こんにちは、くららです。
ちょっとだけお久しぶりになってしまいました。
今週火曜日に花組大劇場午後3時30分公演を観劇しました。
初日があけてちょうど10日後でしたが、お芝居もショーも変化していて、観るごとに新しい感動が味わえる「スルメ作品×2」だと思います。
柚香・星風コンビの息の合ったラブラブ感が増していますね。どこまで上がっていくのでしょう。
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『ビバ!タカラジェンヌ』での永久輝せあさんのお話
観劇前日に『ビバ!タカラジェンヌ』に永久輝せあさんが出演されて、公演についていろいろお話をされていました。そのお話を聞いてからの観劇だったので、また違う楽しみ方もできました。
タカラジェンヌは青天は苦手?
雪組時代青天が多かったので、おしゃれな鬘はかむったことがなくて、今回凄く嬉しいです。いつも剃ってある鬘が多く、髪の毛全部生えていて総髪と言うんですけど憧れていたので、バサッと前髪があって、格好良くて気に入っています。
青天(あおてん)とは?
額から頭頂部にかけて髪を剃り上げて、いわゆる「月代(さかやき)」を作っていました。
その頭頂部を剃り上た鬘のことを「青天鬘」と言います。
雪組の『壬生義士伝』では、剃っている部分が誰よりも広い沖田総司役が良く似合っていました。そんなひとこちゃんから、こんな言葉が出てくるのは意外でした。
女性が、頭頂部まで剃り上がった「青天鬘」をかぶって男装するというのは、うら若き乙女には「恥ずかしさ」がやはりあるのですね。
Q:結構ハードなのでは?
お芝居もショーもハッピーな感じなので、あっという間に終わります。
見ている方も、グイグイと舞台に引き込まれて、体感時間がお芝居、ショー共にとっても短いです。充実している証拠ですね。
Q:お芝居について
私も最初本読みをした時に、結末どうなるのだろう?と思いながら読んでいて、残り数ページなのに結末つくのかな?と思っていたところ、ジェットコースターのような急展開で、とても楽しい作品だなと思っています。
あまりにも天晴れな話の展開で、何度みても爽快な気分になります!
主要メンバー4人の歌
お芝居の中盤、本来4人はこうだったと言う回想シーンでの
柚香・水美・永久輝・聖乃 の4人の歌「昔見た未来の夢」が流れました。
4人のビジュアルはそれぞれ満点で、美しいの一言に尽きるのですが
流れた4人のお歌は、ちょっと耳にはやさしくなく、聞きにくかったです。
『ビバ!タカラジェンヌ』は、録音技術に凝っていなくて、全般に音質が良くありません。
舞台でこのシーンを見ると、「格好良い!」と思うだけで、歌は全く気になりませんでした。
何にも勝る4人のビジュアル満点の迫力を感じました。
特に衣装も鬘もそれぞれの役と個性がいかされた鮮やかでおしゃれなものなので、その4人が並ぶだけで、ボッーと見とれてしまいます。トップから4番手まで超美形というのも、なかなかありません!そしてそれぞれ個性が違う!
悩んで悩んでホームラン?
ひとこちゃんは、とっても真地面な性格です。
忠臣蔵のストーリーをつくっていく真ん中としてしっかり土台を作らなければ、武士に拘らなければ、赤穂藩の忠義がシンプルすぎて地味なのでは?など、いろいろと悩まれたと話されていました。
「クロノスケとキラ」「コウズケノスケ」「赤穂藩」の3者が軸になっていますが、ひとこちゃんを中心とする「赤穂藩」が、その一翼をしっかり担っていて、対立構造がしっかりしているのでお話が面白くなっています。
赤穂藩の見どころ
討ち入りのシーンで、銀橋に赤穂浪士たちが並んで一斉に剣を抜く瞬間です。鳥肌が立ってお稽古の時から大ハシャギでした。
もの凄いスピードで話が展開していくので、このシーンをじっくり見ていませんでしたが、意識してこのシーンを見ると、「わぁ格好良い!」と思いました。
このような「見せ場」の連続なので、観る度に新しい発見があります。
12月14日が討ち入りの日ですが、花組公演はその前日の13日が千秋楽になります。
舞台稽古の時に、衣装や舞台装置の華やかでゴージャスで煌びやかな谷先生の世界に、出演者みんな一層盛り上がったそうです。その気持ちわかります。
ショーは、プロローグの振り付けがお稽古の一番最初で、みんなで手を広げる所から始まって、みんなが楽しそうで、今回から全員出演できて、みんな生き生きとしていて楽しくて、幸せなところから始まったそうです。
ショーで一番のおススメは?
プロローグの終わり一人で銀橋に残って歌う曲
中村先生とは雪組時代に何回もご一緒していて、節目節目というか、自分の大事なタイミングにチャンスを与えてくれた先生なので、今回も自分のチャレンジになるだろうなという曲をいただけました。
巷では「visa」のイメージガールだから、永久輝せあは活躍していると言われていますが、ひとこちゃんご自身は、中村一徳先生の演出だから活躍させてもらっているという思いが強いようです。
組替前の雪組最後の中村先生のショー『Music Revolution!』の“Dance Revolution”はひとこちゃんが中心の場面で、ソロで「カノン」を歌い、ダンスを頑張っていました。
この銀橋での曲「あなたに愛の香りを」は、竹内先生が作られたオリジナル曲だそうです。
ブルースぽい曲は初めてで、自分のものにするまで時間がかかったそうですが、とてもお洒落に伸びやかな歌声で小粋に歌われています。
歌がさらに成長されているのを感じました。
その曲が流れました。この曲もラジオを通して聞くより、劇場で聞いた時の方がとっても聞きごたえがありました。
花組の最初の出演者なので宣伝隊長として
2作品とも花組の華やかさを大満喫してもらえると思いますし、下級生一人ひとりまで、やり甲斐を感じすごく生き生きとしているので、そういう姿を見て元気を与えられたら良いなと思います。
何度見ても楽しいと思うんですよね。ぜひぜひ何度でも足を運んでいただけたらと思います
次回出演の水美舞斗さんへ
今回は一緒に立ち回りしたり、ショーはいろんな場面でご一緒させていただいているので、袖で話したり、生存確認をしたり、ショーの中で、目を合わせていただくタイミングも何回もあって楽しいです。
水美さんとひとこちゃんが同じ3番手羽根で、微妙な関係などと噂されていますが、素敵な楽しい舞台を届けようと頑張っている二人にはそういうライバル心は関係ないようです。
舞台を観れば、水美さんが永久輝さんより上の位置であることは明確です。
そして花組に組替してもうすぐ3年目になるひとこちゃんには、頼りになる先輩でしょう。
宝塚では音楽学校の入学時から、「集団行動」の尊さを教え込まれます。
ライバル心などより、う~んと柚香さん率いる花組の一員であるという意識が、何よりも強いのだと思います。
『冬霞(ふゆがすみ)の巴里』の主演について 先になるので、どういうお話なのかも全然。ただ復讐をする青年の話なので、ドロッとしているのでしょうか?どうなるでしょうか?すごく楽しみです。
『哀しみのコルドバ』『Cool Beast!!』の全国ツアーでの経験が、今回の公演にいかされているそうです。
やっと3番手になって、スターとしての経験を積んで成長しつづけているひとこちゃん。
良い人間関係の中で頑張っていって欲しいと思います。
ステージ・ドア#18花組 トップスター柚香光さんの責任と義務
先日『元禄バロックロック』『The Fascination!』のステージ・ドアの放送がありました。
この番組で一番心に残ったのは、頼もしい存在となったトップスター柚香光さんです。
下級生が舞台に立つ責任感
永久輝さんのお話にもあったように、今回の舞台では下級生一人ひとりまで、すごく生き生きと活躍しています。
中村先生は花組のみんなの顔が見えるように銀橋を贅沢に使わせていただいて、場面構成も作ってくださっているので、愛情を感じると共に、それの課題の多さも感じますね。
下級生の舞台を、トップスターとして優しさと厳しさの両面をもった眼差しで見つめる横顔が映っていました。
いかに下級生だけで場面をつくり上げていけるか、というみんなの前のめりのやる気を頼もしいなと見ながらも、同時に一緒にもがいている姿を見たりすると、いつもどういう役割でどういう状態で助け合ってやっていたのだろうかと学ぶ機会にもなりました。
(語気を強めて)顔が見えるように出していただくからには、みんなが魅力的でお客様から素敵な人がいると思っていただける舞台にしないといけませんので、一人ひとりの責任感をさらに芽生えさせていくというのが稽古中の大きな課題でありました。
研1の下級生まで舞台で活躍されていましたが、全く「学芸会」的な雰囲気はありませんでした。
柚香さんは若くして抜擢されて舞台に立つ厳しさを身をもって体験してこられたからこそ、責任感をもって舞台に立つことを下級生に伝えられたのだと思います。
銀橋を使うのは指揮の先生には大変 飛沫防止のためオーケストラビットに黒幕をはっているため、指揮者が肉眼で見えないパートはビデオカメラで撮ってモニターを見ながら演奏しているそうです。 銀橋のセンターにスポットが当たると、指揮者が真っ白に映るため、佐々田愛一郎先生は前かがみになって体でライトを遮って、手はカメラに映るように工夫されているようです。 今回は銀橋が多用されているので、そのご苦労がとても多いそうです。 そんなご苦労もいとわず、舞台を盛り上げるために、最大限の努力をしてくださっていることを有難いなと思いました。 |
柚香光さんの言葉
どんなに宝塚を愛してくださる方が大勢いらしても、制作に携わる歌劇のスタッフの方、関係者の方、生徒が愛情を持って誇りを持って努めていたとしても、世が平和でなかったり、ご覧いただくお客様がお元気でなかったりすると、簡単に無くなってしまう文化ですので、宝塚を愛する皆様が宝塚を愛せる状況でありますようにという願いです。
そのために出来ることを必死に誠意をもってやっていきたいですし、出来ている間は感謝をもって努めたいなと思っております。
トップスターとして別箱お披露目の『DANCE OLYMPIA』は上演できましたが、大劇場トップお披露目公演の『はいからさんが通る』は、4月の初日がずるずると延期になって緊急事態宣言となり、リスケジュールして、7月に初日の幕があがったものの、しばらくして感染者が出たため長い間舞台が中止になりました。
2作目の『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』は、千秋楽2週間程前から無観客設定になって、大劇場の千秋楽は無観客配信でした。
花組は一番コロナに直撃されてしまい、苦しい経験を何度も繰り返されたと思いますが、困難に直面するたびに、様々なことを感じ学び悟りながら、どんどん成長されて、人間としてトップスターとして大きくなってこられたのだなあと思いました。
トップスターとしての責任と義務を見事に果たしていらっしゃいます。
ただの格好良いスターさんではありません。
エネルギーに満ちた作品です。大変な状況ですけど、ご覧いただいたお客様に前向きになっていただける作品にできたらと思っております。
柚香さんを中心とする花組の前向きなエネルギーに満ち満ちたハッピーな作品です。
通ってきた所が苦しかったからこそ、舞台に立てる幸せに満ちた舞台はより幸せを味合わせてくれます。
「宝塚を愛する人たちが宝塚を愛せる状況でありますように」私も願い続けています。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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