明日海りおさん宝塚千秋楽!生まれ変わっても、また一緒にやろうね
今日は明日海りおさんの、本拠地大劇場とお別れの日でした。
昨日書いていた出待ち=「明日海りお本拠地のサヨナラパレードに8000人(スポーツ報知・朝日新聞)」の報道がありました。
残念なことに1万人にならなかったのですね。現在宝塚ホテルが建築工事中でスペースが狭いこともあるでしょう。

多分誰もカウントしていない、アバウトな数字なので信ぴょう性は無いと思います。
今朝の当日券の並びも、日曜日の昨日の人数まではいかなかったようですが、2000人ほど並んでいたそうです。
ライブ中継があるのに、それだけの方が並ばれるのはスゴイ!

千秋楽のライブ中継に行ってきました。
明日海さんは、舞台上でのアドリブやご挨拶が回を重ねるほどにお上手になっていましたが、今日はご自分の宝塚大劇場での退団千秋楽、しかもまだ東京があるということで、とても気持ちを引き締めていらっしゃって、饒舌ではありませんでした。
6回のカーテンコールがあって、客席に感謝の思いをたくさん伝えてくださいましたが、時間としては短かかったです。
(梅田だったので、その後知人と待ち合わせをしていたのですが、予想よりとても早く終わったので、時間を持て余してしまいました。)
先月の星組のさゆみさん(紅ゆずる)の大劇場千秋楽は、トップコンビで卒業するので、元々饒舌な上、相手役の綺咲愛里ちゃんが先に泣いてしまってので、紅さんも涙を我慢することをあきらめて、涙されながらたっぷりお話をされて、とても長時間で、終わって時計を見てビックリするほどでした。

明日海さんの場合は、お一人で仕切らなければならなかったので、客席が涙モードの中、ご自分はしっかり進行しなければならない責任感で、大変だったと思います。
明日海さんの愛と誠実さにあふれていました。東京の時は「本当の最後の千秋楽、ラストデイ」ということで、もっと濃い空間になるでしょう。

明日海さんとお天気

カーテンコールの時に明日海さんが、
「今日は天候に恵まれまして…、今のお天気はどうですかね?」と客席に尋ねられるシーンがありました。
みんな4時間余り客席に座っているので、外のお天気はわからず、応答できないでいると
「中にいるからわからないですよね。皆さまが帰られる時もお天気だったらいいなと思います」と嬉しそうに話されました。
数日前まで「30日の宝塚市の天気は雨」で降水確率も高かったのに、日にちが近づくにつれて降水確率が低くなり、今日は一時的に曇る時があっても、ほぼ晴でした。
「晴れ女」を自負されている明日海さんは、そのことをファンのために喜んでくださっていたのでしょうね。

web記事に下記のものがありました。

この日は、週間天気予報では雨予報で気をもんだが、明日海は自称“晴男役”。
「3日前は雷マークだったのに、雨マークになり、そして曇りマークに。これは絶対晴れるなと思った。雲はあったけど、青空が見えたので、やった! と思いました。
朝一番に、青空の喜びをかみしめました」と笑顔だった。引用(スポーツ報知)

「やはり!」と思いました。「晴れ女」ではなく、“晴男役”と書かなければならなかったのですね。

最後の大階段は黒燕尾
今日の楽屋入りは、王子さまのような、真っ白なスーツで、とてもお似合いでした。
最後の大階段降りは、先月の紅さんが黒紋付き袴だったので、同じかなと思っていたら、飾りのないオーソドックスな黒燕尾でした

名前を呼ばれて「はい!」と声がしてから大階段にあらわれた明日海さんは、リーゼントが若々しく黒燕尾が最高にお似合いで、大階段を降りて来られる姿にくぎ付けになりました。
その姿に後光がさしているようにさえ感じました。
web記事によると、「男役にこだわって生きてきたので、男役の象徴でもある黒燕尾にされた」とのこと。
はかまに身を包むのは、東京宝塚劇場の最終日だそうです。

一番の幸せは花組で「この人と一緒に舞台がしたい」ともがいてこれたこと

退団発表の時に一番苦しかったことは、月組から花組への組替えだったと仰っていました。
今日のご挨拶では、「タカラジェンヌになれただけでもスーパーハイパー・ギガメガ、とんでもなく幸せですが、一番幸せだったのは花組になって大事な大事な皆と出会い、この人と一緒に立ちたいと思ってもらえるよう、もがいてこられたこと」と仰いました。

今までも、花組のみんなと「ごはんを食べに行ったり」関係性の良いことを良くあげていらっしゃいました。
組替えという試練を通して、花組生と良い関係性を築いていって、その花組の仲間と心が一つである現在の姿を心から喜んでいらっしゃる事が伝わってきました。
昨日の男役としてデメリットと思える「超小さい足」をチャームポイントとあげられたように、花組への組替えは試練であったけれど、現在は乗り越えて一番の幸せといえるようになったことは、逆説的な幸せともいいましょうか。素晴らしいなと感じました。

組長さんが読み上げられる明日海さんからのメッセージの中で、花組トップ就任後、「サンテの黒燕尾でやっと自分にトップおめでとうと思えた」という内容が語られていました。
それまでもトップスターとして精一杯つとめていらっしゃいましたが、やっと自分で自分をみとめられたのでしょう。
自分に厳しい明日海さんらしい内容です。
ここまで自分に厳しくて、またチャレンジ、努力を怠らないからこそ、「現在の誰もが憧れる男役像」が出来上がったのだと思います。
美貌や持って生まれた才能だけでなく、自分で積み重ねの中で努力して培って来られた結果の男役。

望海風斗さんからの花束渡しでの言葉

同期生からの花束は、「雪組」というアナウンスの時点で、すでに会場に声援があがっていました。
現在宝塚でお稽古中で、入団当初は寮の同室で、花組に組替えした時も同期として支えてくれ、退団を決意した時もいち早く報告したのは、望海風斗さん。
これだけ関係性が深いので、「望海風斗さんが同期の代表でお花を渡されるかな?」と私も思っていました。

お花を渡す時に、望海さんが明日海さんの耳に言葉をかけていらっしゃいました。

記者会見で記者の方がその内容を問われると、
「ちょっと、言っていい内容かどうかわからないんですけれど……」とためらいつつ、
生まれ変わっても、また一緒にやろうね、という内容でした」とほほまれたそう。

生まれ変わらなくても、このままお二人共タカラジェンヌを続けて欲しいのですが。
このブログを2月に開設した時から、
「明日海りおさんのような男役スターは、不世出のスターだから、専科に入ってでも続けて欲しい」と書き続けてきました。

望海さんについても、退団の予想の噂が多いですが、望海さんほどの顧客満足度の高いスターは、他にいらっしゃいません。
生まれ変わらなくても、ずっと続けていただきたい!

でも今日の舞台に登場された望海さんは、黒い上下の服をお召しになっていたのもありますが、脚が細すぎてポキッとおれそうなくらい、ガリガリに細くやせていらっしゃいました。
明日海さんも細くなりすぎていらして、望海さんも。トップスターの重責は大変なのでしょう。

89期の美弥るりかさんや七海ひろきさんの退団してからの充実ぶりを見ていると、退団されて新しい道を進んでいかれることも幸せなのだろうと思います。

明日海さんのお花を肩に担いながらの「花組ポーズ」も男前で最高でした!
重いカラーのお花を片手で担ってポーズをされるとは思いませんでした。
花組のトップスターとして、本当に精一杯頑張ってくださっていることに感動です。

東京の千秋楽は11月24日。
どうかラストデイまでお体に気をつけて、頑張っていただきたいと思います。

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