新人公演後の雪組公演の感想 だいきほフォーエバー
今日(6/21)の雪組公演を観劇してきました。
新人公演の後の本公演は、何となく変化をいろいろなところで感じられます。(私の先入観や思い込みが大きいかもしれません。)
これから書くことは、思い込みが激しく、偏見に満ちた内容かもしれません。ごめんなさい。

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新公後に感じること
新公に関係ない上級生は、客席から舞台を客観的に観ることで、見せ方が変わっていたりします。

新人公演の出演者は、それまでの緊張から解き放たれて、肩の力が抜けていたり、より役にとけこんでいたり…
「100回の練習より1回の本番」と言われますが、新人公演後は本当に成長を感じます。
主演を演じた彩海せら君の本役・吉村嘉一郎は、亡き父の遺志を受け継いでからの姿がさらに凛々しい青年になっていました。
このまま「男役道」を望海さんを目指して進んで欲しい。

特に感じた変化
望海風斗さん演じる吉村貫一郎が、新撰組から一人離れて、刀を両手にもって官軍に挑んでいく時に、熱い迫力が増していたように感じました。
初日から出来上がった演技をされていましたが、客観的に舞台をご覧になって、よりメリハリをつけられたのかなと思いました。

彩風咲奈君演じる大野次郎右衛門役が、とても自然に息づいていて、役の深みがました進化を感じました。
新人公演の諏訪さきちゃんの役を観た時は、咲ちゃんより芝居が自然で情感がこもっているかなと思いましたが、今日観た本役の咲ちゃんは全然負けていませんでした。
「ファントム」のキャリエールでも、舞台の上で日々進化されていきましたが、今回も初日に比べると進化され続けているように感じます。
2番手クラスなら、初日からもう少し出来上がっているべきとも思いますが、今は強いトップの下なので研鑽できる時。

お顔がとても痩せられたためか、表情に「わざと作った感」を感じてしまうので、自然な表情になるともっと良いかなと思っています。
「20世紀号に乗って」でオーバーアクションのブルースを演じられてから、お顔の表情の表現がその延長のままのような。
立ち姿、スタイルは抜群でカッコ良く、ダンスも素敵で、歌唱力もとても上達しているので、表情を研究されたらもっと素敵なのに。

トップコンビの歌唱力の相乗効果

彩海せら君は、新人らしからぬ歌唱力を銀橋を渡りながら何度も披露してくれて驚きました。
しかし「だいきほ」コンビは、「情感をこめた歌唱力満点」の歌を、二人の相乗効果でさらに聞かせてくれるので、お芝居の中にこの素晴らしすぎる歌唱があるのと無いのとでは、全然違いました。
「だいきほ」コンビの存在が、お芝居でもショーでも、どれだけ貴重か、あらためて思いました。
「だいきほコンビ フォーエバー」
来年とか、再来年とか退団の噂が勝手に流れていますが、まだまだこのコンビには、楽しませていただきたい!
今日一番強く感じたのは、この思いです。

和気あいあいのアットホームな雪組

新人公演の主演コンビの「ステージトーク雪」に私はいけませんでしたが、知人が内容を教えてくれました。

主演の二人は、吉村家の長男、長女を演じています。
日ごろから役になりきって、望海さんと真彩ちゃんを「トト」「カカ」と呼んでいて、
こどもの日、母の日、父の日には、プレゼントをしあって、家族のイベントを楽しんだそう。

新人公演の日の朝、それぞれの本役からお化粧前にメッセージカードが置いてあった。
望海さん→あみちゃんのメッセージカードの裏には
『もし緊張してしまったら、かいちろうに「ん」が一つ入っただけだから』と書いてあったそう。
息子・嘉一郎(かいちろう) → 父・貫一郎(かいちろう)
望海さんの深い愛に感動!

新人公演終演後、「トト」と「カカ」が待っていて、二人は大号泣で、「トト」と「カカ」も号泣してくれたそう。
トップコンビは、親身になって新人公演に向き合い、助け、見守っていらしたからこそ、大成功で終わって一緒になって号泣されたのですね。

あみちゃんは、「長の期の諏訪さきさんと、彩みちるちゃんに見守られて、安心してお芝居ができました」とも語ったそうです。
99期2人と102期1人という新人公演の主要メンバー構成が、やはり良かったのですね。

舞台を観ても「雪組のチームワークの良さ」を感じますが、雪組の温かさがあったから「素晴らしい新人公演」になったのですね。
現在の望海さん率いる雪組は何をやっても、全て予想の上をいく成功裏に終わっていて、スゴイ!

次なるスターは?

朝美絢君の「齋藤一」は、クールで「俺様キャラ」的な性格の悪さ複雑さが、見ていて実に面白いです。
「齋藤一」の存在が吉村貫一郎に拮抗していくことで、「新撰組の良心」と言われた貫一郎を印象付ける重要な役どころ。
新人公演の星加梨杏君の「齋藤一」は、背が高くてスタイルが良くてイケメンでカッコ良かったですが、芝居が面白いという所には達していませんでした。
朝美絢君の芝居の巧みさをあらためて感じました、
その重要な役どころを現在でも十分担って成功していますが、まだまだ進化しそう。
ショーの場面でも、存在感が大きくなったスター「朝美絢」を感じます。
押し出しが強くて、華やかな顔立ち、オーラ、「朝美絢」だけの魅力があふれています。

95期の「今が旬」なそれぞれのスター候補の活躍を見ていると、「スターを意図的に95期でそろえる」のではなく、「スターがたまたま95期だった」という結果論だと思っています。(95期のスター軍の中に、応援している宙組の96期和希そら君も入れて欲しいですが、ちょっと出遅れているかな。頑張って欲しい!)

私は「永久輝せあファン」なので、ひとこちゃんのさらなる飛躍も願っています。
でも番手的には、95期のスター軍を抜かすことは現時点では難しいのかな?と思っています。

そんなに遠くないうちに劇団の采配があるでしょう。楽しみです。

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