愛月ひかるさん退団と今後に思うこと
こんにちは、くららです。
愛ちゃん退団ショックの中、望海風斗さんのコンサート「SPERO」に行ってきました。

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望海さんのコンサートで感じたこと

新聞社の写真では、望海さんが急に綺麗なお姉さまに変身して、遠くにいってしまったかのような印象を持っていましたが、ステージの上のだいもんは、現役時代と変わらないファン思いの自然体の「あやちゃん」でした。
あの報道の写真と、ステージ上の印象は全く違いました。
金髪のふんわりウエーブのかかったショートカットが現役時代よりやや女性的でしたが、基本パンタロン姿でした。まだ女性になりきっていない爽やかな感じで、お話が面白く、歌はどんな分野も圧巻でした。

望海さんは熱心な「宝塚ファン」なので、退団後の男役の女性化に対してのファンの気持ちを痛いほどわかっていらっしゃるなと感じました。
退団されて約4か月になりますが、発声法が変わって、かなり高い歌声も素敵に聞かせてくださって、新しい道を着実に進んでいらっしゃることも嬉しかったです。(「SPERO」の感想は、また別の機会に書きたいと思います。)

愛月ひかるさんについて思うこと

熱烈な宝塚ファンというと、愛月ひかるさんもそうですね。
男役の美学を、愛ちゃんも研究し抜いて大切にされているように感じています。
今回の退団についても、愛ちゃんが納得して選ばれた道なのだと思います。

1度専科に移ってからの星組配属ということで、出版物などの扱いは、先日退団された瀬戸かずやさんとほぼ同じでした。
トップスターへの道は、最初から約束されていなかったのでしょう。

2番手としての活躍は、まだまだ期待されていたのかもしれませんが、最高に輝いている時に惜しまれて退団するという美学を愛ちゃんは選択されたのかもしれないな、と望海さんの退団後の晴れやかな姿を見ながら感じました。

「ロミオとジュリエット」での「死」の役が大評判になったのは、想定外の事だったのかもしれません。
その前にすでに退団の計画は組まれていたのでしょう。

12月26日に宝塚を退団する愛ちゃんにも、その後新しいスタートが待っています。
その退団の日まで、愛ちゃんは最高に素晴らしい男役像を魅せてくださることと思います。
もう愚痴は言わず、その残された愛月ひかるさんを精一杯楽しませてもらうつもりです。

私の勝手な憶測「大きな組織の宝塚の欠点」

宝塚は大きな組織なので、長期計画が組まれた中で物事が進んでいるのだと思います。

1年前の6月に「One Heart PROJECT」と題して、5人のトップスターと和央ようかさんが、フランク・ワイルドホーン氏のピアノに合わせて、「One Heart」をリモートで歌うという企画がありました。
「One Heart」は、フランク・ワイルドホーン氏が全曲作曲された、和央ようかさん主演『NEVER SAY GOODBYE』の中の挿入歌です。

来年の宝塚大劇場の2作目【2022年2月~3月(予定) 】に、宙組『NEVER SAY GOODBYE』が上演されることになっています。

昨年の夏に宝塚の上演作品のリスケジュールがあったので、当初の予定からずれたと思いますが、昨年の「One Heart PROJECT」の時には、『NEVER SAY GOODBYE』の上演は既に決まっていたのではないかと思います。
そのくらい、長期スパンで公演のスケジュールは組まれているのでしょう。

私の憶測ですが、そのため途中から急に人気が出ても、すぐにそのことが宝塚の人事や公演の演目に反映しにくいところがあるのだと思います。
リアルタイムにファンの心理にそぐえないことが、ファンの反発をかう結果になってしまいますが、宝塚という組織が大きい上の仕方ないことのように思います。

出版物等の撮影について

「宝塚グラフ」や「歌劇」等の写真撮影は、かなりはやい時期に撮影されていると聞きます。
「レビュー本」についても、昨年8月に発売されましたが、4月の緊急事態宣言前に写真撮影は終えられていました。人事が反映された内容ですが、かなり前に決まっているのですね。

1年のはじめには、1年間分の「掲載メンバーの割り振り」がされているような気がします。
今年の2月の「ロミオとジュリエット」で、愛月ひかるさんの「死」が大評判になりましたが、既に2021年のスターたちのスケジュールに沿った割り振りがされていたと思います。その時点で愛月さんの退団は決まっていたような。

番手スターの任期は、長い計画の中ですすめられているのは、退団年のカレンダーの掲載月を見れば、明確です。
(宝塚ステージカレンダーは、少しの誤差はあります)

2022年のカレンダーについて

愛月さんは、12月26日に退団されるので、来年のカレンダーに掲載されません。
ショックですが、受け容れるしかありません。

東京公演や別箱公演、全国ツアーなどがあったり、カメラマンの都合もあるため、カレンダーの撮影も早め早めに計画的にされているのだと思います。

8月にカレンダーの掲載メンバーが発表されます。
ファンの一番の関心事は、トップスター、トップ娘役、2番手が掲載される「スターカレンダー」のメンバー
そしてトップと2番手の「パーソナルメンバー」の掲載メンバーですね

今年は花組、月組、雪組が新体制なので、特に関心が寄せられていました。
更に愛月さんの退団発表で、星組についても、「どうなる?」が追加されました。

先日3名の組替発表がありました。
詩ちづる(11月4日付)
彩 みちる(11月15日付)
和希 そら(12月10日付)

従来通りなら、和希そらさんの組替が終わるまで、その前の組替は無いと思われます。

そうすると、新体制の各組の番手とカレンダーメンバーは、何となく予想できます。

2022年からの各組新体制予想

花組 月組 雪組 星組 宙組
トップ 柚香光 月城かなと 彩風咲奈 礼真琴 真風涼帆
T娘 星風まどか 海乃美月 朝月希和 舞空瞳 潤花
2番 水美舞斗 鳳月杏 朝美絢 瀬央ゆりあ 芹香斗亜
3番 永久輝せあ 暁千星 和希そら 桜木みなと
2娘 音くり寿 彩みちる 夢白あや 有沙瞳 天彩峰里
若男 聖乃あすか 風間柚乃 縣千 極美慎
若娘 星空美咲 きよら羽龍 音彩唯 詩ちづる 山吹ひばり

「95期」の中では、桜木みなとさんだけ「3番手」で、このままでは「スターカレンダー」も「パーソナルカレンダー」もメンバー外ということになります。
しかし、新体制の2番手と思われる、水美舞斗さん、鳳月杏さん、朝美絢さん、瀬央ゆりあさんと比べて、桜木みなとさんだけ舞台写真が5枚で、かつ3番手羽根を背負っています。

以前も書きましたが、来年の「スターカレンダー」と「パーソナルカレンダー」のメンバーに、芹香斗亜さんに加えて、95期の水美舞斗さん、朝美絢さん、瀬央ゆりあさん、桜木みなとさんの4人と鳳月杏さんが入りそうな気がしています。

上級生2番手というのは、トップスター路線では無いということは、過去の例でわかってきました。
同期2番手というのは、例が無いのでわかりません。同期という特別なバディ感が私は好きです。

宙組も来年新体制になるのでは?と噂されています。

愛月ひかるさんは、一度専科に異動しているので、星組に組替時にトップスター候補で無かったことは、はじめから決まっていたように思います。

しかし、長年2番手を務めて、常に「次期トップでは?」と期待され、出版物等でもトップスターに就任した彩風咲奈さんと同じ扱いを受けて来た芹香斗亜さんが、万が一2番手で退団ということになったら、それはとんでもない反感をかうことになると思います。
それは絶対に禁じ手です!

長年宝塚を見ている私は、「2番手」には確実にトップ候補であるスターが就任していた、以前の流れが一番良いと思っています。

「宙組はこれからどうなる?」と心配していた所に、思ってもいない愛月ひかるさんの退団発表でした。宝塚が大好きだからこそ、人事に興味を持ってしまいますが、できるだけ平和な人事であることを願っています。

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