withコロナ期の宝塚の姿勢
こんにちは、くららです。
昨夜の「花組で陽性が確認されたため、しばらく公演中止」という劇団の公表から、ファンのみなさんは、心を痛めていらっしゃると思います。
マスコミは、事実のみ報道されていたことにホッとしました。
(3月の公演再開の時は、恣意的に世の中の反感を買わせるような報道でした。)

体調不良を訴える生徒がいただけで、日曜日に開演が迫っている公演の中止を英断した劇団の危機管理は素晴らしかったと思います。
感染防止意識に皆が徹底しているプロ意識を感じました。

スポンサーリンク



今日の宙組の『FLYNG SAPA(フライングサパ)』のチケットを持っていたので、公演が上演されるかどうか気になっていました。
星組東京公演宙組の梅田公演も通常通り開催されました。
実際に足を運んで、力強い舞台を見せてもらって、宝塚歌劇団の感染防止対策の自信を感じました。
自信が無ければ、本日の舞台は上演できなかったと思います。

今日『FLYNG SAPA』から受け止めた事

『FLYNG SAPA』初見の日曜日は、話の筋を理解するので精一杯でしたが、2回目の今日は、上田久美子先生の作品に込めたメッセージがビシビシと伝わってきました。

ネタバレしたくないため詳しく書きませんが、今日一番残ったのは

違うことは罪だ」というセリフ。

詳しく書くとネタバレになるので書けませんが、私の勝手な解釈を書きます。
現代社会は平穏・安泰であることが通常で、「平和ボケ」というか人と同じであることが安心な世の中になっています。
長いものに巻かれろというか、人と違わないように努めています。
違うことは罪だ」と言えるような社会。

そんな中、全世界にコロナ禍が襲ってきました。
特にコロナ禍では、少しでも「違うもの」が叩かれる傾向にあります。
何が最善であるかわからない中、身勝手な正義感の「自粛警察」が横行したり、「感染者狩り」も。

現在はコロナが市中感染し、誰が感染してもおかしくない状況であり、感染した方は運の悪い被害者です。
何の非もありません。
しかし公に謝罪をして、肩身の狭い思いをしているのが現状です。
これは当たり前の社会ではありません。

『FLYNG SAPA』は、平穏な社会を維持するために個人が抑圧されるていることは滑稽だ、と現代社会を風刺されているように思いました。

現代人は大きな戦争も過去のこととなり、「平和ボケ」して、安住生活を守ろうとしています。
でも、みんなで協力して困難に立ち向かわなければ生き残れないと、『FLYNG SAPA』は、教えてくれているような。

書いたことは、私が今日特に感じたことであって、人それぞれ受け止め方は、全く違うと思います。

コロナ禍の私たちに、強いメッセージを伝えてくれる作品だと思いました。

もう一度見ると、また違った受け止め方をしそうで、ライブ配信も楽しみにしています。

スポンサーリンク



現在のコロナ状況

全般に芸能人、スポーツ選手は、新型コロナの感染率が高いように思えますが、それは検査を受けれる確率が高いからだと思います。

私の知人の息子さんは、2週間ほど37.5度前後の微熱が続き、倦怠感などの体調不良もあり、「コロナではないか?」と病院に何度も足を運ばれました。
しかし、味覚や臭覚の異常が無かったことから、PCR検査の対象にもならず、感染防止に努めながらお仕事にも通われたそうです。
2週間余りで、すっかり元気になられたそうです。
PCR検査をすれば陽性という結果が出たかもしれませんが、検査をしてもらえなかったのでどうしようもありません。

芸能人やスポーツ選手は、PCR検査を受けやすいため、新型コロナウイルスへの感染が確認されやすいです。
そのあたりが、一般人と著名人の差だと思います。

花組の生徒さんも、舞台に立つ公の仕事でなかったら、感染は見過ごされていた可能性は高いと思います。
コロナが市中にここまで蔓延していたら、どんなに感染防止に努めていても、誰が感染してもおかしくない状況です。

感染者が世間に対して、肩身の狭い思いをするような、「違うことは罪だ」と思うような社会は異常です。
その生徒さんが落ち込むことなどなく、公演再開に向けて明るい気持ちで過ごせるように、と願っています。
はやくに体調異変を申し出て公演を中止できて、感染を未然に食い止められたことに誇りを持っていただきたいです。

花組生たちは4カ月間の公演中止を通して、とても成長されていました。
今回の2週間の公演中止も断腸の思いの辛さだと思いますが、それを乗り越えてさらに輝く舞台姿で魅了してくれることを楽しみにしています。
もっているチケット2枚のうち1枚は公演中止期間に入っていましたが、もう一枚は違うので、全員が元気に舞台をつとめられる日を待ちたいと思います。

出演者間の距離
宝塚の公演の舞台上は、ソーシャルディスタンスは意識されず、出演者の間は、以前のままの近い距離です。
これは出演者にとっては感染のリスクが大きいですが、あえて距離を縮めないのは、「宝塚の世界観」を崩したくないからだと思います。

その演者側の大きなリスクは、皆で感染防止を徹底していくことで、回避していこうという姿勢なのでしょう。

あえて大きなリスクを負いながら、「宝塚の舞台」を見せてくださる気概は、本当に有難いと思います。
「withコロナ期」は、従来通りの舞台でなくても、公演が上演されるだけで充分です。

105年続いている宝塚歌劇団は、「withコロナ期」も、精一杯の努力で困難を乗り越えながら、宝塚の舞台を届けよう、と前向きな姿勢でいてくれます。
「やむを得ず中止」と「再開」を繰り返しながらも、不安な社会に「幸せ」「喜び」「笑顔」を届けようと、舞台を上演してくださることに心から感謝と期待をしています。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
ランキングに参加しています。ポチッとバナーをクリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村
いつも応援してくださってありがとうございます。

twitter


スポンサーリンク