珠城りょうはこれから100倍面白くなる!
こんにちは、くららです。
スカイステージの番組等での最近の珠城りょうくんを見て「はっちゃけているな、生き生きしているな」と思っている方は多いと思います。

「リクエスト!スター名場面#28珠城りょう」を見て、その理由を私なりに理解しました。(主観です)
そしてこれからの舞台の珠城りょうは、絶対面白いぞ!と期待しています。

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自分を認めること

番組での珠城りょう君のおともは、パソコンの中の視聴者のおススメ名場面の投稿だけでした。
それらを読み上げながら、まるで沢山のファンに囲まれてお話しされているような雰囲気で名場面を振り返りながら、番組を盛り上げていく、気さくで楽しく可愛いりょう君でした。

番組の最後にりょうくんは、少し涙を浮かべながら次のように語りました。

こんなにも自分が今まで演じてきた、いろいろな作品と役を愛してくださっている方が沢山いらっしゃるのだなあと思ってすごく幸せで、感動しました。
私は卒業を発表しておりますが、こういった機会に皆さまの愛情というのを改めて感じることが出来てすごく幸せでした。

今日のこのコーナーを通して、少しずつ自分を認めてあげてもいいんじゃないかなと思える気持ちにさせてもらえました。

この自分を認めてあげるという言葉は、「トップスターとしての自分を認めてあげる」ことだと思います。
自分を認めることができないストイックさに驚くとともに、それが珠城りょうくんの誠実で謙虚な姿勢であり、弱点でもあると感じました。

もうすぐトップスターに就任して5年目を迎えます。(2016年9月5日就任)

今、自分で振り返ってみても、本当に一回1回その時その時全部全力だったなぁと思います。
とも語っていましたが、本当によく今まで頑張り続けてこられたと思います。

しかし決して全力で頑張っている自分をを認めることができなかったのですね。
高みを目指して、頑張り続けなければならないという思いがあったのでしょう。

珠城りょうくんのインタビュー記事などで、「戦う」という言葉を良く目にしました。
若くしてトップに就任したため、他のスターを応援する宝塚ファンからの厳しい目や批判も、余計に頑張らなければ、という自分を鼓舞させることに繋がったでしょう。
心を開くことのできる、同じような立場の同期もいなかったことも、孤軍奮闘の寂しく苦しいものだったと思います。
絶えず自分に厳しい目を向けて、自分自身と戦い続けていたのでしょう。

退団発表とコロナ自粛を経て
退団発表を終えてからの自粛期間は、トップスターとしての珠城りょうを脱いで、ありのままの自分で過ごせた時だと思います。
4年間、張り詰めた緊張の中を全力で走り続けていたりょう君には、自分を見つめ直す良い時だったでしょう。

宝塚でのスターとしての歩みが、多くの視聴者の心の中に、名場面として大切に残っていることを知って、自分の頑張りを認めてもいいかなと気持ちが動いたのですね。

もう戦わなくても、そのままの珠城りょうが素敵です。
珠城りょうは誰もが認めるトップスター!
トップスターとしての珠城りょうをご自身で100%そのまま受容してあげて欲しいです。
そして自分に優しくしてあげて欲しい。

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珠城りょうくんに感じていた物足りなさ

りょうくんは、舞台を楽しむということより、トップスターとしての責任感で戦う、という姿勢で舞台に臨んでいたのでは無いかと、ふと思っています。

整った顔立ちで、身長も頭身バランスも良く、誰よりも男役らしい容姿に恵まれている。
新人時代の映像を見ても、どれも及第点で、早期抜擢される理由はわかる。

「なのにどうして舞台の珠城りょうは、私にとって今一つ面白くないの?」
これは私が抱き続けていた思いです。

「エリザベート」のトートを演じた頃より、私はりょうくんの舞台姿に「今ひとつの物足りなさ」を感じるようになっていました。
(面白い、心に響くは個人の主観なので、私側の問題であって、私が疎いと言えばそうなのですが。)

『クルンテープ 天使の都』では、赤いスーツにソフト帽で、りょうくんを中心に男役たちが踊った後、帽子を取ると女性という設定が、ドキリともせず、面白みが全く無くて、「なんで?」と疑問符が飛んだのをはじめとして、私には魅力が響いてきませんでした。
上級生の美弥るりかさんに遠慮しているからかな?と思っていましたが、美弥るりかさんがご卒業されても変わりませんでした。

「珠城りょうはいつ面白くなるのか?」私にはとても興味がありました。

「次は面白いはずだ!」と期待しつつ、夏の『ON THE TOWN』の初日、宝塚大劇場の『I AM FROM AUSTRIA』の初日、名古屋御園座の『赤と黒』の初日に観劇しました。
(御園座以外は、初日後も何度も足を運びました。)
しかしコメディの『ON THE TOWN』『I AM FROM AUSTRIA』も、今一つりょうくんが面白くない。
どちらの公演も、月組に戻って来た鳳月杏さんが初日には、ドカンドカンと笑いをとっていました。

りょうくんもしっかり健闘しているのですが、私にはコメディの面白みに欠け、心に響いてくる物足りなさを感じました。
と書きながらも、それなりに珠城りょうくんの舞台を楽しんでいることは事実です。

『赤と黒』のジュリアン・ソレルも見目麗しく、お芝居も上手なのに、何故か私の心にドカンとこない。
決してりょうくんの芝居が悪いわけでなく、私がそれを感じとれないだけで、私とりょうくんの相性の問題かな、とも思っていました。
珠城りょうくんに魅了されているファンの方も沢山いらっしゃるので、私が鈍いだけというのも確かにあります。

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舞台を楽しむということ

しかし人一倍自分に対して厳しい目を向けている珠城りょうくんは、舞台の上でご自身が楽しんでいたのだろうか?と気になっています。
もしかして、私が今一歩面白くないと感じるのは、そのあたりにあるのでは?(私の勝手な憶測でもあります)

楽しいという気持ちで舞台の上に立っていないと、その瞬間を共有している客席には伝わりにくいように私は思っています。

舞台の上にいるりょうくんは、男役として完璧な容姿であり、包容力もあり、お芝居もダンスも上手。
芸事に対するストイックな姿勢を人一倍持っています。
外部のお芝居も沢山ご覧になっていて、お芝居の知識も豊富。
今回の番組でも、芝居やショーの細かい役づくりや狙いなども話して、どう意図して舞台に立っていたか等について語られていました。
深く計算されて舞台に立たれていることもわかりました。
しかし「つくっているお芝居」としてしか私には届かない。
面白みに欠けるのは、心が解放されていないからでは?と。

何かが変わった珠城りょうくん

自粛期間を経て、スカイステージや宝塚の公式YouTubeにりょうくんは登場しました。
5人のトップスターの「One Heart PROJECT」(歌のプレゼント)や、「OUR FAVORITE TAKARAZUKA」(歌のプレゼント)の映像に映し出されるりょう君は、それまでのりょう君と違っていました。
全身から伝えようとするものがありました。
自然体で生き生きとしていて、何より楽しそうです。

そのように楽しんで舞台の上でも息づいていくと、絶対に私にも面白みが伝わってくるはず。

舞台というのは、自分を膨らませて魅せるものなので、自分と戦っていたなら、膨らませる余地が少ないと思います。
自分自身を舞台上で開け放たれていなかったのでは。

壮一帆さんがスカイステージの番組に出演とれた時に下記のように語られていました。

『舞台を自由にやる、その瞬間を心から楽しいと感じ、それをお客さんと共有する。自分自身が楽しんで呼吸していれば楽しくなる。』

望海風斗さんの舞台を観ると、壮一帆さんが仰る「舞台を自由にやる楽しさ」に満ちているなと思います。

研13という男役熟成期を迎えている珠城りょうくんも、これから「舞台を自由にやる楽しさ」に満ちていくのでは、と感じています。

珠城りょうくんはB型で、日常の自由人ぶりをタカラジェンヌの記事や発言で目にします。
その自由さが舞台に出たなら、本当に楽しいと思います。

これからの珠城りょうに期待!

退団発表をされましたが、まだ本公演2作品と外箱公演、ディナーショーも予定されています。
「珠城りょうくんのトップ就任ははやすぎた」と結果論で良く語られますが、まだこれから集大成を観れることを忘れてはいけません。

ご自身が解説されていましたが、シャツイチが特別似合うトップスターもなかなかいません。
「世界の旦那様·珠城りょう」というキャッチフレーズもあるとか。

より素晴らしい「トップスター珠城りょう」の足跡をこれから残されていくことでしょう。
そして何よりも、ご自身の宝塚生活も楽しんでいただきたいなと思っています。

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