台風の中15時公演観劇できて感激!でもこれで良かった?
台風10号の中、本日の星組『GOD OF STARS-食聖-/エクレール ブリアン』15時公演、無事に紅さんを見納めしてこれました
18時に公演終了後外に出たら、土砂降りでしたが、阪急電車が動いていたので、家に帰ることもできホッとしました。

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公式ホームページの発表で

朝起きて、午前9時半公式ホームページを見ると、下記のような案内でした。

本日の宝塚大劇場星組公演(11時/15時)は定刻に開演いたします。
ただし、台風10号の影響により、公共交通機関の運休やダイヤの乱れも想定されますので、ご来場に際しましては、最新情報や天候の状況に十分ご注意いただきますようお願い申し上げます。

なお、本公演をご観劇予定のお客様において、お住まいの状況や交通機関等の運行状況により、やむを得ず劇場へお越しいただけない方につきましては、下記までお問い合わせくださいますようお願いします。

昨日ブログを書いた時点では、15時公演が中止になる可能性もあるだろうし、中止にならなくても、行かない方がいいだろうと思っていました。チケットが無駄になっても。

しかし「やむを得ず劇場へお越しいただけない方、電話をして」、という内容をみて、私は阪急電車だけで行ける所に住んでいるため、「やむを得ず劇場へいけない方」に該当しないので、「行かなければならない」と思ってしまいました。

昨年の台風で電車が止まった時のことを調べてみたら、タクシーは利用できたようなので、電車が止まったらタクシーを利用すればよいか、と行くことに決めました。
幸いまだその時間は雨が降っていなかったので、雨が降る前に大劇場に着くようにしようと、通常の2時間前に家を出ました。(通常大劇場に行く時は、開演時間30分前に着くようにしています。)
大劇場内の「宝塚歌劇の殿堂」で、「紅ゆずる」展をやっているので、それをゆっくりみれば良いかと。

世間の状況は厳戒態勢

家を出る前に再び宝塚の公式ホームページを見ると、『台風10号の影響に伴う8月15日(木)の宝塚大劇場各施設の営業体制について』というページが追加されていて、キャトルレーヴ 宝塚店をはじめ、大劇場内の店舗は15時までの営業で終了と書かれていました。

そして宝塚駅について、「宝塚阪急」を通ると、そこも15時までの営業で終了と書かれていました。

阪急電車のホームページをみてみると

台風が接近しています。今後さらに風が強まり、危険な状態が予測されるときは、列車の運転を直ちに取りやめます。
運転を見合わせた場合、台風が通過しても施設の点検等が必要なため、終日運転を再開できない場合があります。

梅田の会社に勤めている息子より、電車が止まったら困るので15時で仕事が終わる、というLINEもありました。

宝塚の公演は15時から始まるけど、百貨店をはじめ大劇場内の店舗でさえ、15時で終了
しかも阪急電車は、いつ止まるかわからない状態。会社勤めの人も早じまいしている状況。

阪急電車に乗った時に、窓の全部にブラインドがおろされていて、
「台風接近のため飛来物でガラスが拡散する防止のため、ブラインドをあげないように」という注意を車掌さんが言いながら廻っておられました。

宝塚大劇場に入ると、テラスへの各ドアには「台風接近のため開閉禁止」と貼られていました。

否が応でも「厳戒態勢」の中にあることが感じられました。
ただ大好きな宝塚の空間の中で、これから大好きな宝塚の公演を観ようとしているのだから、と気持ちを切り替えるようにしました。
殿堂の「紅ゆずる展」でたっぷり時間をつぶしてから、大劇場に入場しました。

台風の厳戒態勢下でも客席が9割埋まっていた

こんな厳戒態勢下、観劇に来ている人は半分くらいかな?と思っていましたが、開演時間にはほぼ9割は、埋まっていたと思います。
今回は2階のS席前方だったので、周りがしっかり見えていませんが、空席はポツポツという感じ。
私のお隣と前は、たまたま空いていました。
こんな状況下で、ここまで集まる「宝塚ファン」の熱意に驚きました。

開幕すると夢の世界に誘われ、「食聖コンテスト」紅さん演じるホンが登場するところでは、
普段は「俺。端正!」と言うところが
「みんな台風なのに来てくれてありがとう‼️」
と仰ってくださいました。

もう、その一言で、台風の中、「帰りはどうなる?」という心配など吹っ飛んで

「来て良かった!」と大感激!

相変わらずの単細胞な私。

宝塚大劇場での千秋楽をあと4日後に控えて、紅さんのキラキラしたスター性がさらに輝いていました。
コメディセンスも、アドリブも!
言葉や語尾を異常に長く言い続けて、受けていましたね。
はける時の「超端正」も「俺もそう思う!超超超超超………端正!」
吉本的な感じの加速といえばそうですが、もう紅さんの場合は、紅的お笑い!

今回もドカン、ドカン、と大笑いをしていたら、涙が出てくることはありませんでした。

ショー「エクレール ブリアン」も、ますます紅さんの魅力があふれかえって眩しすぎます。
「ボレロ」ではじめ紅さんはその他大勢といった感じで、暗い中誰が誰だかわからない中で、踊っていらっしゃいます。(一度観れば、どこにいらっしゃるかわかるようになりますが)
途中からスポットライトが当たって、紅さんがはっきりわかるのですが、その他大勢の中に長くいて、急にスポットライトの当たるようなスターになったのが紅さん。
殿堂の「Memories of 紅ゆずる」を見て、初舞台のかわいい時から、「スカーレットピンパーネル」新人公演主演を経ての現在までの「辿ってこられた軌跡」をみて、そういう思いをあらたにしました。
今までは殿堂に行っても、あっと言う間に見終わっていましたが、今日はたっぷり時間があったので、じっくりじっくりと時間をかけて、紅ゆずるさんを満喫することができました。
これは台風のおかげです。
紅さんは、圧倒的な輝きを放っている特別なスターさんだと、あらためて思いました。

本日の劇団対応は良かったのだろうか?

台風の中でも、今日の公演を観ることができて喜んでいる方は沢山いらっしゃるでしょう。
公演を中止にしたら、わざわざ遠征に来ている方には不満がいっぱい残ったと思います。
もうすぐ大劇場で千秋楽なので、私のように最後の舞台として観ることができた人は喜んでいると思います。

終演後に阪急電車が動いていたことで、「結果オーライ!」となっていますが、止まっていたら、私も含め、大変だったと思います。

阪急電車は動きましたが、JRは止まっていたので、急に宿泊にしたり、遠方まで知り合いに車で送ってもらったり、いろいろと大変だった方も多くいらっしゃると思います。

やむを得ず劇場へお越しいただけない方が電話で問い合わせた結果は、「後日ご案内を公表する」だったそうです。
多分来ることができなかった方に、払い戻しなどの処置があるのかもしれません。
「払い戻し」ということを今日の時点で表示してしまったら、9割近く客席が埋まることは無かったかもしれません。

「何が正解」か、わかりませんが、「帰れるだろうか?」という不安をいっぱい抱えて観劇したことは、精神的に疲れました。

でも、舞台上のスターさんたちが、その不安や心配をはねのけるほど、輝いて素敵なので、宝塚って本当に不思議な世界だと思います。
だから、私は宝塚をずっと愛し続けると思います。

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