柚香光くんのプルミエールとナウオンでの涙
昨日花組のWOWOWの「宝塚プルミエール」とスカステの「ナウオン」の2番組が、放送されました。
柚香光くんは、プルミエールの方では涙をおさえていましたが、ナウオンでは涙を流していました。
どちらもお顔が赤く、泣いた後のような感じだったので、涙のため途中収録が中断されたのかもしれません。
れいくんは、ドライなサバサバした性格に見えますが、とてもピュアな真面目な性格なのだと、最近事あるごとに感じています。

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宝塚プルミエールの内容について

スカステ同じ初日映像だと思いますが、WOWOWだと映像が高画質で、美しさ、キラキラ感が全然違うことをあらためて思いました。
特に今回はお芝居もショーも美しいので、その差をより感じるのでしょう。

明日海さんの“青い妖精”のような私服が素敵
明日海さんは、青色の肩にフリフリのフリルが沢山ついた妖精のような素敵なブラウスをお召しでした。私服までまさに“青い妖精”。
退団を控えるとジェンヌさんはさらに美しくなっていかれますが、明日海さんも本当にそう。
抜けるような白いお肌に、金髪で、少年ぽさが漂う瑞々しさ。現役がまだまだ続けられそう!
すでに退団公演を上演中なのに、『辞めるの、やめたらいいのに』と思ってしまう。
男役としてまだまだ無限の可能性が秘められていることを感じます。
ここに及んでこんなことを書くのはしつこすぎますね。ごめんなさい。

退団公演の舞台に立つ明日海りおの今の心境は?
(後ろに「シャルム」のケサラを明日海さんが一人で歌っているところが流れていました。このシーンはショーの終盤で「泣くためにある」ような場面)
『そうですね。本当に実感しているようで実感が無くて、稽古場でも先生やスタッフさんが、かけて下さる温かいお心もですし、なんか組のみんなが「セーノ」って言わなくても、みんながウワッと集中してくれている感覚が、やっぱりすごく良いと思うので、前回の公演からガラッとメンバーが変わって、新しく見る感じでやりつつ、クオリティーの高いものをお届けできたらな、っと思うんですけど。はい』

明日海りおと柚香光トーク
真剣に役について語り合った後。

おすすめのシーンについて
面白かった部分だけ抜粋します。
明日海「わたしグラス好きなんだけど」

グラスとは柚香がグラスを持って銀橋で歌うシーン。それを聞いて、れいくんがドキンと反応して嬉しそうに、

柚香「私も好きです!」というと、

明日海「いや、れいちゃんじゃなくて曲がね!曲が、あの曲がぁ」

れいくんちょっと失望して失笑して、みりおさんはその失笑に対してニコニコ嬉しそう。

柚香「そんなこと、あえて言わなくても~」

明日海「あそこになると精霊さんたちは、本当に嬉しいんだ。植物をさ、すごく愛おしそうに歌うハーヴィー。」

柚香「すごく素敵な曲ですね」

結局みりおさんは、れいくんのことを誉めているのだと思います。このシーンの歌、れいくんにしては上手だと思いました。

れいくんは、とても謙虚に真面目にしている所に、みりおさんが茶目っ気をだしてドS的な感じで接するのが、最近の傾向。

それに真面目にこたえるかれいくんが面白い。まるで漫才のよう。
ショーの中の「黒みりお」がわからないと以前に書きましたが、こういうちょっとドS的なところも、「黒みりお」でしょうか。
以前は、話すことが苦手のようで、トップスターになった頃は、終演後のご挨拶を何よりも恐れていたように見えました。
それが今では、終演後のご挨拶はもちろん、後輩との会話もユーモラスに展開できるようになったのですね。流石です。

れいくんは、ヤンさん(OG安寿みら)の振付の時のことも話され、ヤンさんのお言葉にみんなが心を動かされたことを、熱く語っている時は、少し目がうるんでいました。
その語り方にとてもピュアな思いがあふれていました。
ヤンさんの愛の深さが、お二人の言葉からあふれていました。

トップスターの心得を伝授 BY 明日海りお
1 よく寝る
短い時間で良い質の睡眠をとれると良い。

2 よく食べる
トップになると痩せるから、多めに食べた方が良い。

3 お行儀よく
宝塚の生徒、花組の代表として。生徒としてちゃんとやろうという心があるだけで。舞台がちがうし普段も違うしみたいに、なるかもね。

この発言のあと
明日海「子ども~か!」
柚香「お母さんみたい。はい、頑張ります!」

れいくんからみりおちゃんへ
『一分一秒大切に、きちんと明日海さんがご覧になっているものを、ちゃんと自分も見て、感じることができるように、頑張ってまいります。』
みりおさんを見つめながら、真摯に語っていました。

黒燕尾の終わりで、みりおさんが、れいくんの背中押すところが、映し出されていました。このショーの中で「花組の引継ぎを感じる尊いシーン」です!

ナレーターは、早霧せいなせいなさん
「100週年の年にトップスターになった同士」だと、早霧さんがおっしゃっていました。
明日海さんは、2014年5月12日付、早霧さんは、2014年9月1日付でトップに就任。

NOW ON STAGE 花組公演

『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』『シャルム!』/出演:明日海りお華優希柚香光瀬戸かずや水美舞斗

言葉がなくても通じ合っている、れいまい
明日海さんが真ん中でその左隣には、柚香光くん、水美舞斗。「れいまい」は隣同士でした。
マイティは、真面目で、役を考えて考えてこだわりぬいて演じていることを語っていました。
その悩んだ分ニックは、芝居の中でとても良い味を出していたと思います。

言葉に出さなくても、表情かられいは感じ取ってくれる」とお話の中で例として挙げていました。
二人は組配属からずっと花組で、共に今まで切磋琢磨してきた仲。
れいくんがトップスターに決まりましたが、マイティも変わらず頑張り続けていくことでしょう。

宝塚グラフ9月号」のマイティと瀬戸かずやさんとの対談で、あきらさんから「私は体を心配しています。意外と繊細なんだよね。健康には気をつけて」と言われていたので、「筋肉体力」自慢の人だと思っていましたが、お体のことが心配だと思いました。対談は横浜アリーナでのコンサート前のことなので、今はお元気になっていらっしゃることを願っています。

「ナウオン」で、お芝居の話の時は、れいくんは普通に話せていましたが、ショーのフィナーレの黒燕尾の話になって表情が変わってきました。

黒燕尾の後、みりおさんの所に、マイティ、あきらさん、れいくんと順番に行って二人で踊るシーンがあります。
「れいくんとはポーの一族の時の振り」という話題になると、れいくんが必死に涙をこらえている表情になり、無口でした。
それは先ほど書いた、みりおさんが、れいくんの背中押す「花組の引継ぎを感じる尊いシーン」です!

サヨナラ公演になりますが、明日海さん今のお気持ちは
『お芝居もショーも卒業を意識する流れがあるので、だんだん慣れて来ないように、毎回新鮮に、毎日一日一日を大切にするということを忘れないようにしたいなと思います。あとはみんなとの時間を大事にしたいなって思います。』

明日海さんへ贈る言葉
水美『いて欲しい、…いや、居なくなるわけがない、いやでもなんかという、難しい所で生きてます』

明日海『ちょっと蓋があいたら、あぁっと思っちゃうから、ちょっと、(手で蓋をしめる仕草を)というところがあるかも。』

水美『さゆみさんが毎回の公演を一回一回大切にされるように、自分自身も大切に学べることをとにかく学び吸収して、全力で公演に臨みたいと思います。』

マイティが話している隣で、れいくんは必死に涙を堪えていました。順番にあきらさん、華ちゃんと話していって、華ちゃんが話している時にれいくんが、自分の手で涙を拭っている姿が映っていました。

柚香『今あまり思い返して、言いたくはないんですけど、明日海さんには沢山いろんなことを教えていただいて、助けていただいて、沢山ご迷惑もかけて、本当にご恩が沢山あるので、今までと変わらず明日海さんが自分のしたいことやりたいことにちゃんと時間をさけるように、明日海さんが安心して千秋楽のその日まで芸事に向き合っていけるように、お芝居のセリフでは無いですけど、「1分1秒」を大切にして、誠実に時を重ねていきたいなと思ってます。まだ、送る言葉は言いません。日々を大事に…』
と目を真っ赤にしながら、涙をこらえながら話していました。

明日海さんから
『花組にはこんな素敵な人たちがいっぱいいて、こういうお芝居です。こういうショーです。見てください。という作品であることが1番だなと思いますので、みんなが健やかに精一杯舞台で出し切れる日々であったらと思います。私もお客様との時間を大切にしながらやっていきたいと思います。』

次期トップスターへの重責
二つの番組のれいくんの姿を見て思ったのは、明日海さんがどれほど偉大なスターであったか、その明日海さんが好きだったか。
その惜別感と、自分が後を継ぐ責任感でいっぱいなのですね。

まだ研11、しかも中卒で入学しているので若いです。
その若さで、宝塚の一番伝統のある花組のトップスターになることは、どんなに大きいプレッシャーでしょう。
大きな壁に向かって、真摯に乗り越えようとしているので、少しでも自信をもってトップスターに就任できるよう、応援したいと思います。

今回のお芝居でのれい君は、普通の純朴な青年を情感をこめて演じています。とてもお芝居が上手になったと思います。
今回のようなこれといった特色のない役を魅力的に演じるのは技量がいることで、出来ていたと思います。
苦手と言われる歌も、今回はそんなに聞きづらくは無かったです。頑張って練習されたのでしょう。
ダンスはもちろん素敵です。

同時期にトップスターになる礼真琴くんの存在
花組柚香光くんは、6期違いの、89期の明日海りおさんからトップのバトンを受け継ぎます。
星組の礼真琴くんは、7期違いの、88期の紅ゆずるさんから。

学年差が大きいということも、プレッシャーになると思います。
礼真琴君が二人は、いつも同じような立場を与えられた「運命共同体」とれいくんのことを言っていましたが、同期に同じ立場になる人がいることは、大きな救いであり助けでしょう。
明日はラジオの「ビバタカラジェンヌ」に、柚香光くんが出演します。また放送を聞いたら、こちらで紹介したいと思います。

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