望海風斗さんのツンデレは照れ隠し「エンター・ザ・ミュージック」
こんにちは、くららです。
今日は13日の深夜に録画していた【BSテレ東】「エンター・ザ・ミュージック」を見ました。
ゲストは、望海風斗&真彩希帆、司会は指揮者の藤岡幸夫さん、角谷暁子アナウンサー。
阪急交通社の提供番組なので、合間に宝塚の公演の宣伝が流れたり、全組の公演映像が少しずつ流れたり、説明もあり、宝塚をご存知ない方にも「宝塚の入り口」として分かりやすい番組だと思いました。
特に抜群に歌が上手な二人の数々の歌のシーンが流れたので、クラッシックなど音楽がお好きな方は、「宝塚ってこんなに歌が上手いの?」と、興味を持たれたかもしれませんね。

20日の深夜に二人の出演の2回目の放送があります。【BSテレ東】エンター・ザ・ミュージック【10月20日日曜0:00~0:30 0:30~1:00時間が変更になっていました!】
(このブログの隅に、わかる範囲でテレビの番組情報を載せています。よかったら、参考にしてください。)

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音楽の巨匠から歌を誉められた二人

司会者の藤岡幸夫さんは、関西フィルハーモニー管弦楽団 首席指揮者、東京シティフィルハーモニック管弦楽団 首席客演指揮者(2019~)、と現在大活躍中の指揮者で音楽に精通し、音楽界で最も耳が肥えた方。

藤岡 「二人ともビブラートのコントロールがいいよね!」

望海 「ありがとうございます。ビブラートのことを言って頂いたのは初めてです!」 (嬉しそう)

藤岡 「それは当たり前だよー!どっちらかがビブラートをコントロール出来ない人だと、デュエットって言うのは。美しくないじゃないですか。音程がいいとか、声色がいいというのもあるけど、それだけでも無い、とても大切なビブラートが凄いなぁと思って」

望海「ありがとうございます!」(二人で頭を下げる )

音楽界の巨匠の藤岡さんにこのような褒め言葉はもらえる「二人の歌」は、やはりスゴイのですね。

角谷 「お互いの歌声の印象は?」

望海 「下級生の頃から、歌が好きで上手いなぁと思っていたんですけど、でも色々な経験を経て、技術だけじゃなく、声色で届けようと、気持ちと音がマッチしているのがスゴイなと。高音が出ることがスゴイなぁと。毎日よく出してるなぁと思っています」

真彩 「花組の下級生の時にご一緒させていただいていたんですけど、この時から、”歌といえば望海さん “という思いがずっとありました。リズム感や音楽を掴み取る力が素晴らしいなとずっと思っていて。下級生時代によく同期の男役と”望海さんのこのリズムの取り方が全然違ってカッコいいよね”という話しをずっとしてました」

真彩ちゃんの話になるとツンデレ風の望海さん

角谷 「トップコンビを組んだ後のお互いの印象は?」

望海 「意外に自信がないんだなっていうのが。下級生の頃から、楽しんで堂々と舞台に立っているように見えていたんですけど」

真彩 「ちょっと直したいなと思っているところです」

スカステの「スターロングインタビュー」でも、ご本人には不安がいっぱいで自信が無いことを言っていました。
真彩ちゃんは、才能と自信にあふれているように見えますが、いつも不安を抱え葛藤しながら舞台にチャレンジしているようなのです。

真彩 「望海さんは、与えられたものを完璧なというか、お見本のようにされる方なのかなと思いきや、その時の感じたもので変化して、どれも辻褄があったというか、間違った方向に行かないところか、100通りあるけれど100通りあり得るという、そういうお芝居や歌をされる方なのだな、変幻自在な方なんだなぁと 」

角谷 「ふたりで一緒に自主稽古をされることも?」

望海 「はい。歌だったら、一緒に歌いながら、譜面を見ながらとか、音を聞きながら、この音をひろっていきたいとか、気持ちのブレスとか、共通できることは二人で確認し合ったりして」

真彩 「お芝居の自主稽古もよく一緒にして頂いて」

望海 「すごい質問攻めだよね。ここ、どう思ってるの? どう思ってるの?ここは?って」

角谷 「望海さんが真彩さんに質問攻め?」

藤岡 「すぐ、ポンってこたえ返ってくるタイプじゃないよね?」(みんなで爆笑)

望海「だから聞きたくなっちゃうんです ここは?ここは?この時の気持ちは?って」

真彩 「自分の気持ちも心の中で思ってることはあるんですけど、なかなか言葉にうまく出来なくて。でも、聞いてくださると、私はこう思っているのだなぁと言葉にして明確に。出来るのでありがたい 」

角谷 「望海さんは、それを分かって聞いてらっしゃるところもあるんでしょうか?」

望海 「どうなんだろう。相手がどう思ってるのかなというのを、最初のうちは中々出てこない感じがするので。そこは聞きながら、今その感情が見えてないかもとかいう話しをしながら。でも学年も離れてるので、真彩ちゃんから私に”ここ、どうなんですか?”とは言ってこれないので」

ツンデレは照れ隠し
インタビュー中、真彩ちゃんはニコニコと嬉しそうに、キラキラとした目で望海さんを見つめていました。
反して、望海さんは、真彩ちゃんを見る時は、冷ため目線のツンデレ状態。
真彩ちゃんが望海さんのことを誉めれば誉めるほど、ツンデレになっていくのです。

「望海さんは、それを分かって聞いてらっしゃるところもあるんでしょうか?」という答えは、100%「はい」だと思うのですが、「どうなんだろう」とこたえてしまう望海さん。

恥ずかしいのでしょうね。真彩ちゃんのことを想って、質問攻めにして、創造力をふくらませてあげ、導いてあげているのを、公共の電波で明らかにすることが。
真彩ちゃんから褒められれば褒められるほど、照れがツンデレに傾いてしまう望海さん。

「だい・きほ」コンビは9年の学年差があるので、「自信のない真彩ちゃん」をだいもんが上手にリードしてサポートしているから、素晴らしい舞台での成果に繋がっていると思います。

真彩ちゃんは、「スターロングインタビュー」で、「自信がない自分」も「できない自分」もそのまんまを望海さんが受け容れてくれているから、チャレンジできていると、言っていました。
望海さんの広い愛に支えられて、真彩ちゃんの才能が開花しているのは間違い無いのに、人前ではそういう所を望海さんは見せたくないようです。

「パーソナルブック2015望海風斗」の蘭寿とむさんとの対談で「テレやさん」と言われていましたが、本当に望海さんは「とても照れ屋さん」なのだと思います。

素化粧でのコンビのマスコミ対応は、「ツンデレ」と決めていらっしゃるのでしょう。照れ隠しのために。

でも舞台上の二人(だいきほ)を見れば、どんなに二人が良い関係かがわかります。
仲が悪くて、信頼し合っていなくて、あんな素晴らしすぎるハーモニーは生まれません。息の合ったお芝居も。
二人の関係性の良さが、二人の舞台をさらに魅力あふれるものにしています。

ツンデレは雪組の伝統?

雪組のトップコンビ(早霧せいな・咲妃みゆ)の、ちぎみゆコンビも、素化粧でのマスコミ対応は、ツンデレ風を装っていましたね。
舞台上では、とても素敵な二人でした。
どんなにツンデレ風を装っていても、普段の仲の良さは伝わってきていました。
退団されてから、早霧せいなさんは、ちぎみゆコンビについて下記のようなお話を綴っていらっしゃいました。

「私たちが互いに見つめ合っている”2人だけの世界”をみんなに見せるのではなく、2人が同じようにお客様の方向を見ていて、組子のみんなも私たちの隣に並んでいる、そんな組にしたい」と言う希望を伝えました。 
最初は本当によそよそしい2人だったんですよ。ゆうみちゃんは、私がトップスターに決まる少し前に組み替えで雪組に来たので、ほとんどはじめましての間柄。お互い遠慮してしまっていたのですが、でも毎日一緒にいると、だんだんそんなことしてる場合じゃなくなってくるのです。家族のように長所も短所もお互いに知りすぎてしまって。
ちょっと困っているそぶりを見せると、すぐに察してそっと助けてくれる。人としても舞台人としても本当に尊敬できる相手。この人には勝てないなと思います。なくてはならないコンビを組ませてもらって、本当に感謝しています。
抜粋 引用:早霧せいな著『夢のつかみ方、挑戦し続ける力-元宝塚トップスターが伝える-』

だいきほコンビも、望海さんがどんなにツンデレを装っても、仲の良さや信頼関係は伝わってきます。
そういう所は、宝塚ファンは敏感に察知しますから。
実力も性格も完璧にできている人のだいもんですが、“照れ屋さん”という愛すべきところもお持ちなのです♪

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