花組集合日雑感
こんにちは、くららです。
昨日は花組の集合日でした。
9月21日(火)、22日(水)パレスホテル東京での轟悠さんのディナーショー『Soon Yū’ll Go』に、花組の美空真瑠(105期)さん、湖華詩(105期)さん、湖春ひめ花(106期)さんの3名が出演されるので、集合日はその後かと思っていましたが、「11月6日(土)が初日」なので、お稽古を1か月半確保するためには、20日になってしまうのですね。

花組は先週火曜日に全国ツアーを終え、木曜日に主要メンバー4人が東京で制作発表会を行い、月曜日が集合日!柚香、星風、水美、永久輝の4名は、ほとんどお休みする時が無かったと思います。本当にハードな中、お疲れ様とお伝えしたいです。

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花組のお知らせについて

公式ページに「組替え(異動)について」という名目があったので、ドキッとしましたが、こちらは予想の中のことでした。

組長の高翔みず希さんが専科に異動され、美風舞良副組長が組長に就任され、航琉ひびきさんが副組長に就任されるとのこと。(東京公演千秋楽の翌日2022年2月7日付)

高翔みず希さんは、2000年に宙組から花組に組替して、2007年12月25日付で花組副組長に就任、2012年3月19日付で花組組長に就任。
76期生で、同期は宙組の寿つかさ組長、OGではスカイステージでMCで活躍されている樹里咲穂さん、元トップスターでは彩輝直さん
組長経験のある専科生としては、昨年専科に異動された万里柚美さんは70期でした。

他組の組長は、月組の光月るうさんが88期、雪組の奏乃はるとさんが85期、星組の美稀千種さんが79期、そして宙組の寿つかささんが76期です。
組長も若返りが進んでいくのでしょうか?

4名の退団者について

・鞠花ゆめ(92期)
・真鳳つぐみ(95期)
・優波慧(96期)
・雛リリカ(97期)
2022年2月6日(花組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付

先日の全国ツアーで、鞠花ゆめさんはエトワールをされていました。優波慧さんは、聖乃あすかさんの後で階段おりをされて、「あれ?」と思いました。
いつもと違うケースは、退団者への餞がこめられた「退団フラグ」でもあったのですね。(今後の参考になりますね)

花組が全組の中で一番若い組に

100期までの花組生(2022年2月7日~)

82期美風舞良組長
93期…航琉ひびき副組長
94期…舞月なぎさ、和海しょう、華雅りりか、羽立光来
95期…柚香光、水美舞斗
97期…永久輝せあ、春妃うらら、紅羽 真希
98期…飛龍つかさ、峰果とわ
99期若草萌香、帆純まひろ、凛乃しづか、高峰潤、春矢祐璃
100期星風まどか音くり寿糸月雪羽、聖乃あすか、泉まいら、一之瀬航季、和礼彩

93期の副組長は、各組の中で一番若くなります。
娘役さんをピンクにしましたが、上級生の娘役がとっても少ないですね。
100期生までを書き上げましたが、もはや100期は新人ではなく、中堅ですね。

7月4日付けで6名が退団され、来年2月7日に退団者4名と専科異動で5名減ります。約半年程で11名減です。107期生が7名配属されましたが、減る人数の方が多いです。

昨年はコロナ禍で公演が行えず、退団者が極端に少なかったこともありますが、今の勢いでドンドン退団されていくと、「各組80名」より減っていきそうな気がします。
他の組の退団者数を見ても、どの組も毎公演の退団者数が多く、1組あたりの人数を抑えていく方針なのかな?とも思えます。

配役発表について

お芝居の『元禄バロックロック』は、谷貴矢先生の宝塚大劇場デビュー作です。『忠臣蔵』を、オリジナリティある着眼点で描いたとのことですが、どんな感じなのか、下記の記事に「制作発表」の内容が詳しく掲載されていたので、まとめてみました。

キーアイテムは、「時を巻き戻す時計」!
タイムリープしながら話が展開していくようです。

柚香光演じるクロノスケは、時を巻き戻す時計を作った時計技師
元は赤穂藩士で、松の廊下の事件が起こった後エドにやってきた設定。

星風まどか演じるキラは、吉良上野介の隠し子
賭場の主でもあり、妖艶な女の人らしい。ポスターからも不思議な妖艶さが漂っていましたね。

クロノスケはキラと出会って、次第に彼女の美しさに溺れ、爛れた愛を紡いでいくそう。

その一方、「忠臣蔵」とよく似たストーリーがサイドストーリーとして展開していくよう。

水美演じる吉良上野介がモチーフコウズケノスケ
従来の高齢のおじいさんでは無く、年齢を若返らせた「野心的なイケオジ」だそう。
役どころや性格も半分オリジナルに変えているとか。
ポスターに切手で掲載されていましたが、「イケオジ」を魅せてくれるのでしょう。

永久輝演じる大石内蔵助がモチーフのクラノスケ

永久輝さんはクラノスケをやっていただく予定になっております。サイドストーリーと言いましたけれど、「忠臣蔵」のストーリーで言えば主人公の役どころなので、サイドストーリーの方をバシバシと進めていっていただきながら、それに対してクロノスケが翻弄されていくという物語になっております。引用えんぶの情報サイト演劇キック

元赤穂藩家老クラノスケ(永久輝)は、クロノスケ(柚香)の元へ訪ねてきて、コウズケノスケ(水美)との遺恨により切腹した主君タクミノカミ(聖乃)のを討つために協力してほしい、と頼む。

しかし、クロノスケは、仇相手のコウズケノスケの隠し子が、愛している「キラ」と知ってしまう。
「自分の忠義を貫くのか?」それとも「キラとの愛を優先するのか?」
忠義か?愛か?その狭間では揺れ動いていくよう。

クロノスケとキラ、タイムワープによって、二人の時がシンクロし、エドの中心で愛が煌めく?

クロノスケの「時を巻き戻す時計」でタイムリープすることで、サイドストーリーの『忠臣蔵』もどう動いていくのか?
過去の谷作品を思うと、突拍子も無い発想が入ってくるので、凡人の私には全く展開がわかりません。観劇するまでドキドキワクワクですね。

また、谷先生のこの作品における目的に、柚香光の新しい美しさ、格好良さ、面白さなど様々な面を魅せることもあるようです。

ポスターの柚香・星風コンビ、二人とも新しい感覚の美しさを既に沢山魅せてくれています。

配役について

雪組、星組に続いて、役がとっても多いです。
浅野側
・タクミノカミ(聖乃あすか)…切腹した主君の浅野内匠頭
・クラノスケ(永久輝せあ)…大石内蔵助
・リク(華雅りりか)…大石内蔵助(永久輝)の妻

赤穂浪士
・チュウザエモン(高翔みず希)…吉田忠左衛門
・ヤスベエ(飛龍つかさ)…堀部安兵衛
・ゲンゴエモン(帆純まひろ)…片岡源五右衛門
浅野内匠頭と切腹直前最後に面会するのか?
・ソウエモン(一之瀬航季)…原惣右衛門
・ゲンゾウ(愛乃 一真)…赤埴源蔵
・カズエモン(侑輝大弥)…不破数右衛門
・キンエモン(天城れいん)… 岡野金右衛門
・タダシチ(美空真瑠)…武林唯七

吉良側
・コウズケノスケ(水美舞斗)…吉良上野介
・キラ(星風まどか)…賭場の主、コウズケノスケ(水美)の娘

・ヒサミチ(和海しょう)…吉良家家老・小林央通 討ち死に
・シミズ(羽立光来)……吉良家家臣・清水一学 討ち死に

徳川幕府
・ツナヨシ(音くり寿)…5代将軍・徳川綱吉 男役?それとも娘役のまま?
・ケイショウイン(美風舞良)…綱吉の強い母・桂昌院
・ヨシヤス (優波 慧)大老・柳沢吉保

・ケンペル(航琉ひびき)…出島のオランダ商館付医師。綱吉と謁見

・公使…春矢祐璃、龍季 澪

その他
・風車屋…雛リリカ

・ヨミウリ(希波らいと)…瓦版?
『婆娑羅の玄孫』の極美慎くんのような役でしょうか?

12人の娘役さんが花の名前です。
期待の娘役、星空美咲さんはツバキ

男役さんには、役名に数字が振られている方が、イッペイ(舞月なぎさ)からトウザエモン(涼葉まれ)まで10名。

スラレ(真鳳つぐみ)、スラレモン(紅羽真希)、スリ(芹尚英)の変化形の役名も。

「忠臣蔵」関連の名前が多いので、「忠臣蔵」はサイドストーリーと言われながらも、長い時間が割かれるのでしょうか?

組子全員が出演できるようになってから、とにかく役がつく人が多く、舞台上に出演者たちがわんさかいる、賑わいのある舞台が続いています。
役が多くて生徒さんたちがイキイキと出演していることは嬉しいですが、詰め込み過ぎて理解が難しい作品にはなって欲しくないと思います。

『The Fascination!』は2つのお祝い

花組誕生から100周年を祝うことと共に、柚香光・星風まどかの花組新トップコンビ誕生を祝うショーと謳われています。
全国ツアーの千秋楽で柚香さんが「これからも2人でいろいろな作品のいろいろな役に誠意をもって真摯に向き合っていきたいと思います。どうぞ私たち二人を、これからの花組をよろしくお願いします」とご挨拶されていました。

こんな風に新トップコンビ誕生を祝いながら、1作や2作の短期で終わってしまうようには思えません。

花組の今後について

しかし花組にはスターが詰まりすぎ問題があります。
永久輝せあさんは、先日の全国ツアーで、芝居でもショーでも「2番手」という重要な位置で、それまで培ってきた実力を余すことなく発揮して高く評価され、これからに期待されています。
「銀ちゃんの恋」で東上公演を大成功させ、さらに勢いづいている水美舞斗さんも、これからの活躍が期待されています。

「2番手」という位置には、一人しかつけません。
花組に組替と同時に「VISA」のイメージガールに就任した永久輝さんは、更に組替をすることは考えられません。
組替をするのなら、水美さんでしょう。

ずっと以前から、水美さんがさらに活躍する道は、何が最善なのだろうか?と思っていました。

現在私は星組公演を連日観劇して、星組脳に偏っています。そのことを前提に私の勝手な思いを書かせてもらいます。

ちょっと考えが偏っていますが、星組に組替が最善なのかな?と勝手に感じました。

愛月さんの退団公演が始まって、有終の美を素晴らしい姿で飾られています。
そして愛月さんに続く瀬央さんも、お芝居では美しい悪役を演じ、ショーでは愛月さんとシンメの位置が多く、急激にポジションがアップしています。

『Ray-星の光線-』では、綺城ひか理さんに歌の場が用意されたり、天華えまさん、極美慎さんがフィナーレの歌手をつとめたり、路線男役さんに見せ場がいろいろありました。
しかし今回は様々なシーンに出演されているものの、ここぞという「スターとしての見せ場」がなくて、瀬央さんに続くスターを急ピッチにつくろうとしていない印象をもちました。

雪組の『Fire Fever!』では、歌手として組長さんが頑張っています。残念ながら休演されましたが、専科の英真なおきさんにも歌の場が何か所か用意されていました。
もっと若いスターさんにまわせば良いのにと思いましたが、もしかして和希そらさんが組替予定なので、こういう状態なのかな?と勝手に解釈しました。
私の偏った捉え方に過ぎないかもしれません。

同じように現在の星組の公演を観て、どうして綺城さんや天華さんたちにもっと活躍の場を用意しないのかな?と不思議に思ったので、誰か組替してくるのかな?と

しかし、その上に組替してこれる人と言うなら、水美舞斗さんかな?

水美さんと瀬央さんは、全く違う持ち味のスターさんです。

今度の花組のショー『The Fascination!』で水美さんは間違いなく大活躍をされると思います。
しかしその後も、ずっと花組で同じ状態で活躍し続けることは、難しいように思います。

永久輝さんが再び組替をするという可能性も残されているのでしょうか?

よくわかりませんが、花組のスターが詰まりすぎ問題は、このままでは勿体なさすぎると私は気になっています。

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