本当に酷い人事かな?
こんにちは、くららです。
まだ宙組の衝撃発表の余韻は残っています。

人事の発表が時系列に沿っていないことが、ファンの心を余計に混乱させています。

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発表の時系列

2021年後半スケジュール
・6月25日(2021年)
宙組真風涼帆・潤花お披露目公演

→3月19日 潤花宙組に組替発表。
→11月24日 星風まどか「ミュージック・サロン」開催発表。
→11月30日発表。 同時に星風まどか専科異動。

・8月6日(2021年)(トップ就任4月12日)
雪組彩風咲奈・朝月希和お披露目公演

9月4日 雪組新トップコンビ発表
同時に朝月希和、夢白あや雪組に組替発表。

・11月5日(2021年)
柚香光・新トップ娘役お披露目公演

→11月16日華優希退団発表

新トップ娘役は未定

1月1日(2022年)(トップ就任8月16日)
月組新トップコンビお披露目公演

新トップコンビは未定

時系列を書き上げると上のようになりました。

潤花ちゃんの組替発表

全国ツアーを控え、次期雪組トップスター彩風咲奈さんの相手役と思っていた潤花ちゃんが、突然宙組に組替するということが、3月19日の夕方に発表されました。
その頃はコロナ感染対策のため雪組公演は中止中で、退団者がいらしたため、3月22日の前楽、23日の千秋楽公演が開催できることをファンは願って心配していました。
そんな時に思ってもいなかった潤花ちゃんの組替発表だったので、とても驚きました。
本公演で「組替の挨拶」をするには、そのタイミングしか無かったので、発表されたのだと思います。

全国ツアーは、梅田芸術劇場で行われることになりましたが、PCR検査で陽性者がいたため、スケジュールが延期となり、8月29日が初日で9日間開催されました。
芝居では潤花ちゃんがヒロインでしたが、ショーの方では彩みちるちゃんとダブルヒロイン体制だったので、潤花ちゃんは「降格?」と心配されました。
本公演がリスケジュールされたので、11月7日初日の宙組「アナスタシア」に潤花ちゃんは出演できています。

潤花ちゃん9月7日付けで雪組から宙組に組替えしたことで、夢白あやちゃん9月16日付けで宙組から雪組に組替えしました。(発表は9月4日)
夢白あやちゃんは、日生劇場での9月6日〜9月15日の『FLYING SAPA -フライング サパ-』に出演していたので、その千秋楽に「組替の紹介」がされました。

その前の夢白あやちゃんの本公演出演は、2月16日までの東京宝塚劇場での『El Japón』『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』だったので、その頃に組替の予定は無かったと思われます。
公式発表から12日後の組替というのは、期間が短すぎですが、コロナ禍では仕方無かったことでしょう。
夢白あやちゃんが有望娘役さんだからこそ、玉突きのように雪組に組替になったのだと思います。

朝月希和ちゃんの組替発表

『はいからさんが通る』の大劇場公演は、7月17日〜9月5日でした。コロナの感染者が出たため、大半が中止になってしまいましたが、9月3日~5日は上演されました。
次期雪組トップ娘役就任と雪組への組替が発表されたのは、千秋楽の1日前の4日でした。
千秋楽では「次期雪組トップ娘役就任おめでとう」と舞台の上で紹介されて、ご挨拶をされていました。

劇団は、間に合うなら、宝塚大劇場や東京宝塚劇場での「組替の挨拶」ができるタイミングで公表されているように思います。

星風まどかちゃんの専科異動が、公演中に公表されたのも、12月14日の宝塚大劇場の千秋楽で「ご挨拶」ができるように、と配慮されてのものだと思います。

宝塚スターカレンダー2021年

9月10日に「スターカレンダー」の掲載メンバーの発表がありました。
スターカレンダーに掲載されるのは、「トップスター・トップ娘役・2番手男役スター」です。
昨年も、一昨年も「宝塚スターカレンダー」に新しい男役2番手の掲載があって、ファンの間で沸いたものでした。
雪組は代替わりするので、「新生雪組の2番手は誰?」と興味深々だったところ、2番手のスターは旧体制のままで、新しい男役スターの掲載はありませんでした。
しかし、雪組の次期トップ娘役の朝月希和ちゃんだけメンバー入りしていました。宝塚ステージカレンダーにも。

結果としては、朝月希和ちゃんより、潤花ちゃんの方が先に「トップ娘役」に就任することになりましたが、朝月希和ちゃんだけ優遇されています。

来年の歌劇1月号「新春カラーポート」でも、新しく追加されたのは、次期雪組トップ娘役の朝月希和ちゃんと100期の聖乃あすかさんだけでした。

朝月希和ちゃんが優遇されているのは、トップ娘役として活躍する任期が短いから?とも思ってしまいます。
潤花ちゃんは、2021年2月22日から宙組トップ娘役に就任しますが、その後が長いから2021年のカレンダーに急いで掲載する必要はなかった?

潤花ちゃんがカレンダーに掲載されることで、「星風まどかちゃんの異動」が「アナスタシア」の幕が上がる前から周知されることを避けたかったことの方が大きいかもしれません。

トップコンビに対する思いの温度差

今回の「真風・星風」コンビ解消に対して、マイナス感情を抱いている方が多いことに驚いています。

夢を壊すようなことを書いてしまいますが、トップコンビは劇団の意向に従って、ペアを組んでいるビジネスカップルです。
相手役をチェンジすることを劇団から命令されたら、それに従うしかないと思います。
特に今はコロナ禍で、「劇団の存続のために協力して欲しい」と言われたら、宝塚を愛しているからこそ、それに従うしかないのが本音だと思います。

トップがペアを組むことを、「結婚」という言葉で表現されたり、解消することを「離婚」とか言われていますが、ほとんど本人の意思に関係ない「コンビ関係」なので、ふさわしい言葉では無いと思います。
お見合い結婚であっても本人の意思が入っているでしょうが、宝塚のコンビ関係は与えられたもの。
いかに素敵なコンビとして魅せることができるか、どのコンビも精一杯頑張って、夢を見せてくれています。

「嫁」 という言葉が使われるようになったのも、最近のことのように思います。
はそういう概念が、ファンには無く、使われていなかったと思います。

「新嫁」とか「古嫁」とか、誠心誠意相手役を務めている娘役さんに対して失礼な言葉です。

男女がペアを組んでも、どちらもどちらの所有物ではありません。特に宝塚は実生活を離れた、夢の世界でのコンビですから。
大昔の「男尊女卑」のイメージが、女性ファンが中心の宝塚に残っていることは、いつも不思議なものだなと感じています。

誰と組んでも、自分の置かれた所でベストを尽くしているのがタカラジェンヌです。

まかまどコンビは、とても素敵なコンビです。
現在上演中の「アナスタシア」で、コンビとしての集大成を魅せてくれています。
難しい歌を、踊りながら、サラッと演じていますが、それは二人の努力の結晶でしか無く、相性が良いからこそ舞台で実を結んで観客を魅了してくれているのだと思います。

男役として、娘役としてまだまだ可能性に満ちている二人だからこそ、新しい組み合わせで更なる魅力がひきだされていくことを期待しています。

そのうち、劇団の計らいで、二人が組む時もあるかもしれません。

タカラジェンヌであることには、限りがあります。
だからこそ、ヅカ人生を後悔のないように送って欲しいなと思います。

終わりに

潤花ちゃんから始まった2020年の人事について振り返ってみましたが、横暴な人事のように見えても、「生徒のことを考えている」と思いました。
潤花ちゃんは、「宝塚グラフ」の「INSTAグラフ」コーナーで、組替が決まって雪組の同期や上級生と別れを惜しんだ写真を掲載していました。こういう思い出つくりは大切なので、組子が揃っている本公演で、別れの時がつくれるような日程での公表に配慮されているのでしょう。
夢白あやちゃんは、組子が分かれた別箱で組替となってしまいましたが、「アナスタシア」の集合日の頃に、宙組生と別れを惜しむ時間をつくることができたのでは?と勝手に思っています。

会社に勤めていても、「異動」はあって当たり前です。
特に家族の単身赴任、転勤など大きな痛みを伴うことも、生活をしていく上では従うしかありません。
タカラジェンヌの異動とは、全く違うかもしれませんが、社会で生きていくということは、そういう痛みもつきものです。
痛みの中でしか味わえない喜びもあるでしょう。
真風さんもまどかちゃんも、痛みを乗り越えて「宝塚のために」頑張ってくれると思うので、応援していきたいです。

宝塚の人事の采配は、良い方向を目指して行われるものだと信じています。
「能天気」かもしれませんが、これからも宝塚を信じて、楽しんでいきたいと思っています。

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