月組人事について考える「ダルレークの恋」
こんにちは、くららです。
昨日は月組「ダルレークの恋」の集合日だったので、配役が発表されました。


昨年10月に予想していたものと、ほぼ同じでした。
今回の配役で、なんとなく月組の先が予感できるような気がしました。

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配役について

菊田一夫氏によって書き下ろされた不朽の名作で、1959年に春日野八千代演出・主演により初演、1997年にレビューシーンを盛り込んだ一本立て作品として麻路さき主演で再演されました。
2007年に瀬奈じゅん主演の全国ツアー公演としても再演されました。
若手の谷貴矢先生が、新たな演出で上演されるということなので、配役も変わるのかな?と思っていましたが、14年前の月組作品と比べて、大きく変わっていませんでした。脚本にはそれほど手をくわえられないのでしょう。
谷貴矢先生は、初めての1本物、再演作品への挑戦なので、酒井澄夫先生が監修されることになっています。

新しくできた役
金の男A:夢奈瑠音(ACTシアターのみ)
水の青年:彩音星凪
水の少女:菜々野あり
ダンスで表現する役でしょうか?
前回の月組公演では、ダンサーの桐生園加さんが、プロローグはじめ様々な所で、役とは違うダンサーとして活躍されていました。
「金の男A」は、夢奈瑠音さんの東京だけの役で、梅田DCでは、「クリスナ役」を演じるのでなくなります。
多分「金の男」は、数名いるのでしょうね。

◆主演コンビ◆
ラッチマン:月城かなと(瀬奈じゅん)
カマラ:海乃 美月(彩乃かなみ)

◆2番手◆
ペペル:暁千星(ACTシアター)
:風間柚乃(梅田DC)
ペテン師の敵役、悪党、詐欺師。ラッチマンとの対決シーンも。(大空祐飛)
全くタイプの違う暁千星くんと風間柚乃くんの役替わりが注目点です。

リタ:きよら羽龍(城咲あい)
ペペルに騙されて婚約したいと思っているカマラの妹役。
城咲あいさんは、2幕冒頭のパリのレビューシーンの真ん中での歌のソロエトワールとしても活躍していました。
歌って踊れて芝居のできるきよら羽龍ちゃんの見せ場が沢山用意されるように思います。
「104期・期待の娘役」として、次の次のトップ娘役構想の一人では無いでしょうか?

◆3番手◆
クリスナ:風間柚乃(ACTシアター)
:夢奈瑠音(梅田DC)
初演ではカマラの叔父でしたが、番手スターが演じるようになった星組公演から、カマラの従兄に若返りました。(遼河はるひ)

アルマ:夏月都(憧花ゆりの) クリスナの妻。

◆カマラの家族◆
インディラ(カマラの祖母):梨花 ますみ(出雲綾)
チャンドラ(カマラの祖父):千海華蘭(越乃リュウ)

◆ラッチマンの父◆
ハリラム(ラッチマン父):(一樹千尋)

酒場の店主/蓮つかさ(一樹千尋)

若手活躍の役
コメディタッチの憲兵隊長コンビ
・ジャスビル:礼華はる(101期)(研ルイス)
・パタナック:柊木絢斗(102期)(光月るう)
礼華はるくん・彩音星凪くんの同期コンビにその役を期待していましたが、彩音星凪くんはダンサーなので、水の青年に。お芝居の上手な柊木絢斗くんが抜擢されています。

期待の新進男役、娘役枠
ホテルの使用人コンビ明日海りおさん&白華れみさんが、随所で歌ったり、踊ったり活躍していました。
・ラジオン:蘭尚樹(100期)(明日海りお)
・ビーナ:詩ちづる(105期)(白華れみ)
105期の詩ちづるちゃんの活躍も楽しみです。

明日海りおさんは当時研5でしたが、他のシーンでも活躍していました。
今回、期待の新人大楠てらくんに役がついていないのは、残念でした。

期待のフィナーレ

谷貴矢先生の『出島小宇宙戦争』でのフィナーレの演出が、ダイナミックで新しくて印象的でした。
舞台はインドとパリなので、エキゾチックな雰囲気のものやパリのゴージャスなもので楽しめるかな、と期待しています。
歌唱指導は、東京では暁千星くん、東京では風間柚乃くんでしょう。

気になる今後の月組の人事

96期以降の主演経験者
新人公演主演経験者は、各期1人ずついます。
夢奈瑠音(96期) (3番手)
蓮つかさ(97期)
暁千星(98期)  2番手
英かおと(99期) (別公演)
風間柚乃(100期) 3番手(2番手)
礼華はる(101期) 新人枠

今回のお芝居の番手を横に表記しました。
蓮つかささんの役は、月組では専科の一樹千尋さんが演じていたハリラム(ラッチマン父)役と酒場の店主の2つの老け役です。重要な役ですが、専科の方が演じる別格です。
同期の佳城葵さんは、「支配人/ポトラジ」という一色瑠加さんが演じていた2役で、比較的若い役です。

「ピガール狂騒曲」では蓮つかささんは、輝月ゆうまさん演じる女衒の元締めの部下を、颯希有翔さん、「柊木絢斗 /彩路ゆりか」さんと演じていました。好演されていましたが、もっと個性的な役で活躍されても良かったような。怪我をして東京公演は部分休演されました。

1期上の夢奈瑠音さんは、鳳月杏さん演じるフィリップの部下で、個性が光り存在感がある役でした。そして「ダルレーク」では、3番手の役替わりになっています。
夢奈瑠音さんは、A2Care除菌消臭スプレーの広告プロモーションに起用されています。
数年前は、蓮つかささんの方が勢いがあったように思いましたが、スポンサーが付いているかどうかで、明暗がわかれたのでしょうか。

今回専科からの出演は、梨花ますみさんだけなので、誰かが老け役を演じなければなりません。
芝居上手な蓮つかささんに白羽の矢が立ったのでしょうが、路線男役さんとしてどうなのかな?と思いました。

月組は100期の風間柚乃くんが「超路線」ですが、その後に続く「路線スター」というと、90期代は飛ばして100期以降になってしまいそうな感じです。

月組だけでなく、宝塚全体で、スターの発掘は男役は101期以降、娘役は104期以降に移っているように思います。

暁千星について

暁千星くんの「組替」の噂がありますが、月組生として誇りをもって頑張っているのを感じます。

スカステのありちゃんがゲストの「Dream Time」を見ました。
1期下の英かおと君から、ありちゃんは音楽学校時代は白いジャージを着て、とても怖かったと話されていました。いつも笑顔のありちゃんから想像できませんが、首席で委員をしていたので、厳しくしなければ、という責任感が強かったのでしょう。
月組の中では、下級生から慕われているようですが、心を鬼にして本人のために助言することにも努めているようです。
トップスターの珠城さんを尊敬し、慕い、月組愛に満ちていることも、とても感じます。
今年の「歌劇」のお正月号から、「絵と文」を担当していますが、簡潔な文章から、思考派の知的なありちゃんを感じました。

月城かなとさんは、4年前に雪組から組替してきたので、「新生月組」を支えていくには、生え抜きの暁千星くんのような存在が大切なのではないかな?と思っています。

組替をすることで、ジャンプアップしていくスターさんは多いですが、キラキラとしたスター性に満ちたありちゃんは「月組の申し子」のように思います。
単なるありちゃんファンの願望かもしれませんが、月組の暁千星の今後を楽しみにしたいと思っています。

月組の次期トップスターは、ほぼ月城かなとくんのような気がしますが、何が起こるかわからない宝塚なので、断定はできません。

緊急事態宣言の大阪 愛知 福岡など計7府県の追加は、今日の夕方決定するようです。
現在3組の公演が上演されていて、来週には珠城さんのバウもあり、次々に上演が予定されています。
「劇場は安全」という認識の下で、無事に上演されていきますように。

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