話題の星蘭ひとみちゃん「天は二物を与えず」これからどうなる?
こんにちは、くららです。
「宝塚グラフ11月号」は、「明日海りおさよなら特集」!
通常版に加えて小冊子付の「Quatre Rêves 限定版」も販売されて、キャトルレーヴ店舗が大賑わいのようです。(噂では売り切れたとか?)

私は定期購読の通常版しか読んでいませんが、一番驚いたのは、明日海さんの「愛猫」おこげちゃんとのお写真。
『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』の舞台に登場していた猫のトムくんそのまんまが、おこげちゃんでした。
植田景子先生におこげちゃんの写真を送ったと明日海さんが言っていたので、舞台のぬいぐるみがソックリなのもうなづけますね。
宝塚最後の舞台に、愛猫おこげちゃんのソックリぬいぐるみが登場して、それを見るだけでも、明日海さんをはじめ花組生はほっこりしているでしょう。

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星蘭ひとみちゃんの扮装写真の完成度の高さ

そしてもう一つ驚いたのは、星蘭ひとみちゃん扮する「ティファニーで朝食を」の写真が、オードリー・ヘプバーンそのものだったこと。
ただ端正でキュートなお顔が似ているだけでなく、大きな瞳も、雰囲気もそのまんま。100%の再現率!(私の頭の中では。)

この写真はグラフ編集部のお姉さんのご指定だったそうです。
Good Jobですね!
このページをご覧になった方は、ひとみちゃんの美しさと可愛さにくぎ付けになったと思います。
あらためて「たぐいまれな美貌の人だな」と感じました。

音楽学校の頃から注目の美人

つい先日も「宝塚歌劇100周年大運動会」をスカステで放送していましたが、音楽学校生として75m走に出場していたひとみちゃんは、品があってお人形さんのようなスタイルとお顔の美しさ。運動神経も良さそう。
運動会という、舞台を離れた「素」のタカラジェンヌたちの中で、一人だけ「夢の世界の人」のような華やかさがありました。あの姿をみて、劇団に入団してからの活躍を誰もが期待したでしょう。
2015年月組『1789-バスティーユの恋人たち-』初舞台後、星組配属。
私が覚えているのは、研1で出演した『LOVE&DREAM』
客席から登場した時の小顔で首が長くてシルエットの美しいひとみちゃんは、一際めだっていました。

天は二物を与えず

入団時の成績は37番。見た目は「宝塚の娘役として抜群」なのに、実力が今一つ。
研1、研3、研5で試験があります。「宝塚おとめ」を見ると、はじめは星組8人中8番目でしたが、2018年版から8人中7番目になっていました。今年度に研5の試験があるので、さらに上昇できるかな?

「天は二物を与えず」とはよく言ったもので、ひとみちゃんには素晴らしすぎる美貌が与えられているので、「歌、演技、ダンス」の才能はあたえられなかったのですね。どれか一つでも秀でていたら違うと思いますが…
美貌だけでねじ伏せるには、実力の無さが足を引っ張ってしまうのでしょう。

研2で、『スカーレット ピンパーネル』ルイ・シャルル役、新人公演では、ケイト(本役:音波みのり)役。
かたい棒演技でしたが、皇太子という気品のある役設定には、適していました。

研3で『オーム・シャンティ・オーム』梅田でのドリー役。
東京では夢妃杏瑠さんが演じていた歌のある役です。歌が破滅的でしたが、美しさは際立っていました。度胸と愛嬌と素直さが、彼女の魅力だと思いました。
 
『ベルリン、わが愛』本役、紅ゆずるの少年時代。新人公演初ヒロイン。美しさは本役さんを凌ぐほどでした。
『ANOTHER WORLD/Killer Rouge』新人公演2回目ヒロイン。難しい役に健闘していましたが、評価は「美しい」だけ。
『デビュタント』瀬央ゆりあ主演(バウホール)3人のヒロイン娘役の一人。一番ヒロイン的な役でしたが、実力的にヒロインと設定にになりえなかったのかな。

その後新人公演の主演は巡ってきていませんが、まだまだその美貌がいかせる時が待たれていると思います。
『鎌足−夢のまほろば、大和し美(うるわ)し−』での 安見児の役は、とても存在感があって、お芝居も良かったと思いました。

星組は1年後輩の102期の舞空瞳ちゃんが、主演娘役に就任したので、新人公演のヒロインはもう巡って来ないでしょう。
歌はまだまだですが、ダンスも体が柔らかくなってきて、上達してきていると思います。

今度の『ロックオペラ モーツァルト』では、フリードリン家の四女ゾフィー役です。

フリードリン家
父……漣レイラ
母……音波みのり
長女……音咲いつき
次女……小桜ほのか
三女……舞空瞳
四女ゾフィー……星蘭ひとみ
次女の旦那……朝水りょう

果たしてどんな役になるのか?
ひとみちゃんの成長が感じられたら良いな、と思います。

伶美うららさんの例

星蘭ひとみちゃんのような「正統派美女」「美貌の娘役」というと、まず思い浮かぶのは、伶美うららさんです。
95期の伶美うららさんの宝塚での軌跡を調べてみました。

2009年入団。入団時の成績は29番。宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で初舞台。その後、宙組に配属。
研2で新人公演初ヒロイン。新人公演でヒロインは、計4回。
研3でバウホール初ヒロイン、バウヒロインは計2回。
研5で「翼ある人びと」東上公演ヒロイン。
野々すみ花の後任として池田泉州銀行イメージガールに就任、
2015年、朝夏まなと・実咲凜音大劇場お披露目公演「王家に捧ぐ歌」で、初演で当時のトップ娘役・檀れいが演じた絶世の美女・アムネリス役に抜擢。
歌の批判が多くあり、博多座公演にはアムネリス役で出演しませんでした。

檀れいさんの「月組時代」も「星組時代」も知っています。
月組の頃は「実力不足」を確かに感じましたが、「星組時代」は、その間に実力をつけられたでしょうが、それ以上に「魅せる技術」を身に着け、圧倒されていたように感じます。
男役さんはそのために10年かかると言われますが、娘役さんも年数が必要なのだと思います。

2016年、全国ツアー公演で、トップスター朝夏まなとの相手役としてヒロインを演じ、ショーでも星風まどかとヒロインをつとめました。
2017年朝夏まなと退団公演では、実質的にはヒロイン役・イリナを演じながらも、「トップ娘役不在」という状況下のため、普通の娘役として退団されました。
次のトップ、真風さんとの大人なトップコンビを要望する方も多く、退団が惜しまれました。

歌がもう少しお上手であれば、「主演娘役」として活躍できた人だと思います。
少し前の宝塚であれば、歌が苦手でも「主演娘役」に抜擢されていました。
しかし「実力も大事」というファンの声が大きい中で、流れが変わって、時代が変わったと表現していいのか、主演娘役に就任できませんでした。

星蘭ひとみちゃんの今後

星蘭ひとみちゃんの場合は、はじめの抜擢が続きましたが、昨年の『デビュタント』では、ファンの間の評価が辛辣でもあり、現在は「抜擢も様子見伺い」といった状況のように感じます。

この美貌は宝塚の舞台で活用しなければモッタイナイと思います。

昔の宝塚では、「圧倒的な美と気品」があれば、実力に関係なく娘役は抜擢されていました。
「立場が人を変える 」というのか、その立場になると、それなりに成長した舞台を魅せてくれていたと思います。
星蘭ひとみちゃんは、これから先、どうなるのでしょうか?活躍を期待しています。

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