こんにちは、くららです。
昨日は「はいからさんが通る」のライブ配信を楽しみました。
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柚香光くんの特別な開演アナウンス
初日のトップスターの開演アナウンスに、
「皆様にお会いできる日を、心待ちにしておりました」
が追加されていて、初日のことだけだと思っていました。
しかし2日めのご挨拶にも、この一言が加わっていました。
柚香光くんのこの一言で、開演に向けての気持ちがさらに高まります。
実際に劇場に足を運んで、この言葉を聞いたら、私は100%泣いてしまいそうです。
ファンの気持ちに寄り添ってくれている心遣い。
この特別な言葉は、柚香光くんの発案なのでしょうか?そんな気がしました。
心が大切
れいくんは、トップスターに就任する頃から「心が大切」という話をよくされていましたが、その言葉は上っ面なものに思え、あまり私の心に響いていませんでした。
しかし公演休止中に、れいくんの話した心をこめた真っすぐな言葉には、心が動かされ続けました。
そして初日、2日目の映像を通して、心を大切に舞台に立っている一挙手一投足が私の心に響いてきました。
紅緒に差し出す手の動き一つからも、少尉の心が感じ取れました。
「心が大切」を信条にしているれい君ならではの芝居力だと思います。
ファンにヤキモキさせるほどの紅緒とのラブラブ感も、芝居力のあらわれだと思うのですが…。(違うかな?)
「アニメから抜け出た格好良すぎる少尉」は、初演と変わりませんが、大劇場版は人間味が深まった「人間少尉」と言えるような。
回を重ねるごとに、さらに繊細な芝居力によって役が深められていくことでしょう。
納得できた改良点
原作のある作品なので、話の筋はほぼ初演と同じですが、脚本の細部には、練り込まれた進化を感じました。
ラリサの最期
初演では、少尉をかばって亡くなったラリサをそのまま放置して、少尉が紅緒のところに駆けつけていくことに、「なんで~?」と疑問符がとんでいました。
大劇場VERSIONは、ラリサをしっかり抱きしめて暗転になりました。
ここでホッとしました。
2種類ある大階段での男役群舞
大階段での男役群舞は、男役さんたちの一番の魅せ場であり、ファンの一番の楽しみです。
グレーの軍服の「大正バージョン」と黒燕尾の「浪漫バージョン」。
衣装の違いだけでなく、ダンスも全くテイストが違います。
どちらも甲乙つけがたいほどかっこよくて、一公演で2種類楽しめるのは、とてもお得感があります。
こういうパターンは今までに例が無いことですね。
高屋敷要役の永久輝せあ君の出番
初演ではあまり出番のなかった永久輝せあ君が演じる高屋敷要役。
4番手のスターのひとこちゃん用に、無理やり出番を増やしている小柳先生の努力が随所に感じられました。
冒頭に語り部のような導入の言葉があって、最後にそのオチで出番が少しある。
一人で銀橋を渡りながらも、みんなとのコーラスしか流れていなかったので、「ひとこちゃんのマイクが入っていない?」と心配しました。
みんなでのコーラスのシーンで、ひとこちゃん一人だけ、銀橋を渡ったのですね。出番を増やす苦肉の策?
原画はダサイ髪型の役なのに、ひとこちゃんが扮装すると「イケメンライオン丸」になることがスゴイ!
パレードの時は高下駄なので、「下駄で大階段が降りれる?」と心配したら、階段降りは草履だったので安心しました。
ダサイ色の着物と袴を颯爽と着こなしているのも、雪組出身ならでは。
組替えをして一皮むけて、キラキラオーラと存在感が増し続けているひとこちゃん。
腹筋を鍛えているおかげか、歌の声量がアップし続けています。
色濃く役を極めていくことで、さらにひと回りも二回りも成長していけることでしょう。
華優希ちゃんの演技力
話の違いが気になって「初演VERSION」を見直して、一番変化したのは華優希ちゃんの紅緒だと思いました。
3年前は素のままがむしゃらに演じることが紅緒にマッチしていましたが、今回は役をしっかり演じています。
演技力表現力に長けていて、特に強い意思をもった紅緒の眼力が目をひきます。
歌いやすい音程の歌唱は進化していました。
柚香光くん&華優希コンビの芝居の相性はとても合っています。
ブライダルデュエットは今までに無い素敵な世界観。
(ただ、柚香光くんの腰への負担が気になります。腰を痛めませんように。)
紅緒の日替わりアドリブ
冗談社で紅緒が壁に貼りつける紙の言葉が毎日変わるようです。
初日は「つっぱるな しょせんあなたは三級品」
2日めは「わいろで決めよう 人のあつかい」
ちょっぴりシュールな文言が続いていくようです。
牛五郎の飛龍つかさくん
天真みちるさんの当たり役なので、精一杯天真みちるさんに寄せて振り切って演じていました。
花組の貴重な歌える路線スターなので、「二の線は捨てたの?」と心配になりました。
まだまだタソさんに及んでいませんが、笑いをバンバンとる所まで進化していきそうで、楽しみです。
当たり役になりすぎたら、この役の後、路線に復帰できるか?がやはり心配。
印念中佐の優波 慧くん
顔が原作のイメージ通りで、憎まれ役がピッタリで、とても印象的でした。
飛龍つかさくん同様、印念中佐のイメージが継続してしまいそう。
魅力的な登場人物ばかりで、書き出したらキリがないので、このへんで終わりにします。
「はいからさんが通る」は、柚香光&華優希それぞれの最大の当たり役です!
宝塚をあまり見ない友人も、見てみたいと言っていましたが、こんなご時世なので観劇はあきらめました。
ライブ配信がとても良かったので、声をかけてみようかと思います。
「はいからさんが通る」なら、宝塚が初めての人でもライブ配信で楽しめますね。そういう売込みも「宝塚を知ってもらう良いきっかけ」にいいかもしれませんね。
ライブ配信の良さを堪能
画質と音質が良い
「スカイステージ」より、う~んと画質も音質も良かったですね。
販売されているBlu-rayに近いくらい、その他の出演者のお顔もしっかり見えました。
特に音質の違いが明らか
音質も初日に流れたスカイステージの音質と比べ物にならないくらい良かったです。
初日のスカイステージでのフィナーレナンバーの歌唱は、少しがっかりしましたが、ライブ配信の歌唱はとても良くて安心しました。
初日は、4カ月ぶりの公演という緊張のプレッシャーもあったのでしょう。
薄型の大型テレビは内蔵スピーカーが小さいため音質が劣るので、場所をとらないサウンドバー(棒型のスピーカー)を設置して音の臨場感を楽しんでいます。イラストのように、大型テレビの前に横長の棒状のスピーカーを設置します。
しかし、スカイステージの音質は今一歩の時があって、ステレオを通して聴くと余計に悪く思う時があります。初日のフィナーレナンバーがそうでした。
以前に、テレビの音質を上げるサウンドバー(棒型のスピーカー)の設置についてご紹介します、とこのブログに書いていましたが、元の音質が悪いとスピーカーの効果もそんなに無いので、紹介することを躊躇していました。 しかし今回のライブ配信では、スピーカーによる臨場感が抜群だったので、近いうちにサウンドバーについてご紹介したいと思います。 |
ライブ配信の利点
・家の中なので感染リスクを回避出来る。
・トイレの待ち時間ゼロ。
・上演中も食べたり飲んだり自由。
・まわりを気にしなくて良いので気持ちが楽。
・3500円だけで、交通費や喫茶代など不要。
・配信は当日の直前(1時間前)まで買える。払い戻しの心配なし。
カーテンをしめて、部屋の電気を消して、暗くして iPhoneを専用ケーブルで大型テレビにつないで テレビ用のスピーカーの音量をあげて 家族に協力してもらって 「おうちでタカラヅカシアター」を楽しんでいます。 デザートと飲み物を幕間用に用意もしていました。 |
生で観劇できることが一番ですが、コロナ禍では「おうちでタカラヅカシアター」も良いものだなあと実感しました。
今回の「はいからさんが通る」の視聴者はどのくらいだったのでしょうね。
ライブ配信の需要が増えていって、配信される回数がさらに増えていったら良いなと思っています。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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