宝塚愛
こんにちは、くららです。
今日は「歌劇12月号」の発売日です。
先月号の予告で、撮影はいつもと同じレスリー・キー氏と書かれているものの、表紙のスターのお名前が空白でした。

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「歌劇12月号の表紙は誰だ?」騒動

空白でシークレットとなると、余計に知りたいのがファン心理。誰かな?と気になりましたね。
発売を待たなくても、「歌劇12月号」のweb販売の案内に、表紙に6名のお名前が記載されていたことで、謎が解けました。

6名とは、5組のトップスター(柚香、珠城、望海、礼、真風)+特別顧問の轟悠さん。
今度は6名がどういうシチュエーション?と気になっていたら、集合写真では無く、6名のポートを上下に3つずつ配置されていました。

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今年の9月に発売された「歌劇2015-2019 by LESLIE KEE -TAKARAZUKA REVUE-」も、6名のスターのポートが配置されたものでした。
その時は、轟さんが筆頭でしたが、今度の歌劇12月号では、一番後ろに配置されています。

さんのスターカレンダーや「表紙の一人写り」がなくなったのも、轟さんのご意志で勇退されたような気がしています。
若いトップスターさんのお母様より年上かもしれない轟さんが、若いトップスターたちと並んでも全く違和感がありません。
轟さんの若々しい美貌は永遠ですね。12月号の轟さんのコーナーに音楽学校時代の轟さんのお写真が掲載されています。絵画から抜け出てきたような「美少女」です。

歌劇の中には、6名の素敵な撮り下ろしショットもありました。
付け焼刃ではなく、事前にちゃんと用意されていたものだとわかりました。

長く宝塚ファンを続けていますが、こうした歌劇の表紙を見るのは初めてです。
この点からも、2020年がどれだけ、いつもとは違う年だったかということを思わされます。

このコロナ禍が2020年で終わってくれたらよいのですが、12月に入ってさらにコロナの第三波は猛威を振るっています。寒さが厳しくなる期間は、更なる警戒が必要なのでしょうか?
2021年、少しでもはやく日常が戻ってくることを願っています。 

演出家の方々の随想から見える「宝塚愛」

歌劇では、「特別寄稿〜演出家より〜」というタイトルで、7月号から、演出の先生がたのメッセージが寄せられています。
7月 小池先生、
8月 酒井先生、
9月 岡田先生、
10月 藤井先生、
11月 齋藤先生、
そして12月号は、小柳先生でした。

小柳先生は、「はいからさんが通る」の演出家として、稽古期間から公演中止、再開、東京公演に向けての出来ごとなどの大変だったことを記して下さっていました。
そして最後は、下記のように綴られていました。

公演を行うことはコロナの加害に加担してしまいそうで怖い。ですが、公演をしなければ、いずれ宝塚歌劇団はなくなってしまいますし、そうなればその関連事業もすべてなくなってしまいます。

現在もその状況は続いており、これからどうするのか、どうなるのか、先は見えないままです。

道というのは歩き続けた後に出来てくるものではないか、と思っています。途切れ途切れでも、つたなくても、なんとか一歩ずつ歩き続けること、その姿をお見せすることが、今できる精一杯なのではないかと思っています。引用「宝塚歌劇12月号“ニューノーマルへの道 小柳奈穂子”」(発売早々長い抜粋申し訳ありません)

タカラジェンヌは約400名在籍しています。
スタッフや劇場の職員の方々を含めて関連のお仕事をされている方々の数は、その数倍はいらっしゃるでしょう。
これだけの大所帯の宝塚歌劇団とその関連企業を存続させていくということは、本当に大変なことだと思います。

これからどうするのか、どうなるのか、先は見えないまま」と正直なお気持ちが書かれています。

現在世間では「感染の恐れ」が優先されていますが、「経済的なダメージ」による深刻さは大変厳しいものになると思います。

2020年に宝塚歌劇団が負った経済的な損失は計り知れません
何とか前に進むことで、道をつくって乗り越えようとされています。

スタッフの方々の温かさ

先日宝塚大劇場で「アナスタシア」の初日を観劇した時、私の座席が「宝塚のスタッフ、関連者の方々の観劇エリア」の近くでした。
理事長、演出の稲葉先生をはじめとして、プログラムに名前を連ねている先生方皆さんが、2列にわたって並んだ席でご覧になっていました、
何名いらしたか数えていませんが、相当数の方々でした。

コロナ禍で、海外ミュージカルの大作の舞台を完璧に作り上げるということは、普段とは考えられないご苦労の数々があったと思います。
その初日の舞台を、関係者一同が同じ場所で見守っている姿に、「宝塚愛」を感じました。
こういう姿は、宝塚でしか見れないものだと思います。

先にあげた演出家の随想の中で、藤井先生は歌劇誌に、終始「宝塚愛」を記されていました。

私はやっぱり宝塚が大好き!
宝塚でしか自分は生きていけない!
宝塚が命であり生活のすべてなのです!!

宝塚に出会えて良かった!!
宝塚に入れて良かった!!
宝塚で本当に良かった!!引用「歌劇10月号“宝塚で良かった!!藤井大介”」

昭和の頃の企業には、営利を無視した「家族的」な雰囲気的で繋がっているところが多かったと思いますが、営利優先で舵がとられるようになって、そういうものは消えていきました。
私は宝塚の内部のことは一切知らないファンにすぎませんが、今回の歌劇誌への演出の方々の投稿をはじめとして、様々な媒体を通していつも感じているのは、宝塚には昭和の頃の企業のもっていた温かさが残っていること。
家族的な愛があふれていて、生徒、スタッフ、関係者の方々が、その愛を原動力として頑張っていらっしゃること。

企業という形態の中で、そういう関係が保たれている宝塚は、令和の時代には「絶滅危惧種」に近い存在のように感じています。

ファンのできること

しかし宝塚にも経済的な危機は襲っています。
人数が多いからこそ、従来通りの利益があげられないことは、本当に厳しい局面にぶつかっていると思います。

「愛」で「経済」を動かすことはできません。
しかし、ファンの「愛」が、経済の助けに微力でもなれます。

物販について

宝塚では物販が積極的に行われるようになって、高額なものも販売されています。

『ロミオとジュリエット』 Special Blu-ray BOX 価格55,000円とは、今まで無かった価格帯です。
でも「見たい!」というものが、揃えられていて魅力的です。

福袋も「完全受注生産」で需要にこたえた販売をされています。

ファンが喜ぶものを販売して「物販」でも、ファンも劇団もウィンウィンになるのが良いと思います。

観劇について

今日は、私は『シラノ・ド・ベルジュラック』を観劇に梅田のドラマシティに行く予定です。
大阪は感染者が増えて「赤信号」となり、府民に「不要不急の外出の自粛」を呼びかけています。
宝塚の観劇は、「不要不急の外出」では無い、必要な外出だと思っています。

この舞台を作り上げるために、轟さんをはじめとしてタカラジェンヌたち、スタッフの方々がどれだけ精魂こめてつくられてきたか。
そして舞台を上演するために、PCR検査も受け、感染防止の準備は万端にされていると思います。(検査のためにかなり費用もかけている)

ファンはこのチケットを手に入れるために、働いたり、チケットを入手する努力をしたり、事前に予習をしたり、どれだけ楽しみにしてきたことでしょう。そのため「不要不急の外出」とは思いません。

コロナの流行から時間がたったので、「感染原因」が何となく把握できるようになりました。
不織布のマスクを常に装着し、おしゃべりをやめ、手洗い消毒につとめていたら、感染リスクは抑えられます。

観劇当日に、何の症状も無く、熱もなければ観劇しても良いと思います。

今書いたのは私の思いです。
お一人ひとり環境、状況が違うので、それぞれ考え方が違うと思います。

またこれからの感染状況で、私の考え方も変わってくるかもしれません。

今日はこれから「シラノ」を観劇してきます。
また帰ってきたら感想を記したいと思います。

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