こんにちは、くららです。
昨日2回目を観劇してきました。
少し緊張気味だった初日よりとても弾けていました!
生の舞台を上演できて、嬉しくてたまらないというトップスター柚香光くんを中心に花組の陽のエネルギーが爆発していて、とにかく熱いです!
こちらのショーも私にとっては「体感5分」の素晴らしさ。
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『Cool Beast!!』の主軸
・野獣 べスティア 柚香光
・艶花 フローレンス 星風まどか
・旅人 エストーム 永久輝きせあ
大きな被り物と大きな白いマントのような衣装をつけた3人から放たれるスターオーラがキラキラと眩しすぎます。
そしてこの3人のお顔が何と小さいことよ。驚くほど頭身バランスが整っています。(残念ながらこのシーンでは身体の方は隠されています)
そして気品があふれていて、3人の歌声も合っています。
このショーは、この「美形3人トリオ」主軸でいくよ、という宣言のようなシーン。
「大きな役」に初挑戦の永久輝せあくんからも、トップスターの2人に負けないぐらいのオーラが放たれています。
ここでビックリすることなかれ、「本公演の瀬戸さんの時より出番が多い?」と思えるほどの大活躍をします。
ダンサー聖乃あすか
そこに、前髪を野性的に流した野獣が登場して、クルクルガンガンワイルドに踊りまくります。
このショーには、水美舞斗くんは出演していなかったはず。
消去法で「あれは聖乃あすか君だ!」
シャープさにおいてはマイティ師匠には及びませんが、「聖乃あすかはダンサー」と焼き付けてくれました。さらに後半でもダンサーとして大活躍します。
主要メンバーの大きな変更について
トップ娘役が、華優希ちゃんから星風まどかちゃんに。(100期の同期)
瀬戸かずやさん、水美舞斗さん、専科の凪七瑠海さんの3枠に新メンバーが入るため、役が一新しています。
・2番手瀬戸かずや(90期)→永久輝せあ(97期)
・3番手水美舞斗(95期)→ 聖乃あすか(100期)
・永久輝せあ(97期)→ 優波慧(96期)
・聖乃あすか(100期)→ 一之瀬航季(100期)
・凪七瑠海(89期)→組長、羽立光来(94期)
娘役さんについて
・リべリ 星空美咲(105期)→ 初音夢(105期)
もう一人のリベり美羽愛ちゃんはそのまま。
娘役の下級生4人が活躍
・二葉ゆゆ(103期)
・美里玲菜(104期)
・美羽愛(104期)
・初音夢(105期)
歌手は変わりなく美穂圭子さんと音くり寿さん、安定感抜群です。
94期の羽立光来さんと和海しょうさんも歌手として安定したご活躍。
唯一本公演と同じ役どころは、トップスターの柚香光くん!
カリスマ性が増して自由度がまして、さらに色気と魅力があふれかえっている、スゴイ!ビーストになっていました!
星風まどかちゃんの新場面「誘惑」
野獣の肉争いの前の結婚式がまどかちゃんの新場面になっていました。かなり長め。
リベリ(美羽愛、初音夢)を引き連れて、「夢みるMadonna」の時のおかっぱ鬘に小さな帽子の髪飾りで黒のミニスカートのアイドル風。
新ナンバー「もう男たちに振りまわされないわ」とシンディローパー風に力強く歌っていて、可愛い!
でも唐突にアイドルシーンになることが、本公演の唐突な結婚式に負けないぐらい場違い感があって、印象に残ります。
肉取り争い
柚香赤チーム × 聖乃緑チーム
水美さんのパートを引き継いた聖乃リーダー、サングラスで登場。
美しいお顔を最大限に崩して顔芸でワルぶっていましたが、持って生まれた品性がどうしても邪魔をしてしまう。
ダイナミックに踊りまくって「獣」のワイルドさは伝わってきました。
争いの中で、あすかちゃんがれい君をとても高く抱き上げて回転させていました。(リフト)
思わず「大丈夫?」とドキッとしましたが、筋肉を鍛えて頼もしくなられたよう。
最後に大きな骨付き肉をゲットした時の「ワオーーン」の遠吠え、やはりガツガツさがなく、品がありました。気高い品性にあふれているのがあすかちゃんの持ち味なので、水美師匠と全く違っていても、仕方ないかも。
中詰めジャングルの祭り
凪七瑠海さんパートを羽立光来さんが歌っていました。
4人のかわいこちゃん(二葉ゆゆ、美里玲菜、美羽愛、初音夢)と一緒に。
その後は、出演者全員の歌い踊りまくるにぎやかな盛り上がりシーン。
下級生まで、顔がしっかり見える流れになっていました。
このシーンでのまどかちゃんは、観劇した2回とも、華優希ちゃん風味を感じました。衣装や髪型は華ちゃんとは違います。
まどかちゃんのお化粧は、ピンクを取り入れて宙組時代よりさらに美しく鮮やかになっています。「花娘」的と言っても良いかな?宙組時代より痩せられたような。
組によってお化粧が違うので、「花組のお化粧」を華優希ちゃんに教えてもらったのかな?と思ったり。(私の妄想ですのであしからず)
柚香べスティアと雌豹
大劇場では新進男役さんたちが雌豹に扮していましたが、今回雌豹は、娘役の二葉ゆゆちゃん(103期)と美里玲菜ちゃん(104期)の二人だけ。
やはりスタイルがあらわになる全身タイツの衣装は、娘役さんが着てこそ。魅惑的です。
大介先生の作品には、男役の女装が必ずありますが、その必要ないのでは?とこのシーンを見て思いました。
最後は5人(柚香光、星風、永久輝、聖乃、優波)のシーン。
まどかちゃんの「アーイ、アーイ」も可愛かったです。まだ周りの音に負けていたので、これから声が次第に大きくなっていくかな。
ロケットボーイは、一之瀬 航季くん。
ロケットガールは、中高なので真ん中は勇ましい男役さんたち。特に青騎司くんに目がいってしまいます。
リベリの美羽愛ちゃん、初音夢ちゃんもロケットに出ていました。
人数が少ないので、出番が多くて舞台裏は早変わりで大変なのでしょう。
永久輝せあくんの陽気なシーンから妖艶な世界へ
旅人・エストームの永久輝せあくんが陽気に軽快に爽やかに歌います。
(サヨナラ公演だった瀬戸さんと全く正反対の雰囲気)
ひとこちゃんの持ち味は、やはりこの爽やかさだなと思ったところ。
中性的な妖艶な柚香ベスティアが登場。
ひとこちゃんが惹かれていきますが、柚香さんにたぶらかされている感じ。
本公演での瀬戸さんと柚香さんとの関係性とは全然違っていて、こういうところに、学年差がでるのだなぁと実感。
柚香ベスティアは、腰まわしなどエロくなっていて、妖しさが一段とアップ。
デュエットダンスになり、れいくんの脚をひとこちゃんの肩にかけたり、ダンサーのれいくんは、身体が柔らかくなまめかしい。
ひとこちゃんがれいくんを軽くリフトするところもありました。
弄ばれているひとこちゃんが実にはまっていて、先ほどの愉快な爽やかさとはうって変わった苦渋顔もイケていました。いろんな色が出せるようになりましたね。
メカメカからのフィナーレ
メカメカ
メカメカの中心は、聖乃あすかくんと優波 慧くん。激しく踊って歌います。
他メンバーは、泉 まいらくん、一之瀬 航季くん、愛乃 一真くん、芹尚 英くん、太凰 旬くん。
(香盤順そのまま)
フィナーレ
永久輝せあ君と14人の娘役さんたちのダンス。
ハーレム状態の中でダンディなひとこちゃん。
惜別感あふれる瀬戸さんの時とは雰囲気が違っていて、やさしい風がふいていました。
大劇場と同じ男役群舞
大階段が無いけれど、とても見応えがありました。
振りがとても合っています。
美穂さんの歌で、新コンビのデュエットダンス。
美穂さんの録音の歌に更に美穂さんがはもっていました。
「全国ツアーは録音」だからこそ、素晴らしい歌手だからこそできる業です。
まどかちゃんの衣装の色が違いましたが、デュエットダンスの振りそのものはそんなに変化していなかったと思います。
しかし全然別物に見えました。
「コンビ」というものは、それぞれのスターの個性がぶつかりあって醸し出されるものなのだぁと実感しました。
これからどんなトップコンビのデュエットダンスを魅せてくれるのかも楽しみです。
充実した声楽メンバー
それぞれのスターさんの歌も良かったですが、美穂さん、音くりちゃん、羽立さん、和海さんの歌手としての実力が作品に安定感を与えていました。
「歌って踊れる」まどかちゃんの安定感も特別でした。
次の本公演『The Fascination(ザ ファシネイション)!』-花組誕生100周年 そして未来へ-では、まどかちゃんは大活躍することでしょう。
そして今回2番手の役どころをつとめた永久輝せあくんの歌唱力もとても安定していました。しかも声が良いです。
聖乃あすかさんも、歌が上手になったように感じました。
下が育ってきていることが感じられたお芝居とショーでした。
最後のご挨拶
私は午後4時半のソワレを観劇しましたが、その前のマチネでは、緞帳があがりきる前に、れい君が組長より先にいきなり「皆様!本日は〜」とご挨拶をはじめられたそうです。
組長さんに指摘されて、
「なんか楽しくなっちゃって!今日は偏差値10なんで…」と苦笑いされて、客席が大爆笑されたとか。
公演が上演できている嬉しさでいっぱいなのでしょう。
ソワレでは、れいくんのご挨拶は
「温かい拍手と笑顔とパワーをいただき、幸せでございました。お気をつけてお帰りください」という、笑顔いっぱいの通常バージョンでした。
感染者数は増えていく一方で、観客側も「いつ公演が中止になるかもしれない」という覚悟をもっています。
まして上演しているジェンヌさんたちは、スケジュールにそって計画して動かれているわけですから、私たちと状況が全く違います。
苦労を重ねてお稽古して、やっと舞台で披露できて、観客の喜びが生で伝わって来て、「頑張って来て良かった」と思われているところだと思います。
何としても1回でも多く、何としても千秋楽まで無事に公演したい!という思いで一杯でしょう。
この思いが今まで何度無残にも断ち切られてきたことか。
だから、舞台の上で無事に公演の幕を降ろせた瞬間の喜びは、とても大きいのでしょう。
その喜びがマチネの可愛い行動になってしまったのでしょう。
どれだけ思いをこめて全国ツアーに臨んでくださっているか、ヒシヒシと伝わってきます。
どうか宝塚の公演関係者の中から、感染者が出ませんように。
そして社会の流れも、「イベントの無観客上演」というむなしいものに傾いていきませんように。
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