礼華はる 人間万事塞翁が馬
こんにちは、くららです。
先週の火曜日に月組の「桜嵐記」の新人公演がありましたが、その主演を務めた礼華はる君出演の「ビバ!タカラジェンヌ」が放送されました。

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この番組は、新人公演の終わった夜に録音されています。
新人公演をご覧になったパーソナリティの小山乃里子さんが、感動冷めやらず、といった感じの中でインタビューされていたので、あらためて特別な熱い新人公演だったなと思い出しました。

言葉の表現が独特な「ビバ!タカラジェンヌ」の礼華はる君

小山さんも仰っていましたが、ぱる君の開演アナウンスの時と、正行として舞台の中央でスポットライトを浴びで初登場した時の、会場の割れんばかりの拍手は本当に凄かったです。

開演アナウンスの時の大拍手に、ぱる君は「ゾワゾワした」という言葉を使っていましたが、身震いするようなゾワゾワだったのでしょう。
そして新人公演の再開を喜んでくれている客席の温かさを感じて、ぱるくん自身も心が温かくなったそうです。

スホットライトを浴びて初登場するシーンは、照明が当たって客席が何も見えなくて、真っ白な光景の奥から拍手が聞こえて、新しい感覚だったそうです。このあたりのぱるくん独特の言葉選びが面白かったです。

印象に残ったQ&A

お稽古について

新人公演のお稽古は十分できた?
いつもよりお稽古期間は1週間長かったですが、時間を短くして稽古するという段取りだったので、みんなとお稽古場で過ごせる時間は、いつもより少なく、短い時間で集中してお稽古をやっていました。

凄くまとまった新人公演だったので、「お稽古を十分に重ねられたと思った」と小山さんも仰っていましたが、そうではなく、皆の集中力による成果だったようです。
お稽古は、長さが大切なのではなく、「より良くしよう」という一人一人の集中力の密度が、素晴らしい新人公演に繋がったようです。
皆の新人公演にかける思いは、本当に篤いものだったのですね。

新人公演中止と再抜擢について

昨年主演の新人公演が流れて、再び「礼華はる・きよら羽龍」でやります!と言われた時の気持ちは?
昨年は凄く悔しく、きよらちゃんと一緒に中止が決まった時は、二人でワアワア泣いて、でもどうすることも出来ないし、誰が悪いわけでもないので、その気持ちを抑えていろいろと頑張ってきました。再びと言われた時は嬉しく、こうして機会が与えられることは凄くありがたいなと思いました。

最高の出来の新人公演について

今回の新人公演本当に良かったなと思います。礼華はるが素晴らしいというのはもちろんだけど、いろんな役の人たちの何から何までが、悲しいお芝居をしていても、やっているのが嬉しくてしょうが無いみたいな、それが伝わってきたの。
お稽古してても、そんな感じあった?
すごく難しい和物なので、上田先生が求めるレベルの高いものを、上級生の方が本当にお稽古場で沢山苦労されて、その高いレベルにまで到達される過程を、大劇場のお稽古場でみんな一緒に見て来ました。
それをさせていただくという思いを、みんな一人一人すごくもっているので、そういう風にほめていただけ、しかも楽しいと言われるように演れていたのかと思うと嬉しいです。

本公演の「桜嵐記」は、素晴らしいという一言に尽きる作品ですが、上田久美子先生の世界観を演じるために、出演者の方々の大きな苦労があったのですね。納得です。
そして上級生たちの真摯に役に取り組む背中を見ているからこそ、新人公演の出演者の演技が活きていたのですね。
これが芝居の月組の底力でしょう。

きよら羽龍ちゃんの弁内侍も、本公演に出演しても良いくらいの出来上がりでした。

初めての出演者への恒例の質問

なんで宝塚入ったの?
小学4年生で初めて観て、客席降りのスターがキラキラしていたので、入りたいと思っていました。
締切日ギリギリに願書を出してから、家族に言いました。
何か言われるのも、止められるのも嫌で、決意をあらわすには行動と思って。
入ると決まってから、家族は応援してくれています。

東京ご出身ですが、ご両親は宝塚大劇場の新人公演も観劇にいらしたそうです。

この話を聞いて、とても意志が強い人だと思いました。
そして宝塚受験に向けての準備も十分では無かったと思いますが、それで受かるのですから、素質があるのでしょう。

今回の新人公演で、歌唱力がとても上達していることを感じました。
2019年の『I AM FROM AUSTRIA』の新人公演のリチャード役では、歌が今一歩かな?と思ったのですが。
今回の新人公演の時のばるくんの歌が2曲放送で流れましたが、本当に安定した歌唱力でした。

歌は入学する直前から習い、ひたすら練習して、今は楽しくなるまでになったそうです。
楽しいと言える域に達したら、上達するのみでしょう。

新人公演の時の挨拶で、下記のような立派な挨拶をされていました。
「新人公演メンバー全員で無事にこの日を迎えられ、心から嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。
限りある新人公演の時間の中で、自分たちと向き合い、上級生の方々から目に見えない志や思いも学び、受け継いでいきたいです。
不安な状況の中ですが、ともに今を生きていると実感でき、幸せな時間でした」

今回の放送でも、新人公演がどれだけ自分たちにとって大切な学びの場であるか、を語られていました。

昨年の悔しい思いがあったからこそ、礼華はる君は著しく成長しています。さらにグングンもっともっと伸びていきそう。
人間としても器が大きくなられたように思います。
そして『ピガール狂騒曲』 の洋物の男性と女性の2役より、和物のりりしい武将姿の方が、ぱるくんに100倍似合っています。

人間万事塞翁が馬だなと思いました。

大劇場での正行は勢いに任せていたので、東京では繊細な部分も表現できるようになりたいと話されていました。
珠城さんの正行と比べて、そのあたりの違いをとても感じたので、東京の正行が楽しみです。(観劇はできないので、スカステの放送待ちです)

7月の『宝塚プルミエール』『宝塚への招待』情報

7月31日(土)の『宝塚プルミエール』は、「望海風斗退団スペシャル」と発表されました!
特別企画については、未発表。何かに挑戦されるのでしょうか?

そして同日の『宝塚への招待』では『Music Revolution!』を、望海さんと真彩希帆ちゃんの「元トップコンビ」による副音声解説付きとのこと。
とっても楽しい解説になることでしょう。

明日海りおさんについては、昨年8月に「宝塚への招待 明日海りおスペシャル」として、「CASANOVA」を、明日海さんと仙名彩世さんの「元トップコンビ」が副音声付きで放送され、明日海さんのインタビューも放送されました。

そのため、『宝塚プルミエール』での明日海さんの退団スペシャルは無いようです。
明日海さんが何に挑戦されるか?楽しみにしたいたので、少し残念ですが、すでに明日海さんはいろんな活躍をされていますね。

明日は雪組全国ツアーの観劇です。
すでに名古屋に来ているのですが、名古屋の地下街が発達していることに驚きました。
愛知芸術劇場も地下から行けることを知りませんでした。
ホテルが離れているかな?と思っていたら、地下で直結でした。
でも油断すると極端に方向音痴の私は迷子になりそうなので、迷わずに会場にたどりつきたいと思います。

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