「花より男子」の千秋楽を一昨日迎えたばかりなのに、今日は『A Fairy Tale －青い薔薇の精－/シャルム』」の制作発表会がありました。
制作発表会出席は、明日海りおさん、華優希ちゃん、柚香光君。３人のいでたちはポスター通り。
みりりんの青い長髪に青いまつげ、青いフェアリー風のお衣装は、ポスター画像より、先行画像そのままの青い薔薇の精が飛び出てきた感じでした。
（今まで明日海さんの場合、ポスターと舞台の実像は100％同じでしたが、この青い薔薇の精のポスターだけは、顔を大きく伸ばし過ぎて、実物の方が素敵という不思議な現象が起きています。美しい方は100％そのままの方が手を加えて修正するより美しいという実証。）
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華ちゃんについて
みりりんの隣にいるヒロイン華ちゃんは、ホッとする可憐さ。
華ちゃんがヒロインであることは、間違っていなかったのだと思いました。
華ちゃんは「明日海さんと心をしっかりと通わせながら、丁寧に演じたい」と意気込みを語ったそうです。
技術的な不足があっても、心が通っていて、丁寧に演じていたら、素敵なヒロインになるでしょう。
制作発表の写真では、華ちゃんがみりりんに抱きしめられているものもありました。サイズ感が丁度良い。
「男役を極める」明日海りお
今までのみりりんの言動から、「男役を極める」ということを追求されてきたと感じています。
下級生時代は誰よりも娘役が似合っていて、多分娘役への転向のススメを受けても、男役にこだわり続けて、現在に至っているのだと思います。
そのため、先日の横浜アリーナでの「恋するARENA」で淑女で登場した時はビックリしました。
映像の自分の紳士と踊るため、と説得されたのでしょうね。
やはり美しすぎる淑女で、勝手に退団後の活躍を期待しました。
しかし「男役にこだわりをもつ」明日海りおは、在団時にそういう退団後をにおわすことは本心ではやりたくなかったのかもと。（私の勝手な妄想かもしれません）
お芝居「青いバラの精」についての思い
はじめに「青いバラの精」を演じると聞いた時は、「妖精？ 羽とか付けるのかな？」と想像して衝撃でドキドキしたそうです。
植田先生のストーリーや描きたいものを聞いて、植田先生の世界観を知って、
『私にしかできないものをやりたいです。心に残るような、ちゃんと深いものを、中身の部分を大切にやっていきたいです』と。
「男役にこだわる」みりりんは、単なる妖精で終わりにはしたくないのですね。何となく気持ちがわかります。
植田先生の言葉
「花組の一人一人の力や魅力をぞんぶんに発揮できる作品を目指しています。明日海りおのサヨナラということで、一瞬一瞬、特にラストシーンが皆様の一生の宝物として残るようにと思っています」
「シャルム！」について
表題はフランス語で、魅力や色香、魔法、呪文などを意味する
稲葉先生のことば
「明日海りおの色んな魅力をふんだんに入れた、宝塚歌劇ならではのレビューにしたい」。スーツや軍服、黒燕尾などの姿で多彩な場面を盛り込む予定とか。
黒みりおも
稲葉先生は、「ふわりとしているけれど、舞台に立つととても悪い顔をしたりする。『黒みりお』というんですかね。そういう場面も盛り込みたい」と語られたそう。
最後までストイックな明日海りお
華優希、柚香光、演出家らが明日海の魅力を語ったそうです。
れいちゃんは
「元々もっていらっしゃる麗しさを常に磨き続け、どんなにつらいときも、どんなに極限の状態でも、磨き続けることをやめない。
戦い続けることのできる精神力が、造形美だけでない明日海さんの美しさの元になっているんだなと感じます。」
最後に「そういうところをお慕いしております」と口にし、直後に「恥ずかしくなってきた。汗かいてきちゃった」と恥じらっていたそう。
みりりんの「戦い続けることのできる精神力」そういうストイックな部分も、れいちゃんから尊敬されているのですね。
みりりんは、
「就任期間が長くなればなるほど、皆さんお優しくなっていく。
もっと進化して、皆さんうなるような舞台にしたい。
容赦なくダメ出しいただいて、花組も10ランクくらいアップしたい」
と、さらなる向上心を見せたそう。
「歌劇7月号」の「組レポ」のエピソード
「歌劇7月号」でも雪組の早原まこさんの「組レポ」ページに、なぜか花組明日海さんのことが。
「組レポ」に掲載するお願いに行くと
「最大に私を卑下してください」というお返事があったそう。
みりりんの素敵さをみんな褒めるのは当たり前。
なのにみりりんご自身は、そういう言葉をはねのけて、マイナスの言葉を糧にしてでも、ストイックにとんでもない高みを目指されていこうとされているような。
10ランクアップなんて…
退団記者会見でも
「最後までもっともっと、憧れている男役の幅を広げて、花組がよりよい組になるよう、自分のすべてをささげたい」と完全燃焼を誓われました。
ファンのために、頑張ってくださっていることは有難いと思いますが、あまりにもストイックすぎて、無理をなさらないようにと思っています。
制作発表の各メディアの写真で見ただけですが、楽しみが増してきました。
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