴つばささんの相手役のトップ娘役に大抜擢されました。
月組のトップ娘役時代は、歌もダンスも今百歩で、とても叩かれていましたが、華のある美しさ可愛さは格別でした。
星組の湖月わたるさんの相手役の第二次トップ娘役時代は、努力の成果がとっても感じられました。難しいダンスにも挑戦されて感動したことがあります。
檀れいさんの良さは、純粋にひたむきに丁寧に努力しているところだと思います。
美貌だけでなく、その純粋さに惹かれるところがありました。
そして女優さんになって、更に輝いていらっしゃいます。
月組のトップスター真琴つばささんの相手役をつとめた後、1年あまり専科に異動して活躍された後、星組のトップスター湖月わたるさんの相手役をつとめられました。
慌てて受験をして、慌てて芸名をつけて、「慌て宝塚」で檀さんの宝塚人生は始まりましたが、在団中は「月組→雪組→月組→専科→星組」と異動を重ねながら「じっくり宝塚」で、一生懸命努力され続けて、特別な大輪の花を咲かされて退団されました。
お綺麗なので、1回目のトップ娘役の後退団して芸能界に入られても、女優として活躍されたと思いますが、宝塚にじっくり腰をおいて「宝塚の娘役」を一生懸命努力しながら追及してこられたからこそ、現在の女優としての成功があるように思います。
星風まどかちゃんも檀さんと同じように専科経由で宙組から花組に異動して、3拍子揃った娘役として大輪の花を咲かされています。「5作で退団」という道を選ばれなくて、本当に良かったです。
「退団はいつ決まる?」というタイトルから話がそれてしまいました。
「退団はいつ決まる?」というのは、タカラジェンヌおひとりお一人違うと思います。
みんな青春の全てをかけて、タカラジェンヌであることにチャレンジされています。
そんな中で「退団」を決意されるのは、「もう辞めても良い」という納得できるものに出会ったからかなとも思います。
退団されることは残念ですが、決断された意思を尊重しなければなりませんね。
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