キャストボイスと旬のヒロイン

こんにちは、くららです。
今日は公式ページで、大劇場の雪組お正月公演『f f f　－フォルティッシッシモ－』『シルクロード～盗賊と宝石～』の千秋楽のライブ中継・ライブ配信の実施についてのお知らせがありました。

例年はNHK総合で1月3日くらいに、お正月公演のショーが中継放送されていました。
(1本物大作の場合は、その前のショー。今年は宙組『アクアヴィーテ！！』でした。)
今年はどうでしょうね。雪組公演のショーが中継放送されるといいですね。

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ふたりの若手娘役さんのキャストボイス入り

雪組公演の「キャストボイス」も更新され、今日は綾凰華くんと夢白あやちゃんのメッセージでした。
先日の配役発表でも、夢白あやちゃんはジュリエッタ・グイチャルディ役で、望海さん演じるルートヴィヒの憧れのミューズの良い役であることがわかりました。(出番の多さについては、開幕してみないとわかりません)

今回の組替は、夢白あやちゃんと潤花ちゃんのトレード組替という感じになり、宙組に組替した潤花ちゃんも、「アナスタシア」でキャストボイスメンバー入りして、舞台ではバレエ白鳥の湖のオデットとして見せ場をもらっています。
その次の真風涼帆さん主演の別箱では、相手役？かもしれません。(まだ想像の範囲)

結局、潤花ちゃんと夢白あやちゃんは、すぐにトップ娘役に就任しないものの、「栄転組替だった！」ということが、なんとなくわかってきました。

今まで新進娘役さんが「キャストボイス」メンバーに入るということは、無かったと思います。
過去の公演の「キャストボイス」入りの娘役さんについて調べてみました。

過去のキャストボイスメンバーについて

名前の順番は公式ページのまま掲載しています。

宙組の変化

潤花ちゃんが入ったことで、遥羽ららちゃんが「アナスタシア」では入っていませんでした。
「ナウオンステージ」や雑誌「歌劇」の座談会は遥羽ららちゃんがメンバーでした。
「キャストボイス」に娘役さん３人では多いので、調整されるようです。

花組の変化

城妃美伶さん、芽吹幸奈さんが退団されて、「はいからさんが通る」から、朝月希和さんが組替して来て、音くり寿さんが新規に加わりました。

星組の変化

舞空瞳ちゃんは「次期トップ娘役」として、紅さんのサヨナラ公演の時に組替して来ていたのに、キャストボイスには入っていませんでした。遠慮されていたのでしょうね。
組替してすぐに「キャストメンバー」入りした、潤花ちゃんと夢白あやちゃんは、強い意志であげられているように思います。

雪組の変化

朝月希和ちゃんが花組に組替したので、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』では、彩みちるちゃんが入りました。
今度の雪組公演のキャストボイスに、夢白あやちゃんが入り、次期トップ娘役の朝月希和ちゃんも入ると思われるので、彩みちるちゃんは入らない可能性が強いように思います。

変化のない月組

月組の『I AM FROM AUSTRIA』キャストボイスメンバーは、上記と全く同じ10名でした。

「キャストボイス」という一面でも、娘役の序列争いが静かに行われていることがわかります。

未発表の「次期トップ娘役の席」には誰がつく？

雪組の次期トップ娘役は、朝月希和ちゃんと発表されています。

月組は次期トップスターの発表もまだですが、「次期月組トップ娘役はだれ？」と話題になっていました。

そして先週、花組の華優希ちゃんが月組の美園さくらちゃんよりも先に退団することが発表されて、「花組柚香光くんの相手役、次期花組トップ娘役はだれ？」と急激に関心が高まりました。

さらに数日前に、宙組の星風まどかちゃんの「ミュージック・サロン」の開催が発表されて、「退団するの？」「宙組のトップ娘役の席も空くの？」と、ファンの心の中は大騒動になっています。
娘役としてまだまだ活躍を期待したい、退団発表をしていないまどかちゃんには、「他組にトップ娘役としてスライドして欲しい」願望が高まっています。

この一連のファンの「頭がついていかない人事予想騒動」の発端は、２月の潤花ちゃんの突然の宙組への組替でした。
潤花ちゃんの組替が、夢白あやちゃんの組替にまで波及し、「雪組次期トップ娘役は、朝月希和ちゃん」という一つの決定事項だけ、今は明らかになっています。

歌劇団は、わざと「ゴチャゴチャ」な状態にして、一つひとつ明らかになっていくように意図的にされているのか？
通常のスケジュールにのっとって進める結果、このような流れになっているのか？

2019年度の年度賞は参考になる？

何かこれらを紐解く物は無いかな？と思っていたら、「2019年の年度賞」がありました。宝塚歌劇団が選出するものです。雑誌歌劇の10月号に掲載。
次期娘役候補が該当すると思われる賞だけ、ピックアップしてみました。

2019年度は(2019年4月～2020年3月)が対象です。
音くり寿ちゃんの『花より男子』の三条桜子と『マスカレード・ホテル』片桐瑤子の活躍は素晴らしかったです。
「アーティスト賞」という新設された特別な賞を与えられることに納得できます。
しかしヒロインとしての活躍ではありませんでした。とても個性的な役でした。
音くり寿ちゃんの３拍子揃った秀でた実力は、花組にとても重要だと思います。
しかしヒロインとしては？
宝塚の娘役は、女性の演じる男役さんの相手役なので、華優希ちゃんのもっていたようなヒロイン力は、必要不可欠です。実力で、ヒロインを演じることができるでしょうが、そこで「宝塚の娘役としてのヒロイン力」は、どうなのか？

優秀な娘役さんは多くいらっしゃいますが、旬のヒロインとしての娘役さんは、少ないように感じます。
そのため、何の経験値も無い105期の娘役さんでいいのではないか？とブログに書いたこともありました。
こんな中、正に「旬のヒロイン」である星風まどかちゃんは、トップ娘役の筆頭として、まだまだ宝塚で活躍の幅を広げていって欲しいなと思います。
夢白あやちゃんも、潤花ちゃんも「旬のヒロイン」だと思います。

はてさて、トップスターにマッチした娘役さんを選ぶのは、劇団の得意分野です。
今までも「わぁっ、そうきたか！」と感嘆しながら、新しいトップコンビを喜んで受け止めてきたので、この先もそういう楽しみが待っていることを期待しています。

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