偽ジェンヌの現実と ストイック明日海りおさん
こんにちは、くららです。
明日海りおさんが、大手事務所・研音に1月1日付で所属することが公表されました。(参照 スポーツ報知 明日海りお、研音入り
明日海さんロスの方には朗報でしたね。天海祐希さんと同じ事務所です。

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天海祐希さんと研音

天海祐希さんは、1995年12月に『ミー・アンド・マイガール』で退団されましたが、「研音」に移籍されたのは2003年1月1日付け
退団決定後に多くの芸能事務所から勧誘があった中、「男前」な性格の天海さんらしく石原プロモーション入りを希望したものの、男性俳優専門の石原プロ側から断られたとか。
天海さんの親友が当時在籍していたフライングボックスに所属後、映画やテレビドラマなどに出演されていましたが、大ブレイクしたのは「研音」に移籍してからでした。

「研音」に移籍したのは、2002年NHK大河ドラマ『利家とまつ~加賀百万石物語~』で唐沢寿明さんと共演した時に、相談したことから『うち、来る?』と誘われたのがキッカケだったそうです。
移籍してから、「離婚弁護士」(フジテレビ系、04年)の主役を演じて、「ハンサムウーマン」と称されてブレーク!
当時は『草食系男子』が流行語で、世の男性に「男らしさ」が衰退している中、元男役という『頼もしい男前な女性』のイメージがドラマにマッチしました。
そして、その後「女王の教室」(日本テレビ系、05年)で、さらにその男前度を発揮。
黒いスーツをビシッとまとった小学校の悪魔のような鬼教師像は、男役を演じていたからこその毅然とした迫力と凄みがありました。

天海さんは退団後は男役を払拭しようと努力されていたようですが、ブレイクに繋がったのは「宝塚での男役の経験値」と天海さん自身の個性が昇華した役でした。その後もその延長戦上で様々な活躍に繋がっています。

研音は、ドラマや映画の主演級を多数擁する大手老舗プロで、映像に強い印象がありましたが、現在は山崎育三郎さん、古川雄大さんら、ミュージカル界で活躍する方たちも多く在籍中です。

明日海さんの今後については「舞台が中心になると思いますが、いろんなことに挑戦できたら」と記事にありました。
舞台だけでなく、映画やドラマなどの映像分野にも興味があるそうです。
「女優という響きになんだか少し気恥ずかしさがある」と照れながら、「いろんな役を演じたい。ギャップがあればあるほど燃える。驚きとともにお届けできたら一番かなと思っています」とも。

スミレコード外の「偽ジェンヌ」

宝塚を退団したら「偽ジェンヌ」になると仰っていましたが、もう退団から1カ月以上たったので、「偽ジェンヌ」という宝塚基準の言葉からも解き放たれていらっしゃるでしょう。

しかし今日の記事を見て「偽ジェンヌ」になられたことを実感したのは、お名前の横に()で年齢が記載されていること。
退団されて、スミレコードの外にいらっしゃるのだなぁと。
「女性に年齢を聞くのは…」「エイジレス」などと言われながらも、退団ジェンヌの活動再開には漏れなく年齢が記載されるのが現実。シビアです。

報道記事のトップの写真差し替え
今回の最初の記事で配信された写真が酷いものだったそうで、写真が差し替えられたようです。
後で最初の写真を見ましたが、「どうしてこんな写真?」と嫌な思いになりました。差し替えてくださってよかったです。
こんな画像も「スミレコード」の外になると、ファンの心に配慮の無い、興味本位のものが優先するのかな?

「ジェンヌ」と「偽ジェンヌ」の違いを、今日の報道から明日海さんご自身も実感されているのでは?、と感じました。
大きな事務所に属しても、一人で芸能界で頑張っていかなければならない現実も、「タカラジェンヌ」の時とは違うでしょうね。

「休んでいると怠けているなと思ってしまう」という記事の言葉に、ストイックな明日海さんは顕在でした。
宝塚に入団してから17年間、ほとんとお休み無なしに頑張っていらっしゃったので、退団後しばらくは、大好きなハワイやギリシャのサントリーニ島などで休暇を楽しまれるのかなと思っていました。
休んでお体にお肉を復活させて欲しいとも。

しかし記事によると、ピラティスやヨガに通い詰め、一時は体重を落とし過ぎてしまったとか。
あまりに千秋楽まで張りつめて頑張られていたので、その後「ゆっくり休息されているだろうな」と思っていただけに、このストイックさには、おののいてしまいました。
明日海りおさんの成分は「とことんストイック」で占められているようです。

ともすると「楽」を選択してしまう私のような凡人とは、違う世界で生きていらっしゃいます。
だからこそ、唯一無二の才能と実力と魅力にあふれる素晴らしすぎるスターさん!なのでしょう。
このストイックさは新たな「女優」へのチャレンジでも、大きな力になるでしょう。

天海さんの女優としての活躍に、「男役の経験値」が「天海さんの個性」に融合して活かされているように、明日海さんの宝塚での経験値も、新たな「女優明日海りお」に昇華して花を咲かせてくれるでしょう。
中性的で、ミステリアスで透明で、色に染まっていない「明日海りお」、可能性は無限大です。

ご本人も「ギャップ」と「驚き」という言葉を使われていましたが、これからの「明日海りお」には、何か衝撃を与えられ続けられるような期待値があります。
ありきたりでは無い、「ギャップ」と「驚き」のある役を選んで、魅せ続けてくれるのでは無いでしょうか?
とんでもなく美しかったり、とんでもなくミステリアスだったり、とんでもなく妖艶だったり…

何が出てくるかわからない明日海りおさんから、目が離せません。
まずは舞台から?内容の公表が楽しみですね。

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